市役所めぐり 2002.11.10
本日は私と子供たちのかかわりをちょっと・・・
いえ教育論なんてことではありません、
しつけもなにもしない放任主義の父親であった私がそんなことを発言する権利はありません。
私はほとんど子供の面倒をみなかったことはいつも申し上げているとおりです。
勉強も見てやらず、遊んでもやらず、夜 童話を話して聞かせたなんてこともありません。
子供の教育はすべて家内任せでありました。
反省するばかりであります。

しかし、私の子供たちが幼稚園・小学校に通っていた1970年代から80年代半ばまではサラリーマンというものは残業・休日出勤が当たり前の時代でした。
猛烈サラリーマンといわれるような人だけでなく、普通のサラリーマンみんながそういう生活でした。時代の要請であったのです。

子育ては家内にまかせっきりで反省してます
なにしろ、私が社会人になった頃は日本の企業がアメリカの企業、西欧の企業に打ち勝てるのか?倒されてしまうのか?ということが目の前にある脅威でありました。
変なことを考えたり議論しているヒマがあるような状況じゃありませんでした。
とにかく日本が経済戦争に勝つか負けるかという時代でしたから。

日本の製造業は世界一だ! なんて言いだされてきたのは80年代になってからのことです。

今、経済危機なんて話題になっていますが、当時とは桁が違いますよ。アメリカの債権、外貨保有なんて考えれば危機のレベルが違います。
私の従事していた製品分野においてもアメリカには我々から見て巨人企業がたくさんありました。それに伍して戦うなんてもんじゃなく、いかに生き延びるかということが至上命令であったわけです。

日本人は働きすぎだなんて諸外国から文句を言われる前の話です。

最近の日本の実質的労働時間はアメリカ以下になっているそうです。
それが悪いとは言いません。現在の日本を築いたのは私たちの世代であることを誇りに思っています。


今の時代は会社の仕事に疑問を持ったり、鬱(うつ)になる方が多いとの話ですが、それは時代が変わったからでしょう。当時は鬱とか過労とかいうことは話題になりませんでしたね、

まあ、そんなわけで当時の一般的な家庭はみな子供は奥さん任せであったのではないでしょうか?
私の子供たちが幼稚園に行っていた時代に私が何をしたかと思い返しても、何とか会でお遊戯をしたのを当時出始めたビデオで撮影したくらいしか記憶にありません。
小学校時代は運動会に何度か顔を出したくらいで参観日にも一回くらいしかでておりません。
仕事が忙しいというのは言い訳かもしれませんが、3ヶ月休みなしで出勤とか、ひと月の残業が120時間なんてのが毎月とは言いませんがありました。
会社から帰るときに新聞配達に『おはようございます』なんて言われたのはよくありました。

そんな私ですが、子供といっしょにしたイベントといいましょうか、活動したこととして唯一『市役所めぐり』というのがあります。

  何ですかそれ?と聞かれそうですね 

『市役所めぐり』とは私が名づけたものです。
当時私たちが住んでいた県の100近い市町村の市役所や町役場、村役場に子供たちを連れて行き、その正門前で写真をとって歩くという非常に単純でばかばかしい(?)行動であります。
もちろん行けば、写真をとるだけではなく有名な神社や滝や名所を訪れ、その土地のうまいものを食べてきます。

もちろん、一日でなんかできるものではありません。
私が毎週休めるはずがないのは申し上げたとおりです。
近接している市町村役場であれば、一日で数箇所行くことはできますが、遠くになれば泊りがけで行って1箇所とか2箇所しか行けません。

一度、写真屋に出す前に撮ってきたフィルムケースを落としたはずみでケースがはずれ、中のフィルムが感光してしまったことがあります。そのためだめになってしまった町役場・市役所には二度訪問しました。

某県の白地図
これは架空の地図ではありません。
現実の白地図を県境でないところで切り取ったものです。
日本のどこに当たるか当てた方には座布団を進呈します。

 ★当選者第一号は北斗様です。

県内の市町村役場を全部回るのに、2年かかりました。
雨の中行ったこともあれば、雪の中を走ったこともあります。
市役所の警備員に不審に思われて、過去に訪ねた市役所の写真を見せて説明したこともあります。


子供たちを車に乗せて県内中を走りました。


最後は県庁で締めくくりました。
思い出の写真は今でもあります。
それらの写真を見ると子供たちはその間に背も伸びました。顔つきも変わりました。

これが私の子育てのすべてです。

酒を飲んだ時、家内に『子供たちともっといっしょに過ごせばよかった』と申しますと『子供が市役所めぐりに連れて行ってもらったことが面白かったよって言ってるよ』言いました。
お世辞でもうれしかったですね、
まあ、子供たちも私が仕事で忙しかったことだけは理解していたようです。



世の中のお父さん方、
子供ともっと一緒に遊んであげてください。
お金なんか残さんでもいいから



尊敬する北斗さまより(2002.11.29)

○○県南部から△△県中央部にかけてですね。
◇◇県の出っ張りがあったので、すぐにわかりました。(^_-)
ふっふっふ、(^^ゞ ちなみに僕は全県に足を踏み入れたことがあります。
北斗様、このたびは白地図あてにご応募いただきありがとうございます。
おめでとうございます、正解です。

ちょっと分からんと思っておりましたが、北斗様は地図オタクであったのか?
お約束とおり、座布団を一枚さしあげました。


こはる様より(2006.08.19)
はじめまして、靖国問題を調べていて佐為さんのHPを発見しました。
独り言のページに大変共感を覚えていて今過去ログを順に読んでいるところです。
ところで、市役所めぐり(2002年11月)の白地図クイズの答え
地理は得意と豪語する夫と地名あてをしました。
ずばり、○○県南部〜○○西部・○○県北部ですね?!
いや〜すっきりしました!

佐為さんのお年頃の方というのはサヨク教育を受けた世代とお見受けしますが、自衛隊にしろ靖国にしろ、「自分のことは自分で」という意思サヨク攻撃に負けていないところに感動を覚えました。
私の父母は戦争の話しを出来る人たちではありません…
センノウされてしまって戦争は悪、あんな戦争があったから自分たちが苦労ばかり負わされたと言って嫌がります。
大東亜戦争直後に生まれて敗戦後を生きてきた人たちですからしょうがないですね…

まだひとりごとを見終わりません。また訪問させていただきます。
それでは、失礼いたします。
こはる様、お便りありがとうございます。
これを書いてから4年の間に、地名当てのメールを頂いたのはなんとお二人目でございます。
正解でございます。
ャンジャジャャ〜ン♪、ャジャジャジャジャジャジャ〜ン♪
ではその栄誉を称えて、座布団を一枚進呈いたします。
私のホームページでは座布団を出すというのはきわめて大きなイベントでありまして(大いに怪しい)お客様はたいそうお喜びになられます。
こはる様のお顔が思い浮かばず、桜の花を仮に置いておきました。
お気にいらなかったらご希望の図柄と差し替えます。
戦争の話ですが、人それぞれですから、自分の考えを押し通すつもりはありません。ただ、靖国を貶めるとか、事実と異なる歴史観を正しいと主張する方に対しては『それは間違っている』と言いたいと思います。
あまり真剣深刻なのは好きでありません。
気が向いたらまたお便りをお願いいたします。


のんのん様より(2007.01.20)
はじめまして
私は30代半ばの公務員です。
最近別なサイトからのリンクでこちらのHPにたどり着き、大変勉強させて頂いております。
数年前、戦後60年の節目に明治〜大東亜戦争を肯定的に捉えた本(渡部昇一さんの本です)を近所の本屋で立ち読みしたのをきっかけに、自虐的歴史観を否定した書物やホームページを読み漁っています。
私も戦後民主主義教育で育った世代ですから、学校では「日清・日露戦争や大東亜戦争は明治維新でちょっと成功していい気になった日本が、己もわきまえずに周辺に戦争を仕掛けた」というようなニュアンスで習いました。
しかし、渡部さんの本やその後に読んだ小林よしのりさんの“ゴー宣”を読んで、その頃の国際情勢によってこれらの戦争は日本にとっても世界史的な意義から見ても避けることのできない戦争だったのではないのかなとも思います。
さて、話題は変わりまして“市役所めぐり”の回の記事にありました白地図ですが、ズバリ○県南東部・△県北部・□県南部ではないでしょうか?
私は職業柄、都道府県や主な市町村の形がある程度頭に入っていて、真ん中やや下の市町村が△市じゃないかな〜と思ったのと、左側の欠けた部分が私の住んでいる▽県じゃないかな〜と思ったのが手がかりになりました。

これからも管理者様の記事を楽しく読ませていただきます。
よろしくお願いします。
のんのん様 お便りありがとうございます。
まあ、もう半世紀も特定アジアに踏みつけられてきたのですから、まなじりを決して叫ぶなんてダサイことをせずに、肩の力を抜いてのんびりと息長くいきましょう。
ところで、のんのん様がこの4年間でご当選3人目でございます。
いえ、難しいのではなくあまりにもつまらないから当てようと考えないのかもしれません。
ついでに言えば平成の大合併で市町村の区切りは変わってしまったようです。
ともかく、座布団を一枚お出しします。お気にいればよいのですが・・・


VEM様より(07.01.23)
ご無沙汰しております。更新簿を頼りに新規記事を何とか追いかけておりますが、お便りをお送りできておりません。私に勇気を授けてくださる講座を多数UPして下さっている御礼をまず申し上げます。
ところで、最近「算法少女」という本を読み、まさに、日本人としての誇りを呼び覚ましてくれる賛法招書であると感じましたのでご報告させていただきます。
どこでこの本の名を聞いたのかは失念してしまったのですが、算数になかなか取り組んでくれない小5の娘に読ませてみようと購入し、まず自分で読んでみました。江戸時代を舞台にした児童書でありますが、名君の下でも酷政は起こりえるが、それを解決するのは恨みや妬みではなく、もちろん自虐でなどでなく、真摯な努力であるということが児童にもわかるように書かれています。しかも、資料に乏しい部分を創作で補っているとはいえ史実ということですから、日本人であることの誇りを多くの読者にもたらしてくれると思います。長らく絶版だったということですが、昨夏に復刊したということですから、入手しやすいと思います。娘はまだ読もうとしてくれませんが、春休みには手にとってくれるのではと期待しています。
最近の更新ではのんのん様のお便りで白地図当てというイベントがあったことを知りました。
私も地理好きですから探してみました。○○県南部、△△県南部、□□県北部だと思います。市役所めぐりというイベントも素晴らしいと思います。このような素晴らしい記事にあふれている佐為さまのページ、新規記事すら読みきれないとは本当にもったいないし、だらしないと反省します。
本当のISOを知らしる宣教をしてくださる佐為さまのページには、今後ともお付き合いさせていただく所存ですのでよろしくお願いいたします。
VEM様 毎度ありがとうございます。
「算法少女」の話は何かで聞いたことがあります。VEM様からのお便りで調べてみましたが、でてくる問題は私にはもう無理のようです。高校生くらいのときは数学が得意だったのですが・・・
ところで、困りましたね〜
なんでみなさんそう無造作にわかっちゃうんでしょうね〜?
とりあえず座布団を一枚・・・




大喜利
毎度お笑いを
白地図が日本のどこかを当てたに座布団を差し上げております。
10枚もらった方には世界一周をプレゼントいたしません。(あしからず)


白地図を当てた
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zabublue.gif

白地図を当てた














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