「君主論」マキャベリgoodbetter
出版社ISBN初版定価(入手時)巻数
中公文庫 4-12-202272 1995629全1巻

この本はマキャベリさんの求職活動のために書かれたそうです。
マキャベリズムとは一般的に悪いイメージを持たれ、目的のためには手段を選ばない権謀術数なんて言われている。
本当にそうでしょうか?せめて一読してから判断してほしい。先日のナショナリズムもそうですが、一般的に使われる語義と本当の意味が違うことが多いです。毎回同じこといってごめんなさい。

マキャベリは君主(為政者)の理想像を述べただけです マキャベリは君主が国をいかに治めるかということを種々のケースについて論じている。まあ、現代においては君主を為政者と読み替えてください。
君主がなすべき第一で唯一のテーマは国を維持するということ!
つまり軍事力によって攻められることに対してどのように国を守るかということに尽きる。
「そりゃ500年も昔のことだから戦争が多かった。」なんて言っちゃいけません。政治家の務めが外敵から国民の命を、国土を、財産を、文化を守るということに時代の変わりはない。
国を守れない為政者は為政者たるをえず。
「外国が攻めてきたら逃げます」という議員は即刻議員を辞任せよ!
たとえ口先だけでも「外国が攻めてきたら先頭にたって戦います。」と言いなさい。

中国外相ではないが厳命します。
(発音は「ゲンメイ」で新聞では「言明」と書いていたが「厳命」が厚顔中国外相の言いたかった言葉じゃなかろうか?)

どうしようもない議員は別の機会にするとして、、
気の利いた言葉を羅列すると、

「武力がなければ法を守らせることはできない」
日本の領海をかってに蹂躙する韓国の漁船を拿捕し裁判にかけよう!
日本の領土に進入する中国、韓国に対して適正な法的手段をとりましょう。

「武力のあるものが武力を持たないものに服従することはありえない」
あたりまえですよね、今まで日本が安穏としていても曲がりなりにも平和だったのはアメリカの核の傘にあったことを認識しなくちゃなりません。けっ〜して平和憲法のおかげじゃありません。

有名なものとして、
「君主は愛されるより恐れられよ」
民衆が君主を愛するのは彼らがかってにするのであり、恐れられるということは君主がさせるのである。
小泉さん、反対勢力から恐れられてください。

「なぎの日に時化のことを思ってみないのは人間共通の弱点である。」
社民党は時化の時も時化のことを考えません。不思議です。

「やむにやまれぬ人にとっての戦いは正義であり、武力の他に望みが断たれたとき、武力は神聖である。」
人間も動物の一種ですから生存のためには武力行使することは当然です。


マキャベリを批判することはできよう。だが、より以上の理論、手法を提示できないかぎり彼を越えることはできない。
私は現代でももちろん国際政治、外交に通用する真理だと思う。
けっして暴力やウソを是認した権謀術数じゃありません。


さあ、マキャベリズム批判のメールが来るのが楽しみだ!
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