ISO関連書籍出版数

13.12.28
今現在、ISO認証件数は減少する一方、それだけでなく認証の価値はゴムが切れた靴下、いやパンツのように下がる一方、審査員の登録者数も減る一方のようだ。
私は以前から関連書籍の出版数もその一つの指標になるのではないかと考えて毎年、ISO9001とISO14001に関する書籍の数を調べてグラフにしている。
ISOに関わる本となると、新しいMS規格もあるし、ディスクの書き込み仕様、計測器の校正機関などについてのもあり、第三者認証の盛衰を表さないと考えているので、ISO9001とISO14001限定にしている。
さて、過去数年間減少してきているが、2013年はどうなのかと調べた。

その結果は、
やはり見事に近似線に沿って減少していた。
ISO本出版数
ISO9000sの改定は、1994年、1998年(JISの文言のみ改定)、2000年、2008年である。
ISO14001は1996年制定、2004年改定である。
規格改定はISO本のカンフル剤であることは間違いないが、効き目が短いことも間違いなさそうだ。

まあ、ISO環境法の解説本などもあるし、日本規格協会がJISハンドブック(環境マネジメントやISO9000など)を出しているからゼロになる心配はないだろう。
規格改定が2015年だから来年は報告書や規格対応の解説書が出るのだろうか?
いずれにしても最後のあだ花かな?
あだ花ってなにか?
咲いても実を結ばずに散る花のこと、本を出しても売れず、あるいは本を出しても認証は増えず
イカン、誰か玄関に来た・・・

2014年の出版数を追加
2014.12.02
2014年に出版されたISO9001とISO14001に関する本の数を数え、上記グラフを見直した。
2014年は4冊であった。
来年はQMS、EMSとも規格改定になるから、規格対訳本をはじめ、解説本、対策を書いた本、参考になるもの、参考にならないもの、うそを書いたものがジャンジャンと発行されるのではないだろうか?
何冊発行されるか、一つ賭けませんか?
私は・・・・そうですねえ〜、品質環境あわせて20冊でどうでしょう?
少し多すぎかな?


ISO認証件数 2013

2013.12.30
年末の恒例として、JAB認定のISO認証件数のグラフを書いてみた。
2013年の第2四半期と第3四半期に大きなくぼみがあるが、これは統計上あるいは単なる処理のミスによるものと思われる。
さて、傾向とすれば・・・・考えるまでもなく単調減少である。
お断りしておくが、私は別にうれしくともなく、また悲しくもない。
ISO審査の現実を見て、そしてその成果を見れば、当然の結果であると考えていることは事実である。
ということは、来年から急に上向きになることは決してなく、急激に減少することもないだろう。
ISOMS規格に基づく第三者認証制度は、ジワジワと死期を迎えているということだろうと思う。
南無阿弥陀仏

JAB認定件数推移
出展はJABの適合組織検索のデータによる。本来であればJABがこの登録件数の推移を公開すべきであろうが、数年前から情報公開をやめてしまった。JABがしないなら私がグラフを作って公開する義務があると考えた。

うそ800 本日のおねがい
みなさんがより詳しい情報あるいはよりよい指標をお持ちでしたら、ぜひご教示願います。




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Finale Pink Nipple Cream