エー、毎度ばかばかしいお話でおそれいります。
もっとも、寄席に来る方は落語を聞きに来るわけでして･･･、株価の動きがどうとか、百人一首を学ぼうなんて来てるはずがありません。まあそれとおんなじように、このウェブサイトにお見えになる方が、堅苦しい憲法のお話とか、英文で日米安保条約を解釈しようなんてことを目的としているはずがありません。
想像するに、佐為ジジイのずっこけたばか話をみようとか、あるいはおばQの間違いを見つけて揚げ足ととってやろうといったことに違いありません。
それならば、私もみなさまのご期待に応えなければ「顧客満足」を果たせないではありませんか。　
では本日も、ばかばかしさ三倍満のおはなしであります。
お断りしておきますが、ばかばかしさ三倍満は間違いありませんが、おもしろさの保証はありません。

超能力者って知ってます？

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昔ユリゲラーなんていましたね。テレビを見ている人に壊れて動かない時計をテレビの前に持って来いって言って、ユリさんが念仏（？）を唱えるとアアラふしぎ、テレビの前の故障していた時計が動き出して大騒ぎになったとか・・・まあそういった奇跡（？）を数多く起こされた現代の救世主・・・
だって奇跡を起こす人は救世主って決まってますもんね、
もちろん、本当のメシアにしか奇跡を起こせないように、ユリちゃんの超能力にはちゃあんとタネがあって超能力というよりも手品というカテゴリーに入るようでありました。

もちろん、ユリちゃんに限らず、この世のあまたの超能力者で真に超能力を持っていると証明された方はいまだ一人もいないと聞いております。

ユリゲラーだけではありません。20年も前にはこの日本にだって超能力少年がいたるところにいたのです。
お忘れになったでしょうか？超能力少年たちは、手を使わずに、スプーンを曲げるわ、ものを動かすわ、命のない小物がひとりでに飛びはねたりしたもんです。
もちろん手を使えばだれにだってそんなことはできます。私たちが手を使ってもできないことを、この超能力少年たちの超能力ではできなかったことは間違いない事実であります。そのへんに超能力のなぞがあったのかもしてません。　
最近、2本足で立つレッサーパンダがあちこちで発見され評判になっておりますが、当時はあそこの横丁、こっちの団地、いたるところで超能力少年が発見され話題になっておりました。うちの家内は「超能力のない子供はうちの子だけだ」などと嘆いておりました。
この超能力少年たちを活用すればエネルギー危機は解消できるのではないか？などと期待を持たせるほどであったのです。

21世紀の今、ミスターインクレジブルのように、街からスーパーヒーローが消え、超能力者が消えてしまいました。
あの超能力者、超能力少年たちはいまどこに行ってしまったのでしょうか？
超能力者たちは超能力を失い、ただの人、あるいは無能力者になってしまったのでしょうか？

小池さんとは藤子不二夫のマンガおそ松くんでいつもラーメンを食べているド近眼で巻き毛のあの小池さんである。小池さんが食べているラーメンはインスタントラーメンでどのメーカーの商品だとか研究をされている方もいるとか･･･ 世の中は広いものです。 05.05.28　逆転写RNAさんより間違いを教えていただきました。 はじめまして。 じつにどうでもいいことなんですが、ラーメンだいすき小池さんは藤子F不二夫のキャラなのでおそ松くん（原作赤塚不二夫）にはでてこないかと。

しかし、ご安心ください。我が家にはまだ正真正銘のエスパーがいます。
というわけでやっと本日のお題となります。
私の髪の毛は小池さんのようにグジャグジャとくせっ毛であります。いえ、正しくはくせっ毛であったのです。過去形で言わねばならないのが悲しいところであります。超能力少年たちと同じく、私の頭髪はどこに行ってしまったのでしょうか？
私の髪の毛は目が回るほどのぐるぐる・くりくりでして、かっこよく七三に分けようとか、オールバックにしようとかしても、そりゃ無理というもの。ただ風まかせ、髪まかせでどうしてもまとまりません。
そんなわけで、私の家内は結婚する前から、私の髪の毛を「くせっ毛」「猫ッ毛」とからかっておりました。せめてウェーブとか巻き毛と呼んでほしいところであります。
気が弱い私はそんなふうに家内から言われて続けて髪の毛に自信をなくし、その結果髪の毛をなくしてしまったのかもしれません。

ところが家内の髪の毛は私とは正反対で、極端な剛毛でまっすぐであります。そしてバリバリ、まさにバリバリ伝説である。

バリバリ伝説とは一斉を風靡した、バイクに関わる人たちの純情でスポ根のお話です。 読んでいるとあまりのくささに顔が赤くなったものです。

バリバリの髪の毛はくせっ毛に比べると好ましいのか？といえばこれまたそうでもないようです。

結婚して夫婦共稼ぎ、二人とも遅い帰りでしたから、風呂に入ると髪の毛が乾くまもなく寝るわけです。翌朝、家内の髪の毛は爆発してエスパーマミになってしまう。
家内はいっしょうけんめい水をつけたりドライヤーで髪の毛をまとめようと大変です。

子供ができますと、私が子供を風呂に入れて家内がそれを受け取って寝かしつけるというパターンでした。最後に家内が風呂に入って、髪の毛が乾くヒマもなく寝てしまうということにあいなり、毎日が寝ぐせというパターンです。
こうして、エスパーマミは、エスパーママに進化したのです。

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子供たちが大きくなり手がかからなくなると、風呂に入ってすぐ寝ることもないはずでエスパーママも卒業のはずなのだが・・・
私から見ればエンディングがバレバレのテレビドラマを見ていて「アッ、もう真夜中だ」と風呂に入ってすぐ寝るという習慣には変わりない。

そして今は、エスパーババに進化した。
これが進化の最終形かもしれない。

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