視点を変えてみませんか? 2002.12.27
子供の頃、またの下から顔を出して遠くの景色を見たことがありませんか?
普通に見た景色とまったく違って、初めて来た街のようできれいに感じませんでしたか?
でんぐり
いい大人がそんなことをするとおかしいと思われるからやめましょう。 


私たちは毎日ほとんど変わらない生活をしています。
中には「柳沢教授」のように極端な方もいて、決して自分の生活スタイルを変えない方もいらっしゃるようで・・・


本日は日常性をちょっと破ってみませんかというご提案です。
日常性の打破なんて言っても、そんなおおげさなことじゃありません。
  • 私たちは毎日通勤、通学するのに決まった時刻の電車、通勤ルート、持ち物なのではないでしょうか?
    これちょっと変えたら面白いですよ、

    たとえば乗る電車を一本変えたらどうなりますか?

    電車です電車です電車です電車です
    一本では変わらなければ30分早く、あるいは遅くしたらどうでしょうか?
    乗合わす客層が変わるでしょうし、込み具合も大きく違うでしょう。客がしていることも違いますよ。読んでいる新聞の種類も大きく異なるかもしれません。
    それが新しいアイデアを生んだり、商売のヒントになるかもしれません。
    いえ、そんな打算的なことではなく、気分転換や、ちょっと時間を変えると空いている電車に乗れることが分かるかもしれません。

  • 本屋で今まで決して手にしたことがないようなジャンルの本を買ってみるということもあります?
    わたくし、恥ずかしながら泳げません。
    (25メートルプールを縦断するくらいは泳げるうちには入らないでしょう。)
      まあ、それは置いといて、、
    スキューバダイビングの本なんか買って眺めたらまったく想像したこともない世界があります。
       装備はこんなんがいるのか?
       値段はいくらか?
       海の中はどう見えるのか?
    グアムとかサイパンなどスキューバダイビングをする方と、しない方ではまったくその持つ意味が異なることが分かります。

  • 碁でも将棋の本でもいいのです。
    碁にはまっている方にとって、段位免状とはとてつもない魅力であり、何万円も払ってもらうものなのです。
    碁に興味がない方が免状に4万も5万も払うと聞いたら驚きませんか?
    もちろん強くなければ免状はもらえません。
    段位認定大会で基準の勝率を得てさらにお金を払わなければならないのです。
    例外として地方の大会などで上位の成績をあげると全額免除とか半額免除という特典があります。


    囲碁は金のかかる趣味だと誤解される前に、付け加えておきます。
    私の友人が詩吟にこってまして、師範の資格を得るのに囲碁の段位免状の数十倍もの大金を払いました。
    まあ、好きでやっているのでよろしいでしょう・・・
  • ラジコン飛行機でも同じです。
    airplaneラジコン大会に参加するために海外まで出かける人の気持ちが分かりますか?
    友達がラジコン飛行機なんかしていたら、いっしょに連れて行ってもらいましょう。
    広いところで飛ばしているのをみると自分もやりたくなっちゃいますよ、ホント
何事も一方からしか見ない考えないのではいけません。
私たちが認識している世界なんて本当に狭いものです。
『海外旅行に行くのが趣味です。』あるいは『行っていない県はありません。』とおっしゃる方だって、自分の街の街路を全部歩いたことはないでしょう。
実は私、若い時にバイクで県内の道路全部踏破したことがあります。全県地図に記されている道路をひとつづつ歩いて消しこんでいきました。
3年くらいかかりましたがとうとう全部真っ黒にしました。
おかげで郷土に詳しくなりました。どこにどんな神社があるか、どこに城跡があるか、走り回るだけでけっこう地理とそれに伴い歴史に詳しくなりました。
それがどうした?と言われるとなんでもないですが、
碁でも将棋でもいろいろな方法ケースを考えないと強くなりません。
アマチュアの方にもプロもいますが、試合中に立ち上がって盤の相手側から見る方がいます。
これが礼儀にかなっているか否かは別として形勢判断には最高の良手ですよ。

一方、なにかの主義思想を扇動、洗脳しようとするオルグ側としては情報を与えず、余計な考えをさせない手段をとるのは当然です。
  • たとえば、負荷をかけて余計なことを考えさせないようにすること、
    貧しい苦しい状態を作り出し、これは敵対する勢力のせいだ、指導者の言葉に従って断固闘おう、・・北朝鮮ですね
    人間豊かになると雑念が生じ、また自由気ままになります。これは独裁国家にとっては悪性な伝染病と同じです。

  • ウヒヒ・・・お互いに監視させて宗旨以外の思想を密告させること
    おお、江戸時代のキリシタンや北朝鮮や旧東ドイツの秘密警察ですね、怖いですね、
    妻や子に本音を打ち明けられないならこれは生きていく甲斐がない・・・人生において相互に人格形成向上を図るのが夫婦なら、本音を話し合えない男女は夫婦ではなく性処理と家事分担のみということでしょうか?

  • みんなで唱和させ条件反射するように刷り込むこと
    マスゲームというのは日本やイギリスではできないそうです。
    なぜって、あんなバカバカしい行為ができますか?
    甲子園で同窓の選手を応援するなら応援する意欲が湧き上がってくるでしょうけど、偉大な菌将軍のためになんで寒いところで、一挙手一投足合わせて動かにゃならんのですか?
なんかみなサヨクや北朝鮮の手段のようです。


人の話を鵜呑みにするのもいけません。
先だってある環境関係の講演会に行きました。
講師が言いました。
「現在の使用量で100年もつ資源があるとしましょう。毎年5%づつ消費量が増えたら何年持ちますか? 36年ですよ。」
聞き手はみな、ホオ〜と感心してました。私もです。 
自宅に帰ってから計算してみました。いえ、本当を言えばエクセルに算式を入れてドラッグしただけですが・・・
答えは27年です。あの講師は今も「36年ですよ」と語り、聴衆は「ホオ〜」と聞いているのでしょうか?


「日本は良心的軍事拒否国家であるべきだ!コスタリカを見習え!コスタリカには軍隊はない」と憲法調査会で意見を言っていた方がいます。
「ホオ〜、コスタリカには軍隊はないんだ、」と信じちゃいけません。
コスタリカには人口比、GNP比で日本同等の軍隊があります。
単に人口が少ないから軍隊の人数が少ないだけです。




本日のまとめ、

ものごとは違った方からも見てみましょう。
意外なことが分かるかもしれません。

人の話はそのまま信じちゃいけません。
裏を取りましょう。まちがったまま覚えると後で恥をかきます。





2003.1.16 TAM様よりご指摘を受けました。

些細な事なんですが…。
初めまして。いつも楽しく拝見させて頂いております。
今回、気になる点があり、メールさせて頂きます。
【独り言】の【視点を変えてみませんか? 2002.12.27】の記事中、
「現在の使用量で100年もつ資源があるとしましょう。
 毎年5%づつ消費量が増えたら何年持ちますか?36年ですよ。」
答えは27年です。
…とあります。
私もエクセルで計算してみました。これって、資源は36年もって37年目に無くなるのではないでしょうか?
毎年10%づつの消費量増加で27年目に無くなります。
人の話はそのまま信じちゃいけません。裏を取りましょう。まちがったまま覚えると後で恥をかきます。
やっぱりわざと間違えていらっしゃるのかな?。
それとも、私がなんか勘違いしているのか…?。
  …失礼しました。
お便りありがとうございます。 まず、私に敬語はいりません。
この日本には善人ばかりがお住まいで、他人を疑うことを知りません。困ったものです。
資源消費は下図のようになります。 ハイ!何年でしょうか?
sigen.gif

TAM様
コスタリカについてもお調べになったのでしょうね 




2003.1.26 まる暴様よりご指摘を受けました。

こんばんは。まる暴担当役員です。
さて、TAMさんのご指摘ですが、私も同じ疑問を持っていました。

わたしは、TAMさんのご指摘は正解だと思っています。
佐為さん、間違っていませんか?どういう計算をなさったのか教えてください。
まあ、私は大学は文系なので、間違っているかもしれませんが、高校までは理系クラスにいたので、等比数列は辛うじて覚えています。ただ、間違っている可能性も高いので、もう一度再考していただけませんでしょうか。
あの図では、何ら証明されていませんよ。
やはり式で表現して頂けないとね。

それでは、私の計算式を表現しますね。
年間の消費量をX円とします。
n年後にすべて消費するとします。
毎年5%ずつの消費量が増えた場合、年々で資源がつきるかの式は?
X(1.05n-1)/1.05-1=100X
となりますよね。
途中の計算を省けば、 36<n<37 です。
ということは、37年はもたなくて、36年はもつってことですよね。
私の計算間違っていますか?
まる暴様 間違っておりませんよ。
あれはトラップとして入れておいたものですよ。
上のグラフも36年となっているはずです。(画像にしたとき線がずれて37年近くになってしまいましたが)
TAM様への回答でそれがご理解いただけたかとおもっておりましたが 
私は単純な人間ですから、書くものも単純です。
いろいろな数字を書くときにそうでたらめは書けませんので、各種年鑑とかインターネットで調べた数字を書いています。
過去に一度ODAの金額を間違えたときコメントをいただきました。
それにヒントを得て、視点を変えて・・・でわざと年数を変えて書いておきました。ご覧になっている方が本当に中身を読んでいるかを知りたいと思いましてね、反論が来るかと期待しておりました。
TAMさんからご指摘ありましたので、ああ、裏を取っている方はいるんだと感心しました。
こちらの回答としてあのグラフがあれば、あっひっかけだったのか!とご理解いただけると思いました。本文からリンクもとってますしね。
まあそれだけのことでございます。
TAM氏への回答ではご理解いただけなかったでしょうか?

ついでにご指摘を受ける前に申し上げておきますが、コスタリカの軍事予算はGNPの0.7%と書いておりますが、別の資料によりますと1.5%というのもあります。
ですからそれについては1.5%じゃないか!というのはなしにしてくださいね。



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