マンガ大好き 2002.04.11
私は漫画、コミックの類が子供の頃から大好きです。
本日はマンガのお話、

私が小学生の頃、マンガ月刊誌、週刊誌なんてありませんでした。
マンガ雑誌が現れる前は、貸本屋というのがあり、貸本用に作られたマンガ本を一日いくらとお金をとって貸していました。
小学校の帰りにそこに寄り乏しいこずかいで借りてきて友達同士で見せ合いました。
主なものは戦争マンガでした。
当時は太平洋戦争がまだ時間的に離れていないので書いてあることが身近に感じました。
昭和30年くらいですから、いたるところに戦争の跡があるわけです。水泳の得意な同級生は川に沈められた弾薬を潜って拾ってきたりしてました。
薬莢とか弾丸なんてのは身近あり、私も小銃弾と薬莢、12mm機関砲の薬莢なんか持ってました。だからこれが艦載機から発射されたんだなあ、ということが実感としてありました。家には戦争中配られたとかいう防毒マスクもありました。もちろん実際に戦争を体験したわけではありませんが、そういったものが身近にあり戦争の体験した方からいろいろな話を聞いていましたので、戦争マンガを見てもおおっすごい!と感情移入して我がこととして感じたのです。

F104スターフィアター 少年サンデーがマンガ週刊誌の走りがでたのが小学校高学年の頃だったように記憶してます。創刊号の表紙はうすら覚えですが、F104スターファイター日本では「栄光」と呼ばれた戦闘機の絵だったと記憶してます。

「日本少年」という漫画がありました。
日本の青年が外国の騒乱に巻き込まれ、その国の独立のために戦うという物語。
主人公の名前は忘れてしまいましたが、胸に日の丸を付けているのを覚えています。ライバルは神崎といいました。こいつの方がカッコよかったような記憶があります。
今なら市民団体や教員組合に袋叩きにあいそうなストーリーでしたが、当時は日本人のアイデンテティを強烈に主張してもそれが受け入れられた社会環境だったようです。

現在は子供たちがテレビゲームやゲーム機で遊ぶことを親御さんはご心配でしょうが、当時はマンガを読むことが親たちの心配事でした。
マンガを読むと勉強しなくなる、悪い影響を受ける、目が悪くなるなどと考えられてました。PTAでは子供にマンガを読ませないためにどうしたらいいかというのが常なる話題でした。
しかし、私の母は「マンガを読むのは勉強になる。漢字も覚えるし絵も上手になる。」と私たち兄弟がマンガを読むことを止めませんでした。ありがたいことです。

中学時代、「巨人の星」が最高でしたね。
「明日のジョー」もそうですが、あの時代のマンガを理解するには当時の貧しさ、ハングリー精神がないとならないでしょう。星一徹が毎度ちゃぶ台をひっくり返すシーン、飛雄馬がステーキを食べるのにフォークを使えず箸をたのむシーン、我々貧しさを知っている年代にはジーンとくるのです。
「キャプテン翼」にはスポーツマンシップと友情があふれていても、これで家族を養っていかねばとか、これで飯を食っていくんだという気迫はありません。
もう少し後になると「赤いペガサス」がいいです。日本人のレーサーがF1で活躍する!おお、なんてすばらしい設定でしょう。ホンダのF1はまだハードだけで日本人がドライバーとして活躍するなんて、夢のような時代でした。やはり、日本人であることの確立、ナショナリズムの高揚を感じましたね。

新婚時代は家内と、少女漫画を読みつくしました。
 あっ、家内もマンガ大好き人間です。
毎週、少女○○とかいうのを何冊も買ってきました。
おとなげないと思われるかもしれませんが、いいじゃありませんか。私は碁にもこったし、プラモにもこったしそのたいろいろかじりました。今はネットに入りびたりです。
で、感じたことは趣味や興味に貴賎も年齢も関係ありません。人様に迷惑かけないなら何をしてもいいじゃありませんか。少なくとも碁のほうが少女漫画より大人らしい趣味だとか高級だとかいうことはありません。断言します。
一条ゆかり、くらもちふさこ、牧村さとる、樹村みのりなんか読みましたね。驚くことにあれから20数年、みなさんまだがんばっておられます。(^o^)
一条ゆかりの「有閑倶楽部」なんて最近まで続いていたようですから、登場人物は50歳の高校生になっているのでは(^^)
樹村みのりはもう連載してないようですが、最近「土井たか子の伝記」を見ました。伝奇だったりして(^^)

マンガを読んでいると結構時代の変遷が分かります。昔のものを読むと特に時代を感じます。
★これらのタイトルを知らない方は無理に知ろうとしなくともいいです。


今回引っ越す際に家にあった漫画・コミックをすべて人にあげたり捨てたりしました。数えはしませんでしたが1000冊なんてもんじゃありません。2000冊はあったのでは?
息子が「ブックオフに持っていけば何万かになったのに・・・」と申しております。

最近は、反戦・平和主義のマンガ、モラトリアムマンガ、ミーイズムのマンガが幅をきかせています。
小林よしのりががんばってますが、現在の彼のマンガは一般青少年向けの雑誌にはないし、またその内容も低年齢層には理解しにくいと思います。
どなたか小学生、中学生に平易に日本人の誇りと日本のナショナリズムを啓蒙してくれるのを書いてくれないかと切望します。
マスメディアもサヨクに制覇され、マンガも左翼思想に汚染されたのでは、日本人の心の再生産は困難だと心配しています。



本日のまとめ、

マンガは子供に大きな影響のあるメディアです。
日本人の心を教えてくれるマンガの出現を期待します。



相方佐為 さま。
再三です。お忙しいですか?
環境が変わり大変でしょうが、以前にも増してのパワフルぶりに感心しております。巨人の星で星一徹がちゃぶ台をひっくり返したのは、 一回だけですよ!
たぶん強烈な印象と、オープニングの絵ででてくるので何回もあったと思ってしまったのでしょうが(確認してみてください)。最近TVS(ローカル局)で再放送してました。

再三さん、そう厳密なことを言っちゃいけません。
あなたが好きな長嶋終身名誉監督が選手を引退したときは
「巨人軍は永久に不滅です!」
と言ったんですが、なぜか今では
「巨人軍は永遠に不滅です」
と言ったことになっています。
そう細かいこと言っちゃいけません(^^)


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