求めよ、さらば与えられん 2 2006.07.15

先日も同じタイトルで拙文を書いたが本日はまったく別物である。
人間は誰でも、自分がどのようになりたいという願いというか希望を持っていると思う。還暦目前の私だって願いというか希望というか望みくらいは持っているのである。
もちろん政治家になって日本を変えようとか、宝くじが当たったら社会に貢献したいなどというたいそうなことではない。例えば英語を流暢に話せるようになりたいとか、定年後に若いとき行けなかった大学で学びたいとか、囲碁を初歩からやり直そうかとか、そんなことであるけれど・・・
oldman1.gif もし夢を持たない人がいるならば、悲しいと思う。
誤解のないように、
私が豊かだとか人生の勝者とか成功者であるとお考えの方がいるかもしれない。そうではない。私は本当にどこにでも転がっているサラリーマンであり、出世もせずに、給料も高くなく、休日も働いている気の小さな初老の男に過ぎない。
私の言いたいことは、人はだれでも夢を持たねばならないし、そしてその夢を実現するために努力することに価値があるであろうということだ。

個人と同じく国家にも夢というか国民の共有する願い、目標というものがあるはずだ。
もちろん国民総体としてのウィルが強く共鳴している国家、国民の意思が漠然としている国、国民の願いのベクトルがあっていないで混乱している国家、いろいろあると思う。
明治時代の日本などは国民の意思がひとつになっていたといえるのではないだろうか?
そりゃ当時だってさまざまな意見はあっただろうが、不平等条約をはねかえそう、日本を一流国家にしようという気持ちは官も民も、主流派も反主流派も同じだったのではないだろうか?
少なくとも現在のイラクやインドネシアのように、バラバラではなかったはずだ。

では国家としての願いというのは成就するのであろうか? ということが本日のお題である。
結論から言おう。
国家としての願いは必ず成就すると私は思う。
☆☆豊かになりたいと国民が願えば必ずその国家は豊かになる。
☆☆覇権を目指す国家は必ずや頭角を現すだろう。
☆☆国民の福祉をテーゼとする国があれば福祉国家が実現するに違いない。
☆☆平和を願う国家は平和を実現するに違いない。

そんなことはないとおっしゃいますか?
これから具体的実例をあげて解説をして行きたいと思っております。

朝鮮民主主義人民共和国と名乗っている独裁国家、北朝鮮は先軍政治ということを国家の政策としている。
かの共和国の説明によると
baikin1.gif 先軍政治とは、軍隊を重視して軍隊を強化することへ優先的に力を注ぎ、銃身で開拓された革命偉業を銃身によって完成すること。
政治と軍事を有機的に結びつけて社会主義を守り、革命と建設の全般を勝利に導く政治方式である。
なんでも帝国主義と対峙している状況で、体制生存のためには「先軍政治」が絶対的に必要である。
との仰せである。
ちょっと考えると今帝国主義を体現しているのは中国が典型的かと思うが、北朝鮮から見ると帝国主義からもっとも遠い日本がその標的らしい。帝国主義も国と主義によって定義が変わるのだろう。
ともかく、
北朝鮮は先軍政治という国家思想を紡ぎだし、自国の政策をそれにそって展開し国民を動かしていることに間違いない。それは国民一人一人が望んだことではないだろうが、信じ込まされ、そしてそれに向かっていることは間違いなく、まさしく国家の目的であり願いである。
では彼らの願いはかなったのだろうか?
もちろんかなったではないか!
今の北朝鮮がおかれた状況は、金将軍が北朝鮮を取り巻くのは敵国ばかりであると考え、国民に教えたとおりになったことは間違いない事実である。
北朝鮮を敵視している国家がなかったのに、韓国を取らんとして南進し朝鮮戦争を始めた。
日本人が北朝鮮を敵国なんて思っていなかったのに多数の人を誘拐しその結果、日本国民を敵に回した。
アメリカは北朝鮮などどうでもいいと考えていただろうが、偽ドル札を作り本土まで届くミサイルを開発すると懲らしめようと思うのは当然であろう。
まさしく、北朝鮮指導者の望みはかなったのである。

北朝鮮だけではわからないとおっしゃいますか?
もちろんそのとおり、
では他の事例をあげましょう。
現代の韓国では朝鮮戦争とは朝鮮と日本が戦争したと思っている小学生が10%もいるということです。(朝鮮日報社説 2003.06.24)
その事実はどうということもありません。しかし、そういう状況をもたらしたのは、韓国が北朝鮮に接近し、日本と敵対しようという国民の意思、政府の外交政策がそうなることを願ったからではないのでしょうか?
韓国が真の歴史認識を持とうとしたならば、まさかたった50年前の歴史的事実にうそつくわけにはいかないでしょう。韓国が日本と敵対したという歴史認識を持ちたいと願ったからこそそういう教育をし、その結果願いがかなったということです。
韓国の意思が北朝鮮と相思相愛になろうというのであれば、我々外部のものが真実はこうだ!と語ってもそのようなものが見えず聞こえるはずがない。人は信じたいものしか見えないし聞こえない。国家も願うものしか見えないし聞こえないから。
韓国は今後ともおのれが望むことを実現するだろうし、それこそ彼らの幸せであるに違いない。
もちろん彼らの幸せが東アジアの幸せであるということでは
なく、東アジアに動乱をもたらすであろうことが想定される。

日本はどうなのか?
日本国民の意思はともかく、マスコミの多くは『日本よ誇りを持ってはいけない』、『日本人は第二階級である』と毎日大声で叫んでいる。
複数の政党は事実無根のうそを捏造してまで日本人は悪人である、特定アジアに謝らなくてはならないと語っている。
arakawa.gif 芸能界では日本人であることを誇りに思う人より、中国人にへつらうひとがもてはやされている。スポーツ大会で日本を応援しようと言うとほされたりするのである。
スポーツ選手が日本人であることを誇りに思うなどと語ると、そのナショナリズムがいかんと叩く新聞がある。スポーツ大会で国歌を歌うのがいかん、国旗を掲げるのがいかんという。オリンピックで金メダルをとった選手が日の丸を持ってウィニングランをするとその絵を放送しないのである。
もうこれは明白である。マスコミの多く、そして反日を唱える政党は日本人に奴隷になろうと語りかけているのである。そしてそういった洗脳を受け続ければ日本人は間違いなく、日本人としての誇りを持てず、中国に従おうということ意思を刷り込まれてしまうだろう。
そういった人たちは、平和憲法を守ろうとか非武装を唱えているから日本は平和国家になるだろうとお思いでしょうか?
ちょっと違うようです。
平和憲法と叫んでいる人たちは世界平和に貢献しようとしていません。国連に防衛を頼もうといいますが、国連の平和維持活動に参加してはいけないといいます。
非武装を唱える人たちは、日本が武装を持ってはいけない、アメリカ軍は帰れと叫びますが、中国の軍備には反対しません。北朝鮮からミサイルが飛んできても反対運動をしません。
要するに平和主義ではないのです。単に中国の工作員か北朝鮮の回しものであるということです。
彼らは平和を望んでいるのではなく、中国の覇権を望み、北朝鮮の大国化を望んでいて、そしてその望みは叶いつつあります。
それでは困ります。

私にとって一番大事なのは、日本です。
日本人がもっとこの国をよくしようという夢を持って欲しい。第二階級であるなどと思い込んで欲しくない。従軍慰安婦とか強制連行、はたまた南京虐殺などいいがかりをつけられてすみませんなどと語って欲しくない。
私はすべての日本人に、日本の平和と反映を望んで欲しい。
すべての日本人が日本は良い国になると望めばきっと良い国になります。


望みはかなう

ANBITIOUS JAPAN



あらま様からお便りを頂きました(06.07.16)
佐為さま あらまです
都民の恒例行事であります「みたままつり」も、最終日のようですね。
たくさんの堤燈、そしてたくさんの人で賑っていると伝えられました。
拙宅から近い護国神社の「みたままつり」は8月です。靖国神社と同様に、たくさんの堤燈に彩られます。
さて、その靖国は「神社」なのに、すっかり「問題」にされてしまいました。
最初に「問題」としたのは、日本のマスコミであり、次に宗教団体であり、そして特亜に波及しました。
靖国神社を問題にすることによって、何がかなったのでしょうか。
マスコミは、記事を書くことができました。仕事ができました。
某宗教団体らは、心情を害したとして慰謝料を請求しました。
特亜は補償金を獲得しました。
しかし、残念ながら、宗教団体らは、慰謝料を獲得していません。
そりゃ、なんでもかんでも望めばかなうって訳ではないですね。
もし、彼らの理屈のように、理論武装を装ってなんでも要求して、カネが獲得できるとしたならば、小生も、彼らの行動に“心情”を害したとして、宗教団体らに慰謝料を請求することができることになります。
気にいらないからといって、慰謝料請求がかなう社会になったら、それはメチャクチャな社会です。
間違った望みがかなう社会は、間違った社会ではないでしょうか。
あらま様、毎度ありがとうございます。
靖国問題に限らず、従軍慰安婦問題、南京虐殺、教科書問題、なにを取り上げてもすべては日本のサヨク団体、サヨク新聞、平和団体が原因です。
日本人でありながらウソをついてまで日本を貶めたいというその根性がスゴイ!
腐りきった悪臭を放っているニュースキャスター、小説家、芸能人、大学教授・・・すべてを日本海に叩き込んでやりたいと思います。
オット、クールに行かねば・・・
願わくは、彼らの願いが成就しませんように




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