本棚を見ればその人の歴史と今が分かる (2003.06.08)

えー、私は毎朝7時過ぎには家を出なければなりません。田舎では通勤時間は10数分でよかったのですが都会の通勤地獄はお互い大変でございます。

電車です電車です電車です

というわけでテレビも朝ゆっくりと見ていることはできません。
さて、最近は出張続きです。そうしますと朝8時くらいまではホテルでテレビを観ていることができます。6月6日の日本テレビ(所によっては名前が違うでしょうが)で橋本五郎さんが冒頭の言を語っておられました。そのときのシチュエーションは現在の学生や社会人が本を読まないのを嘆いておられたのですが・・・・まあそれはどうでもよろしい、

本棚を見ればその人の歴史と今が分かる

ウーン、いい言葉ですね!

私は橋本五郎さんが大好きで著書も読んでますが、それよりも以前テレビで解説などをされていて飄々(ひょうひょう)していながらポイントを鋭く突いておられるのが好きでしたね。
大病されたとお聞きしておりますが、今後ともあなたの暖かい毒舌(?)を期待しております。
さて、本日のテーマは本棚でございます。
振り返って、己の本棚はどうであろうか?とかえりみました。
私は結婚してから5回引越ししております。その間隔は平均6年ということですか。引越しのつど本を処分しており、最低限これは手放さないぞ!というもの以外捨てております。
今はスチールの本棚一個より多くを持たない(持てない)という日本の自衛隊のような制限を課せられております。 


ちなみに
 今私がどんな本を持っているかといいますと
小説 47冊
環境関連 39冊
工学全般 35冊
ISO関連 32冊
辞書、辞典、年鑑 21冊
国際関係 15冊
歴史 11冊
パソコン関係 10冊
コミック 10冊
囲碁
1冊
(囲碁をやめた時1冊だけ記念に残し後は捨てた)


なんか非常に少ないですね、いえ私が本を読まないわけではなく、新たに気に入った本を残そうとすると今まで持っていたどれかに去っていただかないと置く所がないという葉隠状態なのです。

一期一会といいますが、私の場合は置き場の関係ですべての本とも一期一会、葉隠のように全身全霊で読みこなし、その後には捨てるしかありません。

自分の本棚をじっと見ているといろいろ感じるところがあります。(年寄りになったせいでしょう)
一冊一冊に思い出があります。・・・というか思い出の残らない本はすべて捨てています。

  • 日タイ辞典は当然タイにいたときの必需品
    タイ日辞典を使えるほどにはタイの文字が読めません。
  • アプリケーションのマニュアルはいまだ使いこなせないソフトのものだけ・・・当然ですが使い方を覚えれば捨てます。
  • エネルギー経済データブックや軍事関連その他のデータ集はひとりごとを書くための根拠として購入し・・・
    book.gif 以前イミダスが古くなり古本屋にもって行きましたら50円になりました。それを元に新しいイミダスを買おうとしたのですが足りず(当たり前か?)いまだ購入しておりません。
  • 一番古い本は高校の時使っていたコンサイス英和辞典でして、もうぼろぼろ状態です。まあ使う分には困らず新しいものを買う気にもなりません。
  • ISO審査員のテキスト(複数)
    品質でも環境でもISO審査員の講習会はふつう1回受講すればいいものですが、私は何度も受講しました。「おばQは試験に落ちたからか?」なんて言っちゃいけませんよ。講習機関によって中身が違うかを知るためです。一回参加するのに30万円、もちろん自費ですから家内が嘆くのも当然です。 
    でもまあ、そのおかげでそれぞれの研修機関の良さ悪さが分かりましたし、お会いする審査員が研修を受けたところを聞くとどういった攻め方をしてくるのかだいたい推し量れるようになりました。 
    おっと私を返り討ちにしようなんて考えてはいけません。私心のない者には謀略は効きません。
人間は過去を見て自慢したり、嘆いたりしてはいけません。
過去を見て、未来をどうするかを考えることが重要です。
橋本先生の言葉を聞き、改めて本棚を眺めまして、あらためて勉強せにゃいかんと反省したしだいであります。



最後に参考まで
就職した息子が残していった本棚には「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が100冊並んでおります。



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