我が愛しきグアム

2016.06.16
先週1週間グアムに行ってきた。1週間と言っても最初の日と最後の日は移動日だから向こうで遊んだのは実質5日だ。総合的にみて楽しかった。グアムには何度も行った。日記をつける習慣はないし、失効したパスポートは家内が捨ててしまったので何度行ったのか正確には分からない。

1996年か97年だと思うが、当時大学生だった娘が帰省したおりに、グアムに行ってきたという。
っと驚いた。我々夫婦が爪に火を灯すような暮らしをして子供たちに仕送りしているというのに、我が娘は親に内緒でグアム旅行をしていたのかと・・_| ̄|○
お父さん、旅費はアル
バイトしたから心配い
らないのよ

娘
娘曰く、グアムに行ったお金は仕送りからではなくアルバイトしたからいいじゃないとの仰せ、そうかもしれないが、それなら仕送りを減らしたものを・・・
まあ、自分が考えてやりたいことをするのは大人になったということなのだろうと考えるしかない。仕送りを減らすこともしなかった。
その少し後、会社からお褒めと金一封を頂いた。金額はうろ覚えだが10万だったと思う。予期しないお金だったので、家内と話して何か記念になることに使おうと決めた。家内も大学1年だった息子も外国に行ったことがないので、家族全員でグアムに行くことにした。グアムがどういうところか知らないが、娘が行ったというからプラニングとガイドは娘に任せよう。
それが私が初めてグアムに行ったいきさつである。もちろん10万では家族4人の旅費には足らないが、旅行に出かけるきっかけになったというわけだ。いつだったか忘れたが、指折り数えるとたぶん1998年だと思う。今から20年近く前だ。

スーツケース ポンコツ車に家内と私の荷物を積んで東北道を南下し、息子と娘を拾って成田に行った。空港からかなり離れた有料駐車場に停めて、そこから空港まで送ってもらう。福島県から成田までの交通機関を調べたが、そういう方法が一番安かった。駐車料金と送り迎えで3000円くらいだった。JRで成田まで往復すると、ひとり2万を軽く超える。
さて搭乗したものの強い雨と雷のため、1時間以上機内で待機していたのを覚えている。それはともかくやっとのことでグアムに上空に着くと、町中がイルミネーションで飾られ、上空から見てもそれがとんでもなくきれいだったのを覚えている。まさに夢の国である。

最初に行ったときは毎日オプショナルツアーに参加した。
ココス島にも行った、横井さんが隠れていた洞窟にも行った、観光農園、ジャングルツアー、デナークルーズ、水族館、マジックショーなどなど歩き回った。田舎者にとっては面白さ珍しさ満載で、まさに子供にとってのディズニーランドのようなものだ。
免税店 もちろんショッピングもした。当時はヴィトンをはじめとするブランド品は今ほど日本にはあふれておらず、「日本より相当安い」とブランドに目がない娘は言う。ブランドなどに興味がない私にも、ギャラリアは豪華絢爛に見えた。店内には今に比べたら高級品も安い土産物もあふれていた。そのときは大規模な免税店としてギャラリアだけでなくハクボタン(白牡丹)があったし、タモンサンズプラザ、アカンタモールも買い物客であふれていた。私は銀座とか六本木などでウインドウショッピングしたことはなかったので、その豪華絢爛さに圧倒され、さすがリゾートという印象がある。

それまで私は仕事でタイには何度も行ったし、結婚前にはアメリカ西海岸に観光に行ったこともあった。だけどこのときほど遊びまくったことはなかった。いやあ海外旅行って楽しいですね。
そんなわけで翌年再び家内と二人でグアムに行きました。着陸する前に地上を見るとあのイルミネーションがありません。えっ!驚くと同時にがっかりしました。前年の台風か何かでなくなったらしい。華やかさがひとつ消えました。
翌日からまだ行ってないオプショナルツアーに行きました。街やお店の華やかさは変わりませんでした。しかしココス島はもうだめになりましたね。アクティビティが減ったし、食べ物も・・
それからココス島には行ったことはありません。

アメリカ同時多発テロ事件 2001年にニューヨークでWTCテロがありました。
その直前に夫婦でラスベガスに行こうと申し込んでいたのです。旅行会社からテロがありましたが旅行を止める気はありませんかと問い合わせを受けたのを覚えている。
私たちはそれを気にせず行きました。日本もアメリカも空港の警備がとてつもなく厳しかった。そしてテロのせいで観光客が非常に少なく、ベガスもグランドキャニオンもすいているを通り過ぎて閑散としていて、それがかえって快適でした。
ラスベガスはさすが世界の歓楽街、グアムとは桁違いに豪華絢爛、いいところですねえ〜。お金があればまた行きたい。残念ながらお金がない。

し、次はヨーロッパ旅行だと思ってたんですよ、そのときはね、
WTCテロの翌年、テロより恐ろしいリストラですよ。龍と馬とか、竜と虎ならともかく、リスと虎の組み合わせはあまり恐ろしさを感じません。ともかく生きていくにはお金が必要、合法的にお足をいただくには働くしかなく、流れ流れて都会に来ました。
もう海外旅行なんて浮かれている場合じゃありません。ひたすら働くのみ!

さて、こちらに来て2年ほどしますと落ち着きましたので、家内とタイに行きました。その10年前、1990年代初め私は仕事で何度もタイに行き、長いときは半年もいました。そんなことがありましたから家内が行ってみたいという。
行けばまあそれなりに面白かったし、懐かしい思い出の場所もあります。ただラスベガスは別格としても、グアムレベルの華やかさもないのですね。そりゃ当たり前ですよ、純粋培養のリゾートと一般の都市観光では、ディズニーランドと街中の公園くらいの違いはありますからね。
ということで翌年から家内と二人でほとんど毎年グアムに行きました。グアムは近くて安くて安全なリゾートだから楽しいのです。それに家内はベガスに行ったときから、飛行機に長時間乗るのが苦痛だと言います。長距離なら次回はビジネスクラスじゃなくては嫌だとのこと。宝くじ当たらなくちゃそれは無理ですよ。
安全とは: バンコクでは歩道を歩くとき、敷石が地面に落ち込んでいないか、道路に穴が開いていないかを注意しながら歩かなくてはなりません。そういうのは安全じゃないですよね。
強盗、スリがいないことばかりが安全じゃありません。

グアムにはその後何度も行きましたが、そのたびに変化がありました。でも良いほうに変化してきたのではなく時間とともに劣化してきたように思えるのです。
あの素晴らしいイルミネーションは復活しませんでした。ハクボタンはなくなりました。なんでもWTCテロ以降観光客が減少し、テロの2年後に閉鎖したそうです。元々グアムはギャラリアのようなお店がいくつも存在できるほど観光客はいないのでしょう。当時既にアカンタモールもタモンサンズプラザも閑散としていました。
ラグーン 今回行ったらアカンタモールは解体工事中でした。タモンサンズプラザは営業していましたが、店の前の歩道は人が歩いていません。店の前の舗道の敷石はうっすらと苔むしていて人通りがないことが一目でわかります。ここも長くは続かないような感じです。そうそうグアムプレミアムアウトレットもかっての面影はありません。ブランド品のお店も減り、アウトレットというよりもイオンやヨーカドーレベルのショッピングセンターです。
それでもギャラリアは頑張っていましたね。何年か前行ったとき、ギャラリアをぶらついてたら、田舎で働いていたときの同僚夫婦とばったり会いました。聞くと定年前に夫婦旅行に来たとのこと。奥さんは初めての海外旅行だそうで、お土産の買い物が大変だと言ってました。初めての海外旅行はお土産が必要ですよね。我々は思い出だけで十分で、お土産は必要ありません。
元同僚と会ったのは偶然ですが、ここは観光客が必ず来るところと言っても良いでしょう。今回も我々は毎日行きましたが、展示物も減り客もおらず寂れたなと感じました。

グアムに行くなんて言いますと、贅沢と思われるかもしれません。実はグアムって安いんです。国内の温泉旅行だって食事とか部屋にこだわると1泊2万はします。2泊3日の旅行なら、お土産を除いて旅費、宿、観光でひとり10万近くはするでしょう。去年札幌雪まつり3泊4日のツアーに参加しましたが、グアムよりも高かったです。
季節にもよりますが、グアム4泊5日なら飛行機とホテルで6万なんて普通です。食べ物はそりゃピンキリです。名のあるレストランなら天井知らずでしょうけど、フードコートなら数ドルで済みます。街中の移動ならトロリー乗り放題ですしね。一般的に言って、国内旅行より安いのは間違いありません。

退職してからは毎日が日曜日、ならばグアムは何度も行ったのかとなりますと、そうもいきません。そりゃ毎日が暇と言えば暇なんですが、実際には、マンションの行事、役員会、知り合いから誘われて老人会の行事、囲碁クラブ、何かの勉強会(笑)、もうスケジュールがびっしりです。
年寄りが何をそんなに頑張っているのかと言わないでください。

とはいえ、2・3年サンゴ礁を見てないと、いてもたってもいられなくなってきました。禁断症状というのでしょう。それは家内も同じようで、ちょっと出かけようと。
まず時期ですが、これは安い時期を探します。安いのは冬場とか雨季です。その時期には価格表(右図)に安いAがあります。おっとツアーのパンフレットをご覧になると、まず左図のように横軸にABCからQくらいまで並び、縦軸にホテルがグレードごとに並び、さらに泊数に細分され、縦横の升目にお値段が書かれた表があります。ABCは出発日を示し、これによって値段が決まるのです。
価格表
価格表

右図の6月にはABCと安いものしかありませんが、夏休みに入るとHとかKとか高いものが現れ、安くてもDとかEしかありません。

予算優先であれば、左の表からホテルを選び、折り合える金額のアルファベットをみて、日程を右の表から選ぶ。ご覧のとおり観光シーズンには安い方のAからCくらいまではありません。
シャッター優先ならぬ絞り優先、いや違った、予算潤沢で日程優先なら、左の表だけで決定できます。

ホテルは過去あちこち泊まりましたが、高級なところに泊まりたいという欲求はありませんのでBグレード、Cグレードで十分です。とはいえDグレードホテルとなると海に面していないのがほとんど、ひどいものは海岸から数百メートルも離れています。ホテルの部屋から水着でビーチに行くことができません。我々は日長一日ビーチにいたいので、というかそれが目的ですから、ビーチのあるホテルでなければなりません。とまあそんなことを考えてホテルを選びます。
それから観光するところを決めますが、家内はデデドの朝市、チャモロビレッジの夜市は必須とのこと。オプショナルツアーはもう行くところがありませんのでパス。ギャラリア、Kマートやマイクロネシアモールは無料バスでいつでも行けます。
まあ、その程度の大まかな計画で十分でしょう。あとは成り行きでどうにでもなります。我々の目的はビーチでゴロゴロすることですから。

さて、今回のグアムの体験ですが過去と大きく変わりました。
それが本日の本題です。ここまで前振りで、やっと本題になります。
まずひとことで言って以前よりますますさびれました。観光客は少なく、土産物屋も相当減りました。残っているお店も閑散としていて商品も少ない。本当にスロー(不景気)だなあと感じました。
そもそも今回成田で乗った飛行機はボーイング757でしたし、空席が目立ちました。10数年前はボーイング747でいつも満席でした。747は乗客400人弱、757は200人弱、便数が同じとすると観光客は半減です。実際には日本からの航空便は減っています。ともかく観光客が減ったと実感しました。おっと先ほど書いたように、私たちは安い時期にしか行きませんから過去と比較できるのです。もっとも良いと言えるかどうかですが、空いているおかげで、空港の出入国管理やバゲッジクレームはスイスイと通過できました。

空港に到着して降りた客は当然日本人ばかりです。しかし翌朝のホテルは韓国人ばかりで欧米人も日本人も見かけません。いてもほんのわずかで気が付きませんでした。ホテルでもレストランでも聞こえてくるのは韓国語ばかり。韓国語特有の音声でしかも大声なので、特にうるさく感じます。英語もフロントでしか聞こえません。日本語はまず聞きません。
スイミング 更に違いがあります。従来は朝と夜はホテルに人がいましたが、日中宿泊客は観光、ショッピング、その他様々なアクティビティに出かけるのでホテルは閑散としていました。ところが今回は朝も昼も夜も、ホテルは大勢の人で混み合っています。ホテル前のビーチもホテルのプールも満員です。プールが満員というと変ですが、直径20m程度のプールがぎっしりです。数えたら40人もいました。大の大人がプールに大きなビニールのイルカとかボートを浮かべて遊んでます。これじゃ泳ぐどころではありません。
全員が韓国人です。韓国人が出合えば韓国語で大声で話をする。部屋でも廊下でもロビーでもエレベーターでもプールでもレストランでも、我が物顔という言葉がありますがまさにそれです。

ホテルのレストランの食事風景
韓国人食事の絵
たいてい片膝を立てて椅子に座る。一方の足をあぐらのように反対側の足の上にのせるのもいる。両足をそろえて座っているのはまずいない。女性も同じスタイルである。
そして決してスマホを離さない。
アメリカで帽子をかぶったまま食事するのはもはやマナー違反ではないと聞いたことがありますが、そうなんでしょうか?
ともかく韓国人は帽子をかぶり椅子の上に片膝をついて左肘をついて食べるのが男女問わずスタンダードです。はっきり言って、みっともない。さらに言えば、食事をしながらスマホをいじっているのがデフォルトです。マナーというのは国や地域によって違うのだろうが、あれは私は気に入らない。
ちなみに日本人ではそういうのはいなかったし、現地人にもアメリカからの旅行者にも帽子をかぶったまま食事というのは見かけなかった。片膝というのはありえない。韓国人は自分の国の作法をどこでも通用すると思っているのだろう。
プールでもビーチでも態度は同じだ。宿泊客は無料でカヌーや遊具を借りられる。カヌーを借りようとしたら、残念ながら全部貸し出されていた。私の後に来た韓国人が10ドル札を出して係員の目の前でそれを振って、順番でなく人より早く貸せと交渉していた。私自身、傍若無人であると自任していたがとてもあの真似はできない。真似以前に、買収しようという発想が出てこない。傲慢というか、なんというか? 自分の国でもそういうことをしているのだろうか?

ツアーデスクにいた日本語を話す現地の人と立ち話をしたが、韓国人はスポーツアクティビティとかオプショナルツアーに行く人は少なく、ほとんどがホテルのビーチとプールで一日を過ごすそうだ。このところ日本人観光客が減って落とすお金も減り、それだけでなく観光客のマナーが悪くなりどんどんとリゾートとしての質が低下してきたという。困った現地の観光業者は対策を検討中とのこと。
実は私たちが帰国するとき空港でグアムの観光改善のためというアンケートというかヒアリングを受けました。過去何度も来て今までは楽しかったが、今回はマナーも悪く混雑もひどい。今後グアムに来るかどうかわからないと正直に回答しました。

ご注意というよりも警告: 私が韓国人差別だとか偏見だとか、ヘイトを語っているという人がいるかもしれない。だが、そのようなことはない。
40数年前、私がアメリカ西海岸に観光に行くときのこと、私は田舎者で貧乏だからナイフとフォークで食べたことがない。でもテーブルマナーが大事というのは認識していたから田舎とはいえホテルのレストランで当時3000円か4000円のフルコースを頼んで食べた。もちろんウエイターに指導してもらった。一度ではなく二回練習(食べた)した記憶がある。
なお当時カツ丼が300円だった、今は700円から1000円だろうから、当時の3000円は今なら7000円から1万くらいに相当し決して安くはない。
またドレスコードにも気にして、西海岸ではレストランに行くときは常にネクタイをしていた。その後90年代タイにいた時も、レストランに入る前には必ずドレスコードを聞いて問題ないかを確認した。
グアムのホテルのレストランでも、帽子をかぶったままでよいのか、食べながらスマホをいじってよいのか、椅子の上であぐらを組んでよいのか、片足立ててよいのか、子供が走り回ってよいのか、確認してからにすべきだろうということだ。
なお、ロビーやショップ、レストランには水着、ビーチサンダルでの立ち入りは禁止と表示されていたし、宿泊時にもその旨が記された紙を渡されていたが、韓国人はおおらかでそんな細かいことは気にしない。気の小さい日本人はルールを守っていたが・・


グアムの観光の規模はどうなのだろうか?
観光客数は官庁がデータをアップしているが、観光客が落とす金、グアム観光産業の規模といった情報は残念ながらネットでは見つからなかった。
観光客数の推移は下のグラフのとおりである。

グアム観光客推移
出典:グアム政府観光局の数値から著者がグラフを作成した。

2000年以降の観光客急減はWTCテロだろう。2008年リーマンショックの影響はよくわからない。2013年には歩道にいた日本人観光客に車が突入してきた通り魔事件があった。2013年からの減少はその事件の影響なのだろうか。そのほかにも要因はあるのだろうが、20世紀末をピークに日本人は減ってきている。
そして2009年から日本人以外の観光客が急増している。どの国からの観光客かは情報がないが、街を見れば韓国人が9割、中国人が1割だろう。
ショッピングやアクティビティでお金を落としてくれるおとなしく礼儀正しい日本人観光客はドル箱だろう。この日本人が過去10年間減少しているからグアムは大変だ。
しかし物事は何事も相互作用がある。日本人が減ったからグアムの観光業者が韓国人誘致に力を入れていることもあるだろう。しかし韓国人はおとなしくはない。日本が支援した交番に、勝手にハングル文字表記をしたという問題(事件)もあった。
そういう問題を知っていれば当然グアムに来ることを避ける。問題を知らなくても、リゾートとして質が劣化した夢のない現状を見ればグアムを好きになれず、次回はグアムには来たくないだろう。そうすると日本人はますます減り、更に加速度的にグアムは韓国に染まっていき、日本人はますます・・
グアムがもっと日本人を引き付ける魅力を持つには、ディズニーランドを例にあげるまでもなく、清潔、ホスピタリティ、安全といった基本的なことをレベルアップしなければならない。日本人は過去20年GNPが足踏みとはいえ、国際的にみれば金持ちだからグアムに魅力を感じなければヨーロッパにも南米にも流れてしまう。きれいな海ならモルジブもフィリピンもある。そのうちグアム旅行は韓国旅行のように罰ゲームになってしまうかもしれない。

それにせっかく来たのだから日本でない異国というイメージもほしい。フロントに必死の思いで英語で電話すると、「ハーイ、なんですか〜」なんて返事がくると正直がっくりする。タクシーもバスも日本語OK、空港ですれ違った警官が「グアムは何度目ですか」なんて日本語で話しかけてくるとちょっと、いや大いに興ざめ。

それよりもなによりも、パチンコ大人の本、マッサージなんて日本語の看板が林立しているのは芳しくない。ましてや子供には見せたくない。それ以上にハングルがあふれたグアム、韓国語が飛び交うグアムは魅力がないどころかマイナスである。私は行きたくない。

ハングルや日本語の看板を見たければ: グーグルストリートビューでグアムのホテルロードを歩いてみてください。ハングルや日本語で、お土産、コンビニエンスストア、大人の本、実弾射撃、マッサージ、パチンコなんてのが並んでいるでしょう。そんなのが目に入ると正直嫌になります。日本語の看板でも、上品なお店の広告ならまだいいのですが。

きれいな砂浜でのんびりしたいと思っても、大勢の子供があたり構わずギャーギャーと大声を出して走り回り、親が韓国語で怒鳴り散らす環境ではリラックスできない。こちらはわざわざグアムまで行ってビーチでのんびりしたいのに、これでは何のために行ったのかわからない。
正直、グアムの魅力は消えかけている。あと10年もしたら、サンゴ礁のリゾートではなく、熱帯の場末、逃亡者の溜り場となっているかも?
本日のタイトルは、「我が愛しのグアム」ではなく「さらば愛しかったグアム」にすべきかもしれない。

濡れ落ち葉 本日の一句
楽園はスコールとともに消えていき
おっ、季語まで入ってるじゃないか !


K様からお便りを頂きました(2016.06.16)
韓国人差別ではないと書いていますが、書いていることは差別そのものです。
そもそもどのような理由で韓国人と判断したのですか。それは事実ですか。日本人かもしれないでしょう。
それに考えがおかしいです。韓国人のマナーが悪いといってますが、旅行者が他の国からの旅行者のマナーが悪いからだめだというのはおかしいです。どんなマナーであるべきか、何が悪いかを決めるのは現地の人であって旅行者ではありません。
ですから実際にそうであったとして、日本人が関わることではないです。現地の問題でしょう。

K様 お便りありがとうございます。
確かに韓国人かどうか、パスポートを確認したわけではありません。ただ英語も日本語も話さず、韓国語を話していたので韓国人であろうと判断しました。その判断が間違っていたらごめんなさい。
それからマナーがどうあるべきかを決めるのは現地の人であることはその通りです。私たち旅行者にできることは、公共の場の人のマナーをみて気に入らなければそこを訪問しないことだけです。私は文中で、マナーが悪いことを許さないとは書いていません。マナーが悪いからもう行かないぞと書いているだけです。そういう意味で、おっしゃる通りこれは私のような旅行者の問題ではなく、現地の問題ですね。
この文の意図は、これからグアムに行こうかと考えている人に、マナーが悪いから覚悟していきなさいという情報提供です。決して、マナーを良くしろとか、マナーが悪いのは来るなとは書いていません。
再確認ですが、マナーをどうするかは韓国人が決めること、マナーが悪いから来るなというのはグアムの人が決めること、マナーが悪いから行かないというのは私が決めることです。それで納得いただけたでしょうか。

名古屋鶏様からお便りを頂きました(2016.06.16)

本題とは無関係かもしれませんが、デッサンがお上手ですね。絵の心得がおありですか?


名古屋鶏さん
お褒めいただきありがとうございます。書いた後、俺ってうまいんじゃって思いましたよ、本当

自己レスです(2016.06.20)
自己レスです
同志からこのところの「そうだ難民しよう」とか「我が愛しきグアム」はわざわざ突っ込まれるのを狙って書いている釣りか?とメールをいただいた。彼によると、左手で餌を差し出し、棍棒を握った右手を後ろに隠しているようだという。そしてK様は犠牲者ではないかと・・
いやあ、そんなことはありません。私は単に日常の暮らしで気が付いたこと考えたことを書いているだけでございますよ。ましてやこん棒など我が家にはありません。スリコギ棒さえもないのです。すり鉢もないからいらないのかもしれません。
それにK様の文章は実はワケワカメでして、主語述語とか語尾は私がだいぶ補ったことを白状します。原文はハビョッていて日本語ではありませんでした。
ともあれ、私の文がお気に召さない方がいらっしゃいましたらぜひとも突っ込みをいただきたいと思います。日本語でもOKですが、日本語になっていなくてもOKです。ハングルでは・・・ちょっと困ります。
あっ、お前の書くものは全部釣りというか突っ込まさせるための餌じゃねーかという声が聞こえてきそうだ

ところで・・・2016.06.18トルコのイスタンブールでラマダン月のまっ昼まからビールを飲んでイベントをしていた韓国人経営のCDショップに、イスラム教徒が襲撃したという。
幸い大けがした人はいないようだが、まあ、国教がイスラム教の国に行って現地の禁忌を犯して「悪気があるわけではない」という話が通用するのか私にはわからない(反語である)。
そういう深刻なものに比べればグアムのレストランで片膝立てて飯を食うくらいはものの数ではないことは間違いない。
なんでもケンチョナヨで納めるならまだそういうのは国民性だという理屈も納得できるが、ありもしない日本の悪行をねつ造して1000年恨むということになると、もう精神的にどうかと・・・
おっと、やはり私は釣りなのかも?


2017.03.13追加
南の島 -サイパンとグアム、日本人が消えた楽園の今-
-安売りしすぎたリゾートは復活できるか-(2017.03.12東洋経済)

記事要旨
・グアムの約3割減、サイパンは約9割減
・安売りした結果、憧れの地ではなくなった
・日本人の観光客は激減、他方、韓国と中国の観光客数過去最高

結局、南の島、夢の国というイメージそのものに価値があるのだよね。
それを失ったとき、夢の島はおわる。



うっちん様からお便りを頂きました(2017.10.17)
2017年9月も何ら変わらず・・・でしたよ。
はじめまして。
偶然こちらへ辿り着き、【2016.06.16 の 我が愛しきグアム】を読みました。
本当に仰るとおりです。私も同感です。
私は今年2017.09.25から5度目のグアムへ行ってきたばかりなのですが、大好きだったグアムが韓国人ばかりでガッカリしました。
前回グアムへ行った2013年は快適に旅行を楽しめていたのに、今回は大きな声で飛び交う韓国語にリゾート気分を台無しにされました。
なぜ韓国人はあんなにもマナーが悪いのだろう。
恐らく、6回目のグアムはもうないだろう・・・と思います。

うっちん様 お便りありがとうございます。
そうですか、改善はしていませんか、
実は家内も私もまた行こうかという気分になってたんですよ。家内は長時間飛行機に乗るのが嫌い、となると限定されてしまいます。
しかしサイパンは中国、韓国に占領されたのはもう10年も前、タイは最近きな臭い・・
パラオに行こうかって考えてたんですが、ネットとか行政の報告書をみると、ここも中国と韓国に日本人が排除されているようです。とはいえ国内だって北海道から沖縄まで韓国と中国が我が物顔、いったい日本人はどこに行けばいいのか? 困ってしまいます。
中国人、韓国人は外国に行くときは世間並というか世界並みのマナーを身に付けてから出かけてほしいですね。それができない人は出国禁止に願いたい。
とはいえ中国人の観光客は外交というか軍事交渉という意味合いもあるそうです。サイパンは元は日本人が多かったのですが、韓国や中国人のマナーが悪くて、上品な日本人はグアムやハワイに逃げてしまった。するとサイパンは中国韓国に頼るしかない、それが負のフィードバックになり、結果として中国の外交力が高まったといいます。そして今それをパラオでやっているわけです。
まあ好まれる人々、好まれる国ではなさそうです。
とりあえず日本が経済的に外交的にもっと力をつけて日本がサイパンやパラオの後を追わないように頑張るしかなさそうです。

ひとりごとの目次にもどる