「理科系の作文技術」木下是雄★★★(これ撃墜した数じゃなく私の評価点です)
「詭弁論理学」野崎明弘★★★
書名 | 出版社 | ISBN | 初版 | 定価(入手時) | 巻数 |
理科系の作文技術 | 中央公論 | 4-12-100624-0 | 1981 | 560 | 全1巻 |
詭弁論理学 | 中央公論 | ? | 1976 | ? | 全1巻 |
主義・思想とまったく関係ない”名著”をとりあげました。
お便りを頂くのうれしいのですが、論点がわからない迷文とか、わざとと思えるような強弁もありますのでご参考にしていただきたくとりあげました。
5W1Hというのをご存知でしょう。これを言い出したのはかの有名なキプリングです。キプリング知ってます?コブラとマングースのジャングルブックを著した方ですよ。
彼が「自分は文章を書く時に6人の召使がいる。」としてあげたのが5W1Hです。それが全世界に普及しました。情緒のみの文学ならともかく、論理的な文章には5W1Hを忘れないようにしましょう。
チャーチルが首相になった時の第一の指示は、
(1)報告書は要点をかけ、
(2)要因分析などは付録にせよ、
(3)要点を記したメモを用意せよ、
(4)もって回った言い回しをせずに、一言で言い切れ、
であったそうです。
私の文章がもってまわったところがあるのは下書きなしのキーボード入力のせいもありますが、わざとしているところもあります。私の会社での文書は結論第一であることは言うまでもありません。
議論とは何でしょうか?
相手をやりこめる、勝ち負けに意義がある、良い結論を出すなど多々目的があるでしょう。少なくともこのホームページにおいては良い結論を出すことを目的とすることとします。
ご協力願います。
勝たなくとも議論に負けない方法には、これまたいろいろあります。論点をすりかえる、言い回しにこだわる、あいまいな世界に引きずり込む、エセ三段論法など、、
良い結論を出すためならそんなもの不要です。
ディデートレベルまでルールを厳格にすることもないと思いますが、、
攻撃と守備を交代するということ、論点を変えないことが生産性をあげると考えます。
いかがなものでしょうか?
いずれにしてもこの二冊はぜひご一読ください。
きっと、あなたのためになり社会で役に立ちますよ!!!
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