NHKを考える 2005.10.08

NHKの受信料を払う人が減っているそうだ。そのためNHKは大変な危機にある。
NHKを会社に例えて言えば、製品が売れなくなり、売り上げが減り続け、損益が悪くなってきたということだろう。
okane.gif
収入より支出が多ければ赤字になるのは、家計、会社、国庫であってもNHKでも同じである。
ただ、ふつうの会社とNHKではこの例えと異なるところがある。
それは、NHKとは物を売っていないということではない。NHKはたしかに物を売っているのではなく放送というサービスを提供しているのだが、サービスを提供している事業者というのはNHKに限らない。
マッサージだって宅配便だってサービスを提供している。
じゃあ、一般企業とは何が違うかというと、マッサージ屋ならマッサージに来た人からしかお金をもらえない。マッサージに来たお客さんが、「このマッサージは感じ悪いわ!」と別のマッサージ屋さんに行ってしまえばお金が入らなくなるのである。
当たり前、当然のことである。サービスを受けない人はお金を払う義理はない。
宅配便でも同じである。ヤマト運輸に頼んだ人が、別の運送会社にお金を払うなんてことはありえない。
ところが、NHKというのはNHKのサービスである放送を観たり聴いたりしていない一般大衆からお金をいただくという、不思議なことになっているのである。これは非常に楽な商売ではないか。 
モチロン、これはNHKの横暴でむりやりお金を徴収しているのではない。ちゃんと法律の裏づけがあり、合法的にお金をいただくことができるようになっているのである。
放送法
第三十二条  協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送(音声その他の音響を送る放送であつて、テレビジョン放送及び多重放送に該当しないものをいう。)若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、この限りでない。
2 協会は、あらかじめ総務大臣の認可を受けた基準によるのでなければ、前項本文の規定により契約を締結した者から徴収する受信料を免除してはならない。
NHKはこのように法律のお墨付きをいただいているので、国民からお金を召し上げることができるのである。
ところがである。
世の中には「NHKなど観ない」という人が増えている。いや、NHKを観ない人の方が多いのではないか?
特にNHKラジオなどは、英会話教室あるいは走行中のカーラジオくらいしか聴かれていないのではないだろうか?
再放送率
平成12年の再放送率は NHK 21.2% 民放 9.4%であった。
同じものを何度も使うのはマータイさんのもったいないを実践するところであろうが、視聴者をバカにする以外の何物でもない。
NHKは己の番組が民放に比べて高尚で価値があり国民がありがたがって何度も観るべきと考えているようである。
まして、NHKの番組がすばらしいのなら観るだろうし、たとえ観なくても「しょうがない、払ってやるか」と思う人は多いだろう。ところが、NHKの番組は他の放送局に比べてすばらしいと思う人もドンドン減っているようなのである。
実際にNHKは番組製作を外注しているのが多いそうだ。例の従軍慰安婦裁判劇も外注で製作したという。またNHKは同じ番組を繰り返して再放送するのが多い。再放送が多いということは情報量が少ないのだ。
NHKを視聴していない人は、NHKにお金を払うことに納得できないのは当然である。
もともと、NHKの受信料未払いというのは多かった。民放が全国的にカバーした現在、NHKの視聴率そのものが相対的に低下し、NHKなど一度も受信したことなく廃棄されていくテレビも多いのではないだろうか?
NHKなど観ないよ、だからNHKにお金を払うのはもったいない。
ケニアの大臣マータイさんが使ってから「もったいない」というのは流行語である。言葉だけでなく、行動にも表さないとそれこそ「もったいない」。 

私の家族でNHKを観る者はいない。
なぜか?
紅白はまあ初詣と一緒です
● ● ● ●
つまらないからである。
私の親戚で間違いなくNHKを見ているのは義母だけであるが、義母が視聴する番組も年末の「紅白」と毎週日曜日の「のど自慢」だけである。朝の連続ドラマさえ観ない。これが実態である。
義母は「紅白」や「のど自慢」を面白いと思って観ているのではないと私は思う。ただ、年末の行事として、あるいは毎週の区切りとして観ているのではないだろうか?

そして問題が更にあるのだ。
NHKは日本の歴史を正しく伝えない、いわゆる自虐史観という考えに基づいて放送内容が形作られているという事実がある。
NHKは放送法によって、国民からお金をいただくいわば徴税権を与えられた代わりに、当然の義務として
放送法
第七条  協会は、公共の福祉のために、あまねく日本全国において受信できるように豊かで、かつ、良い放送番組による国内放送を行い又は当該放送番組を委託して放送させるとともに、放送及びその受信の進歩発達に必要な業務を行い、あわせて国際放送及び委託協会国際放送業務を行うことを目的とする。
という義務を課せられている。
今のNHKの放送番組はこの義務を放棄して、権利のみ求めているとしか思えないのだか???

さて、売り上げが減った企業はつぶれてしまう。
民間企業なら一生懸命良い製品、良いサービスの提供に努めてお客さんを引き戻そうと社長以下頑張るところである。しかし、NHKは放送法第7条の理念を追求するより第32条を利用することとした。
ここ最近の受信料支払い拒否が増加しているのを受けて、法的手段をとると公表したのである。

上等ジャネーカ 
放送法には未払いに対する罰則規定はないが、NHKには民法に基づいて徴収する法的な根拠はある。
しかし、私たち国民にも錦の御旗はあるのである。我々は「放送法改正」を提案することができる。
man4.gif つまり放送法を改正して、受信料徴収の権利を没収することも十分可能だし、それどころか、法改正によりNHKを廃止することもできる。 
我々は主権者なのだ。
NHKがご主人様ではなく、我々国民はいやがおうでも受信料を払わねばならない奴隷ではない。
話を戻して、NHKが上等なことをいうのなら、自ら上等にならなければならないのはトーゼンである。
事業者としての立場で考えれば、NHKは視聴者が積極的にお金を払うように努力するのが当然である。
まず、なぜ人々が受信料を払わないのかを考えなくてはならない。
まして、今年05年にはNHK内部の大スキャンダルがあった。このスキャンダルはその後どうなったのか?国民、一般視聴者にはなんの説明もない。
内部告発が許されるのは、それが事実であって違法である場合である。事実でなくあるいは法違反でなければ、告発者は偽証あるいは就業規則違反で処罰されなくてはならない。まして国民からお金を集めている組織体ならばなおのことである。
NHKはチーフ・プロデューサーの内部告発が真実であったなら、わが身をたださねばならないし、内部告発が偽証であったなら告発者であるチーフ・プロデューサーを告訴すべきである。

自衛隊が退職時に昇進させ退職金を上乗せしたことを批判されたのはまさに税金であるからだ。もし民間企業ならだれに批判されることもない。批判する権利があるのは株主だけである。NHKが受信料を取らないならそれほど批判は受けなかったかもしれない。
しかも自衛隊の退職金とNHKの自虐史観放送には大きな違いがある。自衛隊の退職時昇進は国民に悪い思想を植え付けはしなかったが、NHKの偏向番組によって国民に多大な悪影響を与えようとしたのは大きな違いがあった。


とすると、受信料を払ってくださいというには、内部の透明化、イデオロギーの偏った人の排除、番組の公平化を担保しなくてはならないことがまず第一
そしてまた、おもしろい番組を作り、外部の圧力ではなく、一般視聴者がみずからNHKにチャンネルを合わせるような状況としなければならないのである。
この二点をあいまいにして、ただ法律を盾にお金を払えというのは間違いである。


本日の提言

通勤電車の中に「NHKはみなさまの受信料で支えられています。」という中吊りがあった。
確かにこれは事実である。
womankomatta.gif まだ支払を拒否しないでいやいやながら払っている人々の受信料が、NHKを支えて、自虐史観報道の制作費とか、ろくでもないチーフ・プロデューサーの高額な (たぶん私の年収の倍以上であろう) 給料の原資となっていることに間違いない。
しかしすくなくとも私は、NHKを支えたいとは思っていない。
そして未払いが大きく増えているということは、私の考えと同じくする人が増えているということである。
ならば、この宣伝文句は事実の一部ではあるが、事実の全部を示してはいない。
正しくは、次のような修正すべきではないのだろうか?

NHKはみなさまの受信料で支えられています。みなさまがNHKを支えようとお考えでしたらお支払いください。

更に正確を期すなら

みなさまがNHKを支えたくないならば、放送法を改正してください。






大国主命様からお便りを頂きました(05.10.09)
どうも、管理人さん。大国主命であります。
これは、何が何でも小生に言わせてください。
小生が酪農を親から引き継いで半年目のことでした。
あの今も忌まわしき狂牛病騒ぎがありました。この原因をつくったのはNHKの狂牛病に関する番組でした。
中身は、
@イギリスで肉骨粉を与え続けた肉牛が市場に出されていた時代に、いわゆる「へたり牛」が肉骨粉の原料として使われ続け、世界中に輸出されていたこと。
A肉骨粉で育てられた牛が日本に輸入されていたこと
Bイギリス国内で狂牛病が発生した当時肉を食べていた人間が脳を侵される病気にかかって死亡している現状がある(この事例に20歳で死んだイギリス女の話がでていました)、
C日本でも肉骨粉で育て、搾乳していた牛が狂牛病に係り、今回検査で陽性反応をしめしたこと、
を報じていました。
この番組をみていた小生は「ふーん、そんなことがあったんか。」ていう程度にしか思っていませんでした。
しかし、その日の夜中、伯父から電話で「すぐに牛肉が売れなくなるかもしれんぞ」という会話がありましたが、彼が脳溢血で倒れて以来、ついに脳みそがイカレタのか、と一笑にふしていたのです。ところが、伯父のいうとおり、牛肉はさっぱり売れず、売れたのは「牛肉はあぶない」という本と、豚鳥肉でした。
底知らずの安値、廃用牛は値段がつかず、運搬費や解体費で7万円が飛ぶだけの状況に陥ったのです。朝日・毎日系のテレビやラジオは「牛肉を食うと狂牛病になる」とほざいた挙句「牛をペット用に売り出せ」「革をうまく売れ」と業界の現状をしらずに好き放題のたまう始末。
当然、小生は怒り心頭で、NHKの番組担当者や朝日、毎日、TBSの報道担当者に「でてこんかい!」と矢の催促を継続しました。
その結果、翌年の大寒にようやく製作スタッフの一人で下っ端の若いやつがノコノコでてきました。やつにどうやってすぐに狂牛病番組を作ったのか問い詰めました。かなりシドロモドロして、「NHK単独で作成した」「過去の番組を再編集してつくったので多少は違和感のある番組になったが、わかりやすいと好評だった」とかほざきました。
「もう一度番組を作り直せ」と強く要求したのです。
翌月イタリアの例を使って狂牛病第二段をかましてましたが、市場に流通している牛肉が安全だと再確認できる内容でなかったので、当時の経済産業省局長や農水省の畜産担当官、自民党の農政担当にねじ込みました。もちろん、NHKやTBS、朝日、毎日にも抗議していましたが「農家は低能だから」という返事が返ってきた程度でした。
結局、肉の値段が上昇に転じたのはおととしの10月であり、決してたわけ(たけべ)幹事長が農水大臣として仕事したわけ(肉の試食をしてみせただけ)ではないのです。
実際の話、肉の値段はようやく付くようになりましたが、狂牛病前の6割程度の値段で出荷しております。世間では高値で農家がウハウハと左翼系電波がほざいていますが、実際は全くの捏造なのです。儲かっているのは民主党の岡田の親が名誉会長をしているイ○ンとか小売ぐらいです。
あと、「食い物の恨み」にも多少書きました消費者団体とも衝突しました。田舎なので平和団体やフェミナチの役割も掛け持ちしているようでした。ちょうど県庁や消費者センターに尻を持ち込みにいったところ、「牛肉の安全性を証明しろ」「消費者の健康を守れ」「行政と農家は責任を取れ」とかほざいていました。
以来、NHKと消費者団体との仁義なき戦いは継続中です。
(仁義なき戦い「組長の最期」風にまとめました)

大国主命様、毎度ありがとうございます。
狂牛病の騒ぎのとき、我が家では病気になるほど牛肉を食べてないので無関係と考えておりました。
何事もリスクという考え方をしないとだめです。
我々が食べているものはなんでも食べ過ぎれば毒です。今年春でしたっけ?ヒジキには砒素が含まれているという報道がイギリスであり、日本でも伝えられました。でも生物濃縮というのは当然あることですし、砒素の害を受けるには毎日どんぶり1杯ヒジキを食べないとならないそうです。
それならタバコや酒の害を心配した方がよさそうです。
禁止されている農薬を使った中国産野菜の取締りを強化した方が、国民の安全衛生に役立つのではないでしょうか?
大国主命様のお仕事が順調になりますようお祈りいたします。




NHK民営化は暴論か? 2005.10.09
あらま様からお便りを頂きました(05.10.09)
佐為さま あらまです
おぉ、今回は佐為さまと意見が反対です。
わたしは自治会の役員をやってますが、特にアパートの住人、そのなかでもほとんどの外国人は「自治会費」を払ってくれません。
理由は、「私はここに永久に住むわけでもないし、自治会にお世話になるつもりもない。」と、いいます。
「それでは、ゴミはどうするのか」、と問えば「職場に持っていく」と、あきらかな言い訳。
自治会費は税金でもないし、払う払わないのは個人の自由とでも思っているようです。
ところで、火事の火を消してくれるのは、消防署だと思っている人が多いことに驚きます。もちろんそれも少し正解だと思います。
都会はどうなのか知りませんが、わたしの住んでいるイナカでは、火消しさんのほとんどが、それぞれに職業を持つ「消防団員」ですね。その消防団は「自治会」ごとに設置され、ほとんどがボランティアです。(すこーし、手当てはいただきますが)

さて、NHKの受信料の問題です。
NHKの大きな役割のひとつが、放送技術の開発、普及です。NHKは、情報屋さんだけでなく、技術屋さんという面を持っています。その恩恵は、直接NHKからだけではなく、家電メーカーや民放などを経由して、我々は享受しています。
ですから、NHKは視聴していない・・・といっても、「NHKの恩恵」は受けているのではないでしょうか。
また、番組が面白いかどうかは、ひとそれぞれの好みではないでしょうか。
しかし、好みとは別に、佐為さまのご指摘のようにNHKは中道からはずれ、内容が民放化しているように感じます。
そこで、一時的な提案です。NHKの受信料を「支払いの権利」から、「支払いの義務」にする、要するにNHKの完全国営化です。そうすれば不平等感はなくなりますね。
しかしそれでは、まず現代の「民営化」の趨勢に反しますね。ですから前項の提案はボツです。
昔、わたしは「納税の義務」を廃止して、「納税の権利」に改めるように提言したことがあります。
「どうせ国民の税金だ・・・」と、血税を粗末に扱う官吏の態度に頭にきたからです。そこで、国民が納得した分だけ納税するというシステムにすれば、公僕さんも民僕さんのように引き締まるのではないかと思ったからです。
しかし、そんなシステムにしたら、今のNHKのようになってしまうのでしょうね。

あらま様、ご指摘ありがとうございます。
あらま様からのNHKの存在意義提案を受けまして、私としまして説明責任を果たすために以下の拙文を追加します。

NHKの存在意義、あるいは功罪・・と言い切っていいのだろうか?  を論じるときに、NHKの全貌をみないといけない。

先の選挙の争点であった、郵政民営化とはなんなのかを振り返ってみる。
「郵政民営化」というと、まず誰もがまず郵便事業を思い浮かべたのではないだろうか?
たしかに郵便局はその名のとおり、郵便事業つまり郵便や小包の集配を行っている。しかし、現在の郵政事業とはそれだけでなく、多角経営をしている。まずご存じの郵便貯金があり、収入印紙を売り、簡易生命保険事業、各種料金の振込み、そして全国に旅館を建築しその運営までしている。そのほかに郵便局の建物を活用した商売もしている。
小泉さんが郵政民営化を唱えたとき、気が利いて先が見えた人が郵政にいたならば「保険や貯金は民営化しましょう。しかし郵便事業は国民生活の要、民営化すべきではない」という論を張ったかもしれない。その論ならば国民の支持を得て、特定郵便局などが生き永らえることができたかもしれない。
もちろん、貯金その他の事業を失うことにより、郵政事業の甘みはなくなった可能性も大ではあるが・・・

さて、NHK日本放送協会とはいったい何をしているのだろうか?
年末の紅白歌合戦、朝の連続テレビドラマ、きらびやかなだけで史実かどうか疑わしい連続時代劇、そして韓国ヨイショの報道ばかりをしているのではない。
まず、放送事業といっても地上波、BS放送があり、そこで放送する番組制作があり、取材体制があり、それを放送する放送局や中継局などのインフラ整備もある。
大規模な海外の取材網を持つ。もちろん毎回のオリンピックには、大名行列を思わせる大陣容で取材に臨む。
ハイビジョンをはじめとする新技術の開発を行う。
各地に放送会館を持ち、その運用として貸し展示場なども行っている。
また出版事業があるが、そこで出版する本の内容は放送に関することだけでなく、世の一般的な出版社と同列の事業をしている。
通信制の高校、専門学校、その他交響楽団、外国の地震災害の募金運動から年末助け合いまでしているのである。
NHKの関連会社は直系のみでも100社はあるのではないか?

日本放送協会というのは大昔、日本にラジオ放送を広げんとしたこうまいな理念で設けられたと聞く。
確かに明治維新からほとんどの事業は国営で始まり、それが次第に民営化されてきたのである。製鉄、製糸、鉄道、大学、造船、農場・・・枚挙にいとまがない。
そして、NHKが設立されてからはや一世紀近くが経過している。当時の時代背景と現在の状況を考え合わせれば、これらおびただしい種々の(関連しているとはいえない)関連事業を棚卸し、本当に放送法で定めるところの日本放送協会が行うべき事業かを再検討すべきであろうことは論を待たない。
製鉄や製糸業とは違い、放送事業はサンクチャリーだという理由はない。それは郵政事業と同じことだ。
確かに日本津々浦々、どこでもラジオ、テレビが観られるようなインフラを作りそして放送するということは重要なことである。しかし、なにもすべてをNHKがしなくても良いのではないか?たとえば基幹インフラはNHKが整備し提供するが、民放がそれを借用して放送しても悪いわけはない。
お断りするが、これは例えばの例であって、私がそれが良いと考えているわけではない。
技術開発、例えばBS放送にしてもなにもNHKが研究開発しなくても、次世代半導体開発などと同じく、必要な都度、政府が音頭を取って民間各社を集めて行う事だって可能だし、内容からすればそのほうが適切ではなかろうか?
アナログハイビジョンの挫折を見れば、それが国際政治の結果であるのかは知らないが、国民が支払った受信料が無駄になったのは間違いない。
リスクのある開発や事業をNHKがすることはないという理屈もある。なにものも身の丈にあった事業を行うべきであって、ガリバーになることを望むことはない。
NHKが肥大するから、不透明性が増し、会長の権限も肥大するのである。
小泉さんが語るように「民でできることは民が担う」ことが21世紀日本再生の鍵ではなかろうか?
そしてもちろん、民営化最大の目玉は教育である。





あらま様からお便りを頂きました(05.10.10)
佐為さま あらまです
力道山が外国人レスラーを相手に、空手チョップでなぎ倒す。・・・小さな画面のまえに、近所の人たちが集まって歓声をあげた光景が懐かしいですね。
いまでこそラジオもテレビもどこにでもありますが、当時は贅沢品で、すべての家にあったわけではありません。ですから、NHKが受信料を受信機があるところに請求するのは当然ですね。
そして、請求するからには、日本津々浦々、どこでもラジオ、テレビが視聴できるようなインフラを作り、そして放送するということになっていったわけです。このように、基幹インフラはNHKが整備し提供しているのを、民放がそれを借用して放送していくわけです。
私どものアンテナも、NHK放送を受信するためのもので、民放も受信できるということにすぎません。
とにかく、NHKの技術陣の執念たるものは、どこかの局の「プロジェクトX」なみです。
お陰で、地上波でもデジタルハイビジョン放送が堪能できる時代となりました。
また、通信教育も、放送教育とあわせることによって、より充実されました。
それから、気象庁との技術と連携することによって、よりタイムリーな気象、災害情報を得ることもできるようになりました。
この他に、海外で活躍している日本人にも、短波などをつかって、エールを送っています。また、外国の人に「日本」を理解してもらおうと、日本の紹介を積極的にしています。
それでは、NHKがなかったら、民放協会がそれをやってくれたでしょうか。
今後ともつづく施設の保守整備は、どこがやるのでしょうか。
時代を牽引する技術開発はどこがやるのでしょうか。
そういうことを考えると、やはりNHKみたいなものをつくらなくてはならないと思います。
いずれにしても、NHKの棚卸は必要でしょうね。

あらま様、毎度ありがとうございます。
私は、ひとそれぞれの考えがあってしかるべきと思います。
ただ、私たちを取り巻く環境は常に変わっているわけです。
他人の過去の栄光を称えるのは批判することはありませんが、過去の功績や遺産で食べていこうとするのは難しいことではあるでしょう。



ひで様からお便りを頂きました(05.10.12)
NHK受信料強制徴収について1
佐為様 初参加します。「ひで」と申します。
本来は、デュピュイ戦略研究所HPの伝言版(戦争学の著者 松村つとむ氏のHP)にて生息している住人です。

さて、本題
放送法32条についての参照を見ていて解るのは、
1.受信者側の義務として、受信機設置の場合にNHKと契約をすべきこと。
2.NHK側の義務として、受信料を「免除してはならない。」。

そもそも、TV受像機を買った時に「NHKと契約をした」と認識のある人がどれだけいるのだろうか?。(少なくとも自分は無い。)
この状態で契約を「たて」に受信料を強制徴収するというのは、商慣習法上異常な事態ではないのでしょうか?。

放送法32条を厳格に読むならば、受像機1台につき、規定の料金を払うべきということになるのだが、現在の日本では、一家庭につき、1〜4台のTV受像機があるのが普通であり、現在でも、通常、一家庭につき、1台分の受信料しか集めていないので、2.のNHK側の義務についても、違反していることが明白でしょう。
この状況でも、「放送法32条をたてに、強制徴収する。」ということになるのであれば、少なくとも、下記の論点を問題化することができるでしょう。
1.商慣習法上、現在のNHKと受信者の契約締結の有効性の問題
契約の当時者の一方には、契約の認識が無く(内容も知らない。保険約款のように、契約の内容を書いた書類って誰か見たことあります?。)、印鑑も押印していない(サインも無い)。また受像機を誰に売却したかもわからない。いつ廃却したかも不明。
この状況では、契約の有効性を主張できないと考えるのが妥当でしょう。
2.法律の条文が現状を反映したものといえないため、現状に合わせた法律の改正が必要。
さすがにどの議員も、今の状況で32条を厳格に適用した強制徴収案には賛成できないでしょう。また、一家庭につき、1台分の受信料を取る場合の根拠は何か不明です。「恣意的な徴収担当者の判断による」ではお話になりません。 
ひで様、お便りありがとうございます。
テレビを2台以上有する場合についてはNHKは次のように回答しています。
http://www.nhk.or.jp/eigyo/text/toiawase.html
Q.家に2台テレビがありますが、受信契約は1つでいいの?
A.受信契約は世帯ごとにお願いしています。1軒の家にテレビが複数ある場合の契約は1つです。2世帯住宅などのように1軒の家の中に、生計が異なる2世帯が入居しており、テレビをそれぞれの世帯で設置している場合はそれぞれの世帯ごとに、また単身赴任の場合はそれぞれの住居ごとに契約が必要となります。
また、車(ただし営業用を除きます)にテレビがあってその世帯に契約があれば新たに契約をする必要がありませんが、車にテレビがあり、家にテレビがない場合は契約が必要です。

またテレビの受信契約した場合、ラジオの受信料はいらないと決めてありました。
しかしながらこの根拠は不明です。すくなくとも放送法、施行令、規則には明記されていません。
いずれにしても家宅捜索の権限がなければテレビがあることを立証できないですし、テレビは動産ですからいつなんどき動くのかわかりませんからNHK側も取り立ては大変でしょうね。
それとは別に、「お前んとこは偏向報道しているぞ」と言われて立ち去る集金人を見たこともあります。
NHKが法的根拠を言い出すのなら、払うほうも放送法を主張することは権利でもあり義務でもありましょう。


放送法
第三条の二  放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一  公安及び善良な風俗を害しないこと。
二  政治的に公平であること。
三  報道は事実をまげないですること。
四  意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

しかし残念ながら、第3条の2に罰則規定はないようです。
oldman1.gif
● ● ● ●





大国主命様からお便りを頂きました(05.10.12)
どうも、管理人さん。大国主命であります。
こないだの話では、自分の立場ばかり強調してしまい、管理人さんに一杯食わされました。
今回は、一味違います。多分微妙ですが・・・。
えー、NHKのみならず、反日メディアは、狂牛病のみならず、ダイオキシン、産廃の最終処分場、カイワレ大根、農業全般、商店街の対応、を不十分な取材や手前勝手な議論で悪者にして長期間叩きまくったあげく、時間がたってしまえば知らん振りすることを繰り返しています。
つまり、NHKを含む反日メディアは、結局のところ風評被害を伝播させるために、でっち上げの証拠や適当かつ低レベルな議論を弾丸にし、報道の自由、知る権利を盾にして、長期間垂れ流しする攻撃を行っているのです。
「人のうわさも75日」ということわざがありますが、わざわざショッキングな映像を用いていれば、このことわざは通用しないようです。菅直人がカイワレ大根を食って見せたり、武部が肉の試食会をやってみせたり、つまらないパフォーマンスがますます風評被害を助長したのは、記憶に新しいかと思います。
長々とつまらない話をしましたが、結局のところ、NHKは民営化程度では生ぬるい!
いっそのこと、関連会社ごと解散させるのがベストだと主張させていただきます。
NHKに勤めている人間がこれを見ればさぞかし怒り狂うか、青菜に塩でしょうね。(爆笑)

大国主命様、毎度ありがとうございます。
「一杯食わされた」などと・・・人聞きの悪いことをおっしゃってはいけません。
仰せのとおり、ダイオキシン、カイワレだいこんの恨みはしっかりと覚えております。
世の中の憎しみが電波になってNHKのアンテナにはねかえってきたら・・・やめときましょう。


あらま様からお便りを頂きました(05.10.15)
佐為さま あらまです
別にNHKに義理があるわけではないですが、話題を盛り上げたい意味でNHKを少し弁護したいと思います。
NHKとの契約を指摘される意見は、他のところでも議論されていて、私は次のように書いています。
「切手を買うとき、契約を交わしますか。」
しかし、約款を明確にすべし・・・と、いう意見が多いですから、毎朝の放送開始時に、約款のテロップをサッと流すのもよいかもしれませんね。
さて、昔話をすると、佐為さまから返り討ちに遭うかもしれませんが、私の幼い頃(テレビメーカーが定かでなかったころ)、伯父に真空管でテレビを組み立ててもらって見ていました。その頃は、NHKとの契約は当然という感覚でした。(むしろ自慢していました。)
カラー放送が始まり、NHK契約のステッカーがカラー契約になったとき、我家のテレビもサンヨーカラーテレビになったと喜びました。
ところが直接視聴者から受信料を取らない民放が増えると、NHKに受信料を支払うことに違和感を覚えることは無理もないことだと思います。
そして今では、さまざまなメディアを通して、私たちは映像を楽しめます。それにつれて、NHKのそうした体制が古く感じることは仕方ないと思います。
NHKが何をしているところかは、NHK自身がそれを積極的に宣伝する性質ではないようですので、調べたいと思った人が直接NHKに問い合わせするなどして確認していますね。
今はわかりませんが、昔は「テレビの映りが悪い」と、NHKにいえば、アンテナ車がすぐ飛んできてくれて、いろいろと調整してくれたので、そうしたことからもNHKが身近に感じました。こうして我家のテレビのNHKの映りがよくなるということは、同時に民放もよく映るようになりました。
今ではNHKのアンテナ車を呼ぶまでもなく、デジタルハイビジョンに移行している時代ですから、多少ロケーションが悪くても鮮明な画像を堪能できつつあります。
次に、報道内容によって権利が侵害されるという問題ですが、たとえば食品の消費者側からすれは、危険な食品の流通の恐れがあるという報道はむしろありがたいことです。ですから、これは立場の問題ではないでしょうか。
例えば、農家が米を作らない代わりに国からお金がもらえる・・・という報道がありました。我々工業人にとっては強い不公平感を覚えました。工業製品の在庫がだぶついても、国は何も補償してくれません。しかし、農家の立場を理解すれば、ある程度は納得するしか仕方ありません。
最後に、ジャーナリズムに一言。ジャーナリズムを訳すと「迎合主義」になるのですか。メディアの立場では、より沢山のひとに視聴してもらわなくてはなりません。そのためにA新聞のようにサンゴに落書きをしてまで読んでもらおうとするバカも出現するわけです。またそれに対抗するために消費者側からの不買運動が展開されればよいのですが、足並みがなかなか揃わないのが残念です。とにかくNHKはジャーナリズムに陥ってはいけないし、陥る必要もないと思います。常に、ニュートラルな立場を維持すべきです。そうした意味でも、昨今の姿勢はうなずけません。

あらま様、毎度ありがとうございます。
私が結婚して住んだアパートでテレビの映りが悪いどころかノイズがひどくて画像がゆがんでいました。24時間ではないのですが、ほとんど毎晩でした。NHKに電話してもなんの手も打ってくれませんでした。
一年ほどでそこを引っ越してしまいました。私もハムなんてしてましたので誰かが違法局を設置していたためと想像します。NHKが正義の味方という記憶はありません。まあそんな所もあったのです。
「報道内容によって権利が侵害される」というのと、事実でないことを放送することは違うと思います。
歴史問題の不公平、中国に関する報道が一方的なことなどは消費者にも農家にも一利もありません。



流星様からお便りを頂きました(05.10.15)
佐為様 流星です。
数日このページを開かない間にNHKを肴に議論沸騰していたようですね。
私はNHKは必要だと思うのです。 難しい理屈は別にして一般市民として意見を述べます。
テレビの質と言う点ではNHKは(BBCには及ばないにしても)民放よりはるかに優れていると思う。
最近確かに中韓に気兼ねをしたりご機嫌とりをするような番組が増加しているようです。自主制作にせよ外注にせよNHK内部に反日的分子がいることは残念であるが国益に反する番組に対しては視聴者が厳しく監視して注文をつけることで修正できると思う。要はスポンサーに気兼ねせず、予算をふんだんに使える公営のテレビ局はいろいろな観点から有用だということです。
日本人は自己主張をしない、と言うことでは世界でもまれな人種のようです。たとえば団体旅行で誰かが旗を持って先頭に立つとあとに続くものは皆それに従う、だが韓国人や中国人の場合必ず何人かは別行動をとる、と言う話があります。
会社の同僚と昼食を取るときリーダー格の発言に右へならへと従うのも日本人です。外国では自己中心だからみんなが同じものを注文することはまれです。要するに日本人は世界でもっとも従順な国民と言って差支えがありません。ところで民放の放送内容たるや世界でもまれな低俗番組が多いのではないでしょうか。朝から各局競争して芸能界のゴシップ紹介、同じような番組が延々と夕方まで続きます。夜は夜で深夜まで若手タレントによるエロ談義の花盛りというわけです。
報道番組には人権・平和に凝り固まったキャスターやコメンテーターと称する面々が下らない講釈をして一般市民を欺いています。従順な日本人の多くがその言葉を信じて行動する、それが最近のニッポンの文化を形成しつつある、由々しい問題だと思うのです。
NHKはまた多くの教養番組を制作しています。これが日本人の文化向上に寄与するところも多いはずです。さらに膨大な量の過去の貴重な記録を保有し、その量は日々蓄積されているように思います。
問題は視聴料です。NHKが独占的に電波を流していた時代には利用者から徴集する方法に無理はなかった。だが情報技術が発達し情報量や情報の種類が千差万別となり、情報機器が多様化した現在、NHKだけが受信機を対象に料金を取ることに無理があるわけです。年初のNHK不信により300万件程度の料金支払い拒否がでたということだが、最初からまったく契約をしない件数が一千万程度ある、との推定もあります。
国民の文化や教養を高めるため、公正な視点で世界情勢を国民に伝えるため、貴重な記録を後世に残すため公的テレビ局は必要であり、国も国民ももっとNHK(NHKが不適当なら代わりのものをつくってもよいのだが)を支援するべきです。もちろん費用は税金でまかなえばよろしい。その代わり運営方法について国民が選ぶ監視機関を置く必要があります。

流星様、ご指導ありがとうございます。
論点はいくつかありますが、要点はNHKが無条件に受信料を取る事が是か非かということでしょうか?
あらま様も過去NHKがテレビが見られない地域をなくすためにした努力や技術開発を評価しています。
どのような事業であっても最低限保証することというのはあるわけです。郵政民営化といっても過疎地でも最低限のサービスを確保するということは国家の責務でしょう。
この事実と現状のNHKが受信料をとることとはリンクしません。
流星様も最後におっしゃっていますが、やり方はいくらでもあるわけです。
民放だけとなっても過疎地対策を義務化することもおかしくありません。ニュースの公平性を確保するなら堂々と「国営放送」としてもおかしくありません。
教養番組ならば税金で編集してBSで提供しても良いのです。
また民放が低俗とおっしゃいますが、仮に公平、高潔な放送局があっても一般国民がそれを視聴するか否かはわかりません。
論点を戻しますと、私は現在のNHKというものが金を取るのと使うのを兼ねているということが問題かと思います。
大蔵省の名前が変わり役目も変わったように、入りと出をひとりが扱うのは基本的欠陥であり、また放送内容の検証、内部牽制が不十分なのではないでしょうか?

例えてみれば道路と放送というのは同じであると思います。
誰でも通行できないと困るので最低限は国家あるいは自治体が整備するでしょう。しかし快適に行きたいとか早く行きたいという人のために有料道路を作ったり、有料の橋を作ってもいいわけです。

また、今現在、ネットウヨクと呼ばれる人たち(我々も入るのかもしれません)が声を出すようになったのは、インターネットのおかげです。旧来の放送、新聞、雑誌では拾い上げることのできない、あるいはメジャーによって排斥されていた少数者の意見がおおやけにできるようになったのは間違いない。
いまや電話からIP電話の時代です。放送の自由とか公平性を論じていること事態、時代錯誤かもしれません。
私の仕事の情報は9割はインターネットからです。書籍からの情報はほぼゼロとなりました。残りは仲間内の情報交換です。
このような時代背景から見るならば、もはやNHKの役目は終わったのかもしれません。
もちろん更に情報通信を研究開発し、実用化していくとは必要ですが、それはNHKではなく研究機関なのか?ベンチャーなのか?国家機関なのかわかりません。
いずれにしても連続テレビドラマを作り、紅白を催し、中国に関する怪しげな放送をする機関が全部をしなくてはならないことではないことは間違いなさそうです。
NHKがそれに気がつかなくとも、一般国民は時代の移り変わりを肌で感じているのではないでしょうか?

流星様もあらま様も私も思っているところは同じで、表現の違いで議論しているような気がします。



流星様からお便りを頂きました(05.10.17)
佐為様  NHK論に関してご意見ありがとうございます。流星です。
戦後の民主主義教育(?)が浸透するにつれわが国では国民の間に「官」が悪い、と言う考え方が定着するようになった。小泉政権になってから「官から民へ」が正しい選択だとテレビが報じ、それに感化された世論が内容を吟味することなく同調したためその概念が加速しているように思います。
「官から民へ」が実現したとき国民生活がどう変化するかの検証が十分なされないままにムードだけが先行しているように思うのです。これはきわめて危険な風潮ではありませんか。(そういえばわが国ではテレビや雑誌の影響で有名ブランドを持つことが差別化という表現によって優越感を示すようになりましたですね。)
かつてわが国はレーガン政権を踏襲してデレギュレーションをすすめ多くの会社が好き放題をしたために一般国民があっという間に奈落の底に突き落とされた。多くの一部上場企業がつぶれ、従来は国が支援した大銀行や証券会社、中小信用金庫が統廃合された。
大手はそれでも税金ですくわれたが、一般国民は絶えず不安を抱かざるを得なくなった。
俗物竹中平蔵は安全はタダではない、国民が日々勉強して銀行を選べ、というが銀行などの金融機関は一般市民に財務内容を公開などしないから情報の取りようがない、と言うのが現実である。
今、世論は「官から民へ」、「大きな政府から小さな政府へ」、「中央から地方へ」、が歴史の正しい動きだと錯覚しているように思います。果たして正しい選択か、と言うと大いに疑問が残るわけです。
小泉首相や竹中は米国型の国家を目指しているようだが日本と米国は基本的に異なる、と言う点を無視しています。国土の広さ、資源量、歴史風土、国家の成り立ちと民族的構成、宗教的背景などすべての点でアメリカとは存立基盤が異なる。世界的にもアメリカをまねた国家経営をする国は殆んどありません。アメリカはそれでは民営化は完全になされているのか、と言うとそうでもなさそうです。アメリカでは各州がそれぞれ単独の国家と同様に機能しており、各州にはいろいろ民を規制する法律があるようです。
それだけではありません。外国で民間人が災難に会ったときその国の在外公館に泣きつくと個人にせよ民間会社にせよその利益を守るために在外公館はアメリカ国家として動いてくれます。一方わが国の在外公館は民間の問題には関知しない、として無力な民間人の災難にはまったく協力してくれません。
「民に出来ることは民で」と言う考え方に私は全面的に賛成というわけではありません。みんな勝手にやりなさい、では国家としての統制は取れないのです。大きな政府から小さな政府と言う概念も果たして何が大きな政府でなにが小さい政府か、と言うとはっきりしない。何しろわが国土はカリフォルニア州と同程度の広さしかない。もちろん役人の数を減らすことに異議があるわけではありません。
官の弊害はその組織、慣例、命令系統、制度の運営方法が間違っているところにある。民に移す前に何故弊害を取り除く努力をしないのか。それをしなければいくら小さくしても問題の解決にはならない。
「中央から地方へ」も同様です。それぞれの自治体が中途半端な民主主義を大義名分にしてわが国の文化や伝統或いは歴史を無視して世論を軸に思いつきの施政を始めることに日本民族全体がどのように利益を受けるのか、むしろ不公平や混乱を招くのみではないか。又中央の役職が解除され地方に任された場合、数千の地方自治体はそれぞれが同じような役職を設けなければならない。国税は少なくなってもそれ以上に地方税の負担は増えることが予想される。
わが国が戦後短期間で歴史上まれな経済発展をした理由は戦前の官民融合による技術の蓄積によるものであると私は理解しています。何故高度成長が実現したか、それも同じく官民融合の結果です。各国が恐れた「行政指導」がわが国経済発展に多大な貢献をしてきたことは確かです。
「社会主義国よりも社会主義的な国」という見方がありますが、官は社会主義国家の専売特許ではありません。資源が少なく国土の狭いわが国にはわが国のやり方があるはずです。
数日前読売テレビの「そこまで言って委員会」で京都の小学校の先生が出演し「文部省の指導による教え方のお仕着せが小学生の暴力沙汰を生んでいる、教育は現場に任せよ」と言う意見を述べ同人が出した本が売れている、と言うからこういう考えを容認する人が増えている、それを是とするテレビ報道がさらに世論を増幅すると言う懸念があります。こういう教育が広まると日清戦争や日露戦争の意義を教わらなくて慰安婦問題や南京大虐殺のような間違った歴史を真実と受け止める子供があちこちに増加しかねないのです。私は日本を誇りに思う歴史家や倫理観を持った専門家による国定教科書が必要だと思います。
テレビほど簡単に民意を操縦できる道具は今の時代ほかにないのです。民放にせよNHKにせよそれが国民の意識に影響するところ大であることをわきまえて放送してもらいたい。お笑い番組や芸能ゴシップがあってもそれはかまわない、ただ根底に日本人が誇りを持てるような番組つくりをしてほしい。さもなくばわが国の将来は決して明るくない、と言えるでしょう。

流星様、お便りありがとうございます。
大きな政府がいいのか?小さな政府がいいのか?となりますとこれはまた論議のあるところ、大きな議題です。
当面の議題をNHKの受信料に限定しましょう。
今までの議論で、私は大きな政府より小さな政府がいいとは言っておりません。(心ではそう思ってますよ)
私はここで、NHKとは日本放送協会、それがインフラ整備から教育番組制作、学校の経営、新技術の開発、そしてその原資の集金まですることが適正なことであるか?という点に疑問を呈しているのです。
NHKが何をしようと、それと大きな政府と小さな政府は論点がかみ合いません。
大きな政府が良いとしても、放送事業については税金からまかない、その原資を民放各局に配分する代わりに全国放送を義務化することもおかしくありません。技術開発については日本民間放送連盟(民放連)がまとまってNHK放送技術研究所を運営しても間違いだとはいえないでしょう。
要するに私の指摘していることは、日本のラジオ、テレビ放送の黎明期ならいざしらず、現在の状況を踏まえればNHKは放送界の第一人者ではない。法に保護されて受信料を取ること、それによって種々事業を行うことの是非を問うているのです。
もちろん傍証として、NHKのきわめて偏向した報道姿勢があります。
ということを述べておりまして、その論点で議論しませんか?



流星様からお便りを頂きました(05.10.19)
佐為様 ご意見拝読しました。流星です。
目的地へ行くのに高速道路を使うか、一般道路を走るか、高速に乗ればすんなり目的地へつく。しかし一般道路を選んだため、途中で山道に迷い込み行きつ戻りつしている、というような気分です。
発端は佐為様がNHKの存在に疑問を投げかけ、民で出来ることは民でと言う考え方を支持され、私がその考え方に疑問を抱いた、と言うことだったと思います。
したがって基本的にわが国のテレビは民だけで十分か、営利を目的としない情報手段としてのテレビ局(現時点ではNHK)が必要ではないか、と言うことが根底にあると思います。
その意味ではどちらが正しいかではなくお互いの主張があると言うことではないでしょうか。
大きな政府、小さい政府がNHKの存在と直接関係があると私は主張しているわけではありません。
ただ現在の風潮として、テレビが世論形成に強大な力を持ち、それが日本の方向に影響を及ぼすことに危惧を抱いているわけです。その例として、大きな政府から小さい政府、民で出来ることは民で、中央から地方へ、と言う問題を取り上げたわけです。この問題はとりわけ小泉政権になってから注目されるようになったわけですが、どのテレビ局も何の反論もなく同調していること、それが世論に影響を与えている点でテレビとの関連を指摘したまでです。
確かにNHKの報道姿勢には不満があります。これまで何度も抗議の投書をしました。
だからと言ってNHKは不要というのは暴論だと思います。なぜなら他の民放は問題ないか、と言うと質と言う点を別にしてもその偏向度はNHK以上ではありませんか。
私は日本人としての意識に重大な影響を及ぼすテレビと言う情報媒体は野放しにしておくわけには行かない、と思うのです。先のフジテレビや今回のTBSのように簡単に営利目的で乗っ取られかねない民放に日本の精神をゆだねることには賛成できないのです。首相の靖国参拝を積極的に支持できないテレビ局ばかりではこの国は将来世界のリーダーには到底なれません。もちろんNHKも体質を変えなければなりません。
技術開発に関しては民放連がまとまって運営しても構わないし、或いは放送局と関係なく独立した研究所を設けてもよいのではないかと思います。
NHKにしても視聴料を取るからには世論が気になるはずです。私はNHK(NHKが不適なら別の情報総合機構のような機関を作ってもよい)が視聴料を取るのではなく、税金を運営費に当てるべきだと言う意見です。と言っても運営を今のNHKにまる投げしてよい、と言うつもりはありません。税金を充当するためにはご指摘のように傘下の営利事業をどう扱うかなど大改革は必要です。
いずれにせよ私は営利を目的としないテレビ局がこの国には必要だと考えています。

流星様、ご意見ありがとうございます。
まず、大きな政府、小さな政府について
大きな政府小さな政府という言葉は良く使われますが、ある意味イメージ的なものであって明確な定義はないと思います。 NHKを改革することが小さな政府につながると考えるなら、郵政民営化は小さな政府につながらないということになります。だって元々NHKはいわゆる官公庁ではないのですから。
もともと政府機関・行政機構でないものを民営化することはできません。あるいは大きな政府という言葉を広く解釈して財団法人や独立行政法人も含めるなら、さかんに進めている国公立大学の独立行政法人化は小さな政府への道ではないということになります。
いずれにしても、NHKの改革を小さな政府への道ととらえるのはどうしても矛盾が出るということです。
私の主張はNHKが何であれ改革が必要であるということです。その点は流星様と同意見です。
しかしながら流星様のご意見では、民放でない放送局が必要であるということですが、それならば民営でない新聞社も設置しなければならないのではないでしょうか?
そして日本テレビの辛坊治郎なんてまともなこと言ってますよ、
民放だからNHKより劣るということはないと思います。



大国主命様からお便りを頂きました(05.10.21)
どうも、管理人さん。大国主命であります。
えー、管理人さんは教育の民営化で腐れ日教組やボケ教育委員会のドテッ腹に風穴をあけるのをお望みのようなので、それについてそろそろ議論を開始していただきたいと、小生思っております。
では、かく言う小生の私見はいかに、と問われると正直立派なものではありませんが、一応発表させていただきます。
多分サヨクが観たら血相を変えるでしょうね。(大爆笑)
教育の民営化
@日教組、教育委員会の即時解散と投獄(罪状:外患誘致罪並びに騒乱罪)
A日の丸掲揚反対派に対する一斉検挙(罪状;国旗掲揚関連法違反。日の丸に唾を吐いたり、踏みつけにする事件の場合には器物損壊罪適用。事件当時生徒だったものにも適用。)
B君が代斉唱反対派に対する一斉検挙(罪状:Aと同一)
C本当の歴史を教えようと考える教員のみ残し、ブロードバンドを活用して全国一斉同一授業を行う。(これなら極少数の教員ですむので公務員削減の聖域に大鉈を振るうことができる)
D扶桑社の教科書のみ採択義務。扶桑社もかなり自虐的なので、すこし変更した内容を貼付けし、他教科書は排除。
反対派は当然外患誘致罪(反日国に同調することはスパイ行為そのもの。刑は無期懲役か死刑しかないそうです。刑法をお読み下さい)。もちろん教員や国会議員、文部省内外役人や学者で反対すれば公職追放は免れません。(海外への移動も当然犯罪者として扱われるので、禁止です。)
E学校教育の質的向上のため、性教育を受けるのは20歳以上のみ。また、日本の技術力、勤勉度向上のため、小学校低学年から技術家庭科を週12時間以上教えること。土日祝日、長期休業期間は廃止する。技術家庭科の教育は、その道のプロフェッショナルのみ教授可能。そのため、学歴不問。技量次第。
F語学力向上のため、国語力の徹底強化を図る。教材は、小学校低学年は竹取物語、今昔物語。小学校中高学年は源氏物語、平家物語。中学校では太平記、万葉集、古今集、新古今集。高校では、日本書紀、古事記。大学受験必須教材として、奥の細道。(全部暗記し、すべて記述できるか否かで大学受験資格がもらえるかどうか決まる)
G自虐的歴史観が地下活動で広まる可能性があるので、思想警察を教室、職員室、図書室、図書館、児童館に各10人以上配置。もしプロ市民が来れば即逮捕権行使可。団体行動をとれば、機動隊またはSAT出動要請を義務付ける。
いまのところ、以上です。どうぞ、討論になるようなネタを掲載していただくことを、大熱望します。

大国主命様、すばらしいアイデアありがとうございます。
しかしながら実行はかなり困難と思います。
国旗掲揚関連法違反とおっしゃいますが、これは地方公務員法違反とか器物損壊ではありませんか?
まあ、このような意見を発言してもオカシイゾと言われない社会でないとおかしいと思います。
なにしろ日本は言論の自由ですが、サヨクはその自由が保証され、正論派、右翼はその自由が保証されていないのだ事実ですから。
オット、大国主命様が右翼とはいってませんよ。
でも、首相の靖国参拝に賛成が多数を占め、朝日新聞が危機感でヒステリーになっているのを見ると、日本はまっとうになっていると心強く思います。



流星様からお便りを頂きました(05.10.24)
私はNHKを民営化してはいけない、といっているのではありません。民放は民放として存在してなんら問題はない。ただ情報と言う手段で国を護り、正しく情報を伝え、場合によっては国民を啓蒙するような非営利機関が必要だと考えています。
情報と言う国家存立上極めて重要な道具を商業主義だけに任すのは危険です。公共放送といっても結局は一部の出資者や経営者の私物に違いがないからです。すなわち最終目的は国家利益ではなく収益ですから。
NHKもその意味では世論を大いに気にしているわけです。そして中韓のご機嫌を損じたくないことも明らかです。
日本テレビの辛坊解説員がNHKに対抗意識を持っていることは聞いています。そして民放のすべてのキャスターもNHKで出来ることは自局でも出来るといいます。しかし辛坊治朗もNHKに勤めておればNHKの優位性を主張するでしょう。
NHKのような非民間放送局がどれだけ予算を持てばよいのかは議論のあるところですが、収益に限界のある民放と比較するのではなくよい番組つくりのためには費用を惜しむべきでない (もちろん無駄使いをしてもよいと言う意味でなく)のです。
いずれにしても佐為様と小生の考え方には本筋では大きな違いはないように思うのですがどうでしょうか。

流星様、いつもご指導ありがとうございます。
必要なのは国営とか民営とか公共といった切り口ではなく、客観性、公平性、信頼性という切り口ではないでしょうか?
現実にNHKが中国韓国に従属した(隷属かな?)報道しかしていないのは事実であり、その事実をもってNHKは流星様の期待する【国民を啓蒙するような非営利機関】でもないことは明白なようです。



流星様からお便りを頂きました(05.11.08)
佐為様 流星です。
NHK論、国民の意識形成に強大な影響力を持つテレビには客観性、公平性、信頼性が求められることは当然であり、又NHKの姿勢が中韓寄りであるというご指摘もまさにおっしゃる通りです。
私はNHKの放送内容が民放に比べベターだと言っているのであってベストだと主張しているのではありません。中韓への従属性はわが国のごく一般的な現象です。
私の知る限りわが国の主張を日本人の誇りを失うことなく正確に伝えようとするメディアは産経新聞と雑誌の正論および一部の私的出版物ぐらいです。ただ、いろいろな意味で国益を守るための基準としては民間に頼ることは危険が大きい、信頼性に欠ける、というのが私の見解です。
民間企業にとっては国益より自己の利益が優先します。
日本経団連の奥田会長が靖国参拝に反対するのも、読売が新たな慰霊施設建設に積極的なのもすべて彼らが中国での商権を失いたくないからにほかなりません。
何故わが国の大半のメディアが中韓寄りになるのかという議論をすると長くなりますが簡潔に言うと、日本人を骨抜きにするため作られた現憲法の精神が戦後60年を経て国民に浸透してきたからだと断定できます。若し中韓以外の国が中韓と同じような注文をつけてきたらNHKも民間テレビも同じようにその国の主張に同調することはまず間違いありません。
私は中韓に隷属、というより敵国が押し付けた憲法が日本人の大半を洗脳してしまったからだと思うのです。
中韓におもねた姿勢を非難する日本人が、おおやけのメディアが、殆んどいないというのが何よりの証拠だと思うのです。
話がそれてしまいましたが日本人の精神構造のゆがみのすべてが現憲法に集約されると考えています。
メディア、とりわけテレビの姿勢を正常化することが今急務であると思います。

流星様、いつもご指導ありがとうございます。
おっしゃるとおりです。
日本財界代表が中国に尻尾を振り、2ちゃんねるでは三河の車屋などと呼ばれているのが実情です。もちろん彼には彼なりの事情があるのでしょうけれど・・
でも最近は対中投資も減少傾向で、ベトナムとかインドに分散しているのは良い傾向です。
マッカーサー憲法の害毒についてはまったく同意! 早いとこ自前の憲法を持ちたいものです。
ライセンス生産は戦闘機だけにしておきましょう。



Yosh様からお便りを頂きました(07.01.21)
NHKの受信料のことから
とうた様、NHKの報道が映らないやうなTVは出来ないのでせうか?
観れないものには支払ふことはいらないでせう。
もしまだでしたらTVの製造会社に働きかけてみてはいかがでせうか?

Yosh様 毎度ありがとうございます。
確かに条文を読めば「放送法第三十二条  協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は」となっており、受信できない受信設備は支払わなくても良いように読めます。
しかし、過去に受信機を改造して不払いをした人が裁判で負けたという判例があるそうです。詳細は分かりません。
またメーカーにNHKを受信できない製品を作れというのは、今では型式認定という制度がなくなりましたから可能だとは思いますが、メーカーはNHKが怖いので難しいでしょう。
立ち止まって考えれば、そのようなけなげに工夫するのではなく、やはり「NHKが強制的にお金を取るのはおかしいぞ!」と言った方が民主的でかつ正論でしょう。
Yosh様からお便りを頂きました(07.01.21)
とうた様、
先のメールではそのやうなことができるのかが知りたかつたのです。
それや日本でも、私のやうに田舎に住んでおれば電波が来ないし映りが悪いわけで、同じやうに受信料を払ふにはどのやうなことが為されているかなどと思ふたりしたわけです。
こちらの「PBS」公共放送局の経営の費用は政府からの補助、個人や企業からの寄付で賄われています。
各期には必ず寄付を募る番組があって各局とも必死に寄付を促しています、局によっては番組を独自に制作してそれの製作に協力する各企業、各個人の基金の名前を掲げて感謝をしています。
そしてより良い番組を製作することで、各個人からの寄付を得、それに伴う各商品DVDやVHSその他を販売しています。
そのやうにNHKもさせてゆけば国民の税金を補助の形で授けることもいとわないだらうし、視聴者も寄付をして局の維持に協力を惜しまないのではと思ふ次第です。

Yosh様 毎度ありがとうございます。
NHKへの不払いは、決してお金が惜しいというだけではないのです。というよりお金が惜しいと思って不払いの人は少数派であろうと思います。
なぜ視聴料金を払わないのか、払いたくないのか?
NHKの職員の平均給与が年間1千500万円だそうです。ドルにして13万ドルくらいです。偉い人はもっともっと年俸は高いこと間違いない。そういった放送局が社会が高額所得者と定額所得者のふたつに格差が広がっていると放送して国民はどう思いますかね?
それどころではなく、NHKの職員が全国からかき集めた尊いお金を私腹することがたびたびあり、国民が怒っていること
それからNHKは国民からお金をとっていろいろな番組を作るのはいいのですが、中国には無償でそういった作品を提供しています。これはお金を払っている人に対する背任です。
更に更に!NHKは中国を賛美する番組、韓国のウソの歴史を放送しています。そしてそういったことに対する批判については一切無視です。自衛隊の危険性、アメリカ軍の危険性を報道して、中国のミサイルの危険性、北朝鮮の核の危険性は無視です。もうこれは国民がお金を払って支えるのではなく、中国政府がお金を払って職員の給与を払うべきでしょう。
NHKの存在意義というのは根底から問われているのです。
2005年1月に自民党政治家の従軍慰安婦番組への圧力があったと大騒ぎになりましたが、その後なかったという方向になり沈静化したのですが、内部告発(?)した長井某デレクターの処分もなしでうやむやです。内部告発というのは真実であり違法を問題提起するなら称えられるでしょうが、真実でなくかつ法違反でもないことを告発(?)するのはそれが違法ではないのでしょうか? 長田某は今でも年1500万もらっているのでしょうか?
自衛隊員が酒によって狼藉を働くとNHKは鬼の首を取ったように喜んで放送します。以前NHKの幹部が酔ってタクシーの運転手に暴行を働きましたが、今でも当人はにこやかな笑顔でテレビに出ています。どう考えても価値観が狂っているとしか思えません。
昨年(06年)の紅白歌合戦はポルノまがいの放送だったそうです。(私はNHKを観ません)
NHKがそのようなおかしなことをせずに、まっとうな放送、日本人のための放送であれば、貧乏人だってみな喜んで料金を払うと思います。
man3.gifwoman4.gif
● ● ● ●

NHK⇒NO,HK


risou様からお便りを頂きました(07.02.22)
私のNHK受信料未払いの理由。
私は以下の理由で受信料を払うことは出来ないとの返事をしました。
(1)テレビの所有者は●●●●であるが契約者は◆◆◆◆に契約させられた。またNHKの営業マンは独断でこの近辺は衛星放送が見られるはずと衛星放送の受信契約も地上波と一緒にさせられた。(次男嫁が地上波と衛星放送の契約を代理で契約させられた)
(2)テレビはケーブルテレビ(キャベツ)と契約しているが地上波のみで衛星放送はキャベツとは契約していない。NHKはキャヘツに確認しないで衛星放送を契約させた。また一年分の受信料を支払っていた。
翌年に衛星放送の受信料も払っていることが判明、NHKに電話したところ、自宅で受信契約をしたのにNHKの放送局まで手続きに来るように言われた。
(3)NHKに電話した頃、NHKの不祥事が発覚し不払い者が急増していた。私もNHKに対する不信感がつのり銀行口座の閉鎖手続きをして受信料の支払いをやめた。
(4)ケーブルテレビでNHKのテレビ放送を見ることが出来るが、地上波と衛星放送は個々に選択し契約できるシステムになっている。NHKはキャベツと受信料の契約をすべきではないのか。
またNHKは私とキャベツとの契約内容を確認せず受信料契約を独断で行ったので契約は無効と判断した。

「以上の理由で受信料を払うことが出来ない。電話で話した内容についNHKの回答を書面でいただきたい」と。また国会で受信料の支払い義務化が法制化した時点で、上記の理由が解決した時は以後の受信料について支払うと電話で伝えた。

risou様 お便りありがとうございます。
うーん、伏字、言いかえが多く私の頭では正しく理解できたのか自信ありません。
いずれにしてもNHKにお金を払わないという点で一致していると理解します。
NHKの横暴に負けないよう、NHKの偏向報道を正すよう運動していきましょう。
またのお便りをお待ちします。
あらま様からお便りを頂きました(07.02.23)
佐為さま あらまです。

NHKの受信料支払いに関して、個人的に研究されているサイトがここにもありました。
http://friendly.blog30.fc2.com/blog-entry-58.html
ご紹介のみ、失礼します。

あらま様 冗談抜きについ今しがた犬HKの契約強制担当者が我が家を訪問しました。
見てませんとドアを開けずに断りました。
なんか紙を入れていきましたので、法的強制力のある文書かと・・不安ながらに玄関の土間から拾い上げたら「NHKポケットジャーナル」と書いてあります。ゴミを入れるなと言いたい!
それにしても偏向報道止めて欲しいですね・・・



あらま様からお便りを頂きました(07.03.06)
NHKをよくするためにアクセスする市民の会
 佐為さま あらまです
昨年、NHKの偏向放送を是正する命令を出した菅総務大臣。
NHKの国際短波ラジオ放送でも、北朝鮮による拉致問題をちゃんと取り上げるように命令したものでした。
それに対して、プロ市民らが、「NHKをよくするためにアクセスする市民の会」なる市民団体を立ち上げて、国に対して訴訟を起こし、併せて慰謝料も請求したそうです。
その市民団体のメンバーを見ていると、総会屋まがいの行動をしている人たちも含まれているようです。
http://www.rondan.co.jp/html/ara/onbu/index.html
せっかく、顔を出してきましたから、徹底的に潰しましょう。

あらま様 毎度ありがとうございます。
しかしなんですね、サヨク、いえ、市民団体はうんかのごとく、ゴキブリのごとく、SARSのごとく、したたかで、しつこく、ごり押し、ごね得、もうかないませんわ・・・



両極様からお便りを頂きました(09.02.11)
NHKの報道姿勢について
近年NHKの報道姿勢が益々朝日新聞に近い報道姿勢になってきたと感じます。
その他『クローズアップ現代』の田母神幕僚長の論文を解説した、国谷裕子アナウンサーの態度も極めて朝日に近いと思います。
見ていて腹が立ってきました。
佐為様は如何感じておりますか。
2月1日から、産経新聞を取り始めました所、以前の毎日新聞と比べたら、読む箇所が格段に増え、朝起きる時間をかなり早くしなければ読みきれません。
何故もっと早く参詣にしなかったのかと悔やんでおります。
佐為様は、間違っても、朝日や毎日ではありませんよね。
最近『WiLL』と『正論』3月号を2冊読み終わりましたが、まさしく、小生の考え方を代弁している内容でした。
佐為様は、新聞、月刊誌、週刊誌はどのようなものを読んでおられますか。
話し変わりますが、私は40数年間NHKの受信料を払ってきましたが、今月から受信料支払い拒否の通告を、NHK茨城放送局に電話で通告しました。
また、NHK福地会長には、書面を郵送して支払い拒否を通告しました。
チョット乱暴といわれるかもしれませんが、報道姿勢が公共放送として中立になるまで支払い拒否を継続するつもりです。
佐為様のご意見をお聞かせ願いたく、お願いいたします。

両極様 毎度ありがとうございます。
あのう、NHKが犬HKとか中国日本放送局などと呼ばれるように、ありゃ日本を代表するのではなく、中国の国益を主張しているのですから、そんなものを視聴して頭に血を登らせても血圧が上がるだけですよ・・
私は犬HKは観ません。
ついでにお金も払っていません。
支払い拒否を継続するなんてつましいことをおっしゃてはいけません。
私は永遠に支払いをする気はありませんよ。


ひとりごとの目次にもどる