もっとも話題になっていると言っても、有名人のゴシップとか、政治の動向、株価とかいうものには興味がない。じゃあ何に興味があるのかと問われると、それ以外のものだ。最近、会社法改正だあ、内部統制だあ、SOX法だあ、という声がするのでこれらに関する本を買った。
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私は飲む打つ買うのうち、飲むのは自宅で家内とふたりでほんの少したしなむが、打つ買うは無縁である。でもこんなふうに無駄使い(?)が多いので決して残らない。 しかし、いわゆるベストセラーなどは買わない。有名人が書いたエッセイ、小説なども買わない。本当に価値があるならば、1年後にも本屋にあるだろうし、その頃には誰が読んだ本がいらないからと回ってくるだろう。 |
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私は小さい頃から本に書き込む癖がある。というか、書き込まないと本を理解できないのである。 「憲法9条を世界遺産に」をめくってみると、気になった文章にアンダーラインを引いてあったり、フレーズを赤鉛筆で囲んであったりする。そして傍らにいろいろ書き込んでいる。 とまあ、こんなふうに各所に書き込んでしまうのです。それで、一度読んだ本を古本屋に売れないのです。 ときどきはいらなくなった本を、相方とかYosh様に強制的に送っている。 幸い、いまだ苦情は頂いていない。 ![]() どうしようもない本は毎年年末にまとめて捨てている。なにせ70m2もないマンション暮らし 70m2もないマンションとは語義矛盾 ![]() |
北朝鮮が核実験、ロシアが日本漁船を拿捕、中国がチベットで虐殺、尖閣列島に台湾の急進派が上陸、自宅から数キロのところで殺人事件・・・なんてのが日常ですから、ミステリーを読む人の心がミステリー
ついでにいえば推理小説より監査の方が論理は緻密だし、法律の解釈も恣意的にはできないし、リアルタイムの実体験なので緊張感がたまらない犯人の予想を誤ってもだれにも知られることはないが、監査で間違えた判断をすれば恥をかくだけでなく、へたをすると職を失う。
そんなアホな!とおっしゃる人がいるかもしれません。中国の軍事費14兆円超す 英戦略研が分析【共同通信】英国の有力シンクタンク国際戦略研究所(IISS)は31日、各国の軍事力や地域情勢を分析した報告書「ミリタリー・バランス2007」を発表し、2006年の中国の軍事費が前年比18・4%増の推定約1220億ドル(約14兆7900億円)に達したと指摘した。
中国が昨年の国防白書で発表した06年の国防支出額(見通し)は約2838億元(約4兆4400億円)だがIISSの推定額はその3倍以上で、日本の防衛費(約3兆4000億円)をはるかに上回った。(2007.02.01)
佐為さま あらまです 小生のイナカには、イナカの割りに古物商店がたくさんあります。 何でも戦争中に疎開してきた人が、置いていった物がたくさん残されており、また戦後の混乱期にこちらで穫れる米と交換するために、都会の人が差し出した高価な持ち物が残っています。 着物、箪笥、掛け軸から当時珍しいオーディオ製品、時計などもあります。 そんなものを質においてゆかれても、農家の人は困ってしまいます。 またいつか取り戻しに来るだろうと、そんなお宝が、今でも農家の小屋などに無造作に積まれています。 その中には古書が含まれており、大学の研究家とかコレクターがあさっています。 小生には猫に小判ですから、物の価値など知る由もありませんが、興味のある人にとってはたまらないらしいですね。 さて、そんなイナカですから、東京・神田のような古本屋さんなんてこちらにはありません。 あるとしたら、「ブック・オフ」ぐらい。そこには、コミック本とか若い姉ちゃんの写真集などが山と積まれています。 ところで、小生も独身時代や子供の小さい頃は本を買いました。 しかし、アッと言う間に狭い家は本に占拠されてしまいました。 こどもが3人に増えますと、場所がないことに加え、家計も苦しくなり、まず弱者から小遣いのカットが始まりまして、以後、本を買うことは禁止されてしまいました。 仕方がないので図書館のお世話になっています。 ところが、図書館の小説や写真集以外の本には、実に落書きが多いのですね。赤線が引いてあったり、中には誤字脱字を訂正して下っているのもあります。 しかし、見ようによっては、線の引き方にも特徴があり、この線を引いた人はこんな考えなんだ・・・と、参考になることがあります。 ましてや、憲法論や教育論になりますと、明らかにセンセイと思しき人が線を残しております。 さて、最近の図書館の利点で特筆すべきことが2つあります。 ひとつは新刊書をリクエストすると、スグに読めると言うことです。小説以外なら、はやくて一週間、遅くとも一ヶ月待てば、たいがいの新刊本は読めます。 次に、図書館どうしのネットワークの活用です。いまの公立の図書館では、すべての本がコンピューターに登録されていて、それがネットワーク化しているようですね。 そこで、例えば、50年前の憲法の本が読みたいと、最寄の図書館に頼むと、数日かけて全国の図書館の蔵書を検索してくれます。そして全国のどこかにあれば、最寄の図書館でそれを貸してもらえるのです。 もちろん輸送料なんて請求されません。 そんなわけですから、小生は、すっかり図書館ファンであります。 もちろん、最大の理由は、図書館のかわいいお姉ちゃんが目当てであることは言うまでもありません。(これは、家族には内緒です) ただ、小説を読みたいとなると、長い順番の列に並ばなくてはなりません。 『ハリーポッター』は4ヶ月、『東京タワー』は半年待ちました。 ところで小生が『ハリーポッター』を読む理由は、まずカタカナを覚えなくてはならないこと。これが大変ですが、ボケの防止になると思います。 しかも、映画と比較できますから、面白さが倍増します。 ![]() つまり、映画を楽しむために原作を読むのでありまして、逆に映画化されないようなものは読みません。 それから、歴史小説は面白いものが多いのですが、なにしろ長いのですね。 『大菩薩峠』なんて、揃えてはみたものの、読まずに古本屋行きでした。 とにかく、友達の少ない小生にとっては、家内と一緒に映画館に行くことが唯一の楽しみであります。 |
あらま様 毎度ありがとうございます。
図書館というのはそれほど便利なものだったのですか! 知りませんでした。
それに映画を観る前に原作を読む! すごいです、私なんかもうめったに映画そのものを観てません。
家内はダビンチコードを観てきたのですが、何がなんだかわからなかったといっていました。家内は原作を読んでも理解できなかったかも?
ところで、千葉県船橋市の図書館の司書が「新しい歴史教科書をつくる会」や井沢元彦の本を「気に入らない」ということで捨てちゃったって事件がありました。それだけでなく自分が書いた本を何冊も買い込んだりしているそうです。
あらま様 図書館に揃っている本も偏っていないという保証もなさそうです。
へんな思想に染まらないでくださいね。
新谷かおるはやっぱり第二次大戦ものですよね? あとWRCを描いた「ガッデム」も見逃せません。最近のはどうしようもないですけど。 それはともかく・・・ 共産主義、社会主義、統制主義、色んな言い方がございますが、基本的に一党(個人)独裁システムです。日本共産党は民主集中制とか言ってますが、あんなものただのゴマカシであって、選挙で決めた党首に従うは当然にしてもその前の段階で候補は一人しかいないんですから。 共産主義=独裁というのが根付いていないのは、スターリンの巧妙な宣伝によるものかもしれません。と申しますのも、ナチの正式名称は国家社会主義ですが、スターリンは自分達とナチが同類に見られることを嫌って社会主義の部分を削って呼ぶよう指導したんですね。当時のソ共というのは日本やヨーロッパ左翼の心のふるさとですから相当な影響がありました。チャーチルがヒトラーとスターリンは醜い双子と看破したように実際は大変似通ってるんですけどね。 ついでに中国の軍事費(力)ですが、ぶっちゃけ兵器の質が低すぎて話にならんのではないかなと思います。中国産で国際競争力を持つのはユニクロのように日本人のような先進国の人間が企画、立案、設計、管理まで携わるものだけです。兵器の場合はロシアから十年落ちを導入するのがやっとですが、それすらあのどうしようもない国営企業水準まで下げないと量産できませんからね。かつて統制経済の日本がダイムラーの水冷エンジンに頭を悩ませたのをもっと低いレベルにした感じでしょうか。 |
SLEEP様 毎度ありがとうございます。
論点が多々あります。
まず、新谷かおるの件、好みの問題ですが、私はクレオパトラが最高だと思いますね。
第二次大戦ものはどれもがカナシーから嫌いです。
デザートローズはちょっと設定が無理気味、それに比べてクレオパトラはアッケラカーンというのがいい!
それと、アリス12もいい。
ということで第二次大戦ものは却下
社会主義、共産主義なんて本当は定義なんてないんでしょうねえ〜、金王朝が共産主義ならば、蝶々トンボも鳥のうち中国軍の武装ですが、本当のところはどうなんでしょうか?
チベットとか独立しようとする勢力の制圧にはかなり力を発揮(?)しているようですが・・・
過去、ベトナムと戦ったときとか、ソ連と戦ったときに圧倒的に勝ったとは・・・聞きません
でも核兵器は確実に危険ですね。毛沢東も言ってました。張子の虎でも核兵器に気をつけろと・・もっとも自国について語ったのではなく、アメリカの核兵器のことでしたが。
核兵器は通常兵器と違って、その部隊だけで完結するからリソースの少ない国が採用しやすいという説があります。
北朝鮮の選択はその意味で正解なのでしょう。それは近隣諸国にとって一層困ったことなのですが・・
アリス12ですか、ブックオフ行って来ようかな 共産主義、社会主義の特徴は法令無視のオレ正義でしょうね。そういう意味ではたしかに恐ろしく無原則であります。 フランス人が大革命で生み出した、自由も権利の平等もそこにはありません。ドイツ人の考えた思想がなぜにロシアや中国、中東、南米で受け入れられるか、彼らにそれを受け入れる素地があったんでしょう。 中国軍ですがベトナムやソ連には圧倒的に負けてますね。なぜか右側の人たちもあまり触れません。石原都知事もアメリカは日本を中国から守る気はないとかステキなヨタを飛ばしてましたが、中国軍の弱さを知らないんでしょう。勝てたのはインドとチベットだけで要は弱いものイジメしかできない三流国だということでしょう。もっともそんな国が核兵器を持ってるわけですからわが国もさっさと核武装すべきですね。 |
共産主義、社会主義を一時的にでも実現したのは、唯一日本だというのがわが師KABU先生の説です。
もっともKABU先生が語る以前から社会主義国日本といわれてましたね。
しかし、我が日本は、護送船団方式、年功序列、結果の平等というのをあまりにも追求したためか・・やはり社会主義はうまく機能しなかったようです。
中国軍の錬度、戦術、運用・・いったいどのようなものでしょうね?
過去より強い軍隊は実戦をした軍隊だと言われています。日本の自衛隊で実戦を経験しているのは掃海部隊と対潜部隊くらいですからいかがなもんでしょうか?
結果の平等クソ食らえ、ですね おっしゃるとおりで、日本でも社会主義はやはり失敗したのです。象徴的なのは農業で、大地主から土地を収奪し小作人に土地を与え農協というコルホーズを作って大規模経営を否定した結果、先進国でほぼ唯一食糧自給に失敗という恥ずかしい結果になりました。最近になって農家の大規模経営を声高に叫ぶ農水省の恥知らずどもはまず自分たちの間違いから認めるべきでしょう。 軍隊についてですが、実戦経験というのはさして問題にならないと思います。たとえばアメリカであって、第一次大戦も第二次大戦も戦争が始まってから慌てて軍隊をいちから作ったようなものですが、最終的には勝者となりました。また実戦経験のある部隊というのは常にごく一部であって、それも30歳後半あたりで基本的にいなくなりますから、常に新兵同士が戦うことになるものです。 中国軍の弱さですが、日本軍将兵の印象は「不利になると味方を見捨ててすぐに逃げ出す」だそうです。優勢なときはいいが難局における粘り強さがないんですね、それもこれも自分たちを最後まで信じきれない、国家のために犠牲になれないということでしょう。 ドイツからベルギーを守り通したアルベール一世いわく「私はわが国の運命に自信がある。自らを防衛しようとする国家はすべてを克服できる。そのような国家は決して滅びない」だそうです、中国人や朝鮮人に欠けている点でしょう。 |
毎度ありがとうございます。
おっしゃるとおり、社会主義の第一歩、農地改革を忘れておりました。
なんといおうとこれが機会の平等の第一歩であり、そして第二歩目は不平等の原因となったようです。
三歩目はますますの不平等の拡大になったのかしら・・・
私の家は土地をもらうことがなかったので、機会の不平等を実感しました。
昭和30年頃を生きた人ならその意味がわかるでしょう。
戦争については、真偽を確認する機会が来ないことを願いたいものです。
読むつもりなど毛頭なかったのだが、父のアホなHPを訪ねたら・・・ すばらしい一文に出会った! それは、独り言の一節であった・・・・ 「マンガ本も要チェックだが、実は私はマンガ本をほとんど制覇しているので、あまりこれはというのはない。 小説もあまり好みではない。なぜかって? 現実がこれほどスリリングな毎日であるのに、改めて恋愛とか殺人でもないだろう。」 すばらしい! マンガの話はどうでもいいが、現実がスリリング!はすばらしい! 結局、人が本を読む理由っていうのは二つくらいしかないんだよね。 知らないことを知るためか、 できないことを疑似体験するか。 ![]() でも、あるとき気づいた! 自分の生活の方が小説に勝っている、ということに。 「事実は小説よりも奇なり」と、どこかの人が言った言葉を実感したのです! 所詮は人が作った話です。予測不可能な現実を追い越せるわけはない。 それからは、もっぱら「知らないことを知るため」の本を中心に読んでいます。 大学の専門の特性上、社会人としてカタワになりがちな職業ゆえ、一般の人々が常識として知っていることをしらない自分に危機も感じるし。 ただ、映画の存在はとっても私にとって大切です。 小説を2.3日かけて読むのとは違って、2時間か3時間、凝縮した時間で、どっぷりストーリーの中に入り込むという体験はたまに必要なのです。 あわただしい都会で毎日を送って現実ばかりを突きつけられるなか、たまにはファンタジーや、笑い転げるコメディ、顔をしかめたくなるような戦争映画も、日常とかけ離れていて悪くないものです。 まぁ、ダラダラ書きましたが、(しかも、古本についてまったく関係ないし・・・)人の作った話をダラダラ読むために時間を割くならば、まだ知らない何かを発見できる本を読むのだ、ということに共感したことを言いたかっただけす・・・・ では |
さすが私の娘だけある。
言いたいことだけ言って去って行った・・・
実は、目の中に入れても痛くないかわいい娘なんですわ・・・
古本屋で考えたについて おひさしぶりです。 夏にお世話になりました。よーんです。 ホームページの趣旨にあまり関係のないことで恐縮ですが、古本屋で考えたことについて質問があります。 この記事の中に「小説もあまり好みではない。なぜかって? 現実がこれほどスリリングな毎日であるのに、改めて恋愛とか殺人でもないだろう。」とあります。フィクションに対してこのような感想を持たれることはわかりますが、管理人さんは漫画は読まれているようです。管理人さんならば漫画に対しても同様の考えを持つと思うのですが、漫画を読む理由はなんでしょうか? ちなみにミステリーな私は、小説も読みますし、物語も読みます。もちろん、漫画もその他の書物も読みます。好きと言えるほど沢山は読んでいませんが。 話は変わりますが「日本人に生まれてよかった」にカンガンの奇蹟とありますが、カタカナ表記をするならハンガンかカンコウではないでしょうか? |
よーん様 いつもありがとうございます。
おっしゃるとおりです。小説もマンガも違いありません。おばQ不明を恥じます。
まあ、おばQは活字を読むのが苦手で絵を見るのが楽だということで・・・
韓国ものは難しいです。
韓流を「かんりゅう」と読んでいたら「はんりゅう」だという。
「かんがん」の奇蹟も「はんがん」ともいうらしい。要するにどういってもよいらしいし、どういっても誰かからは突っ込まれるということかと覚悟を決めました。
ということでよろしいでしょうか?
返信が遅れて申し訳ありません。 お返事ありがとうございました。 韓国語については、あまり韓国語に詳しくないにも関わらず、中途半端な知識で書いてしまいました。韓国語は難しいです。朴正煕もチョンヒとジョンヒのふたつの表記があるようですし。 |
よーん様 毎度ありがとうございます。
実は私は韓流ブームなど起きるはるか昔・・30年位前に韓国語を勉強したことがあります。ハングルの読み書きを覚えるのは簡単ですが、単語をたくさん覚えるのはハードルが高く断念した経過があります。
ともあれグローバルな時代ですから、よーん様はぜひ第二第三外国語をマスターするようにがんばってください。