第17条 (2002.12.15)
「何人も、公務員の不法行為により、損害を受けたときは、法律の定めるところにより、国又は公共団体に、その賠償を求めることができる。」

いや私、これを読んではじめは早飲み込みで
「北朝鮮の金政権を延命する援助をする政治家、中国にODAを垂れ流す政治家を訴えて、賠償させることができる!」と小躍りしたんであります。 

だって、国会議員は特別職国家公務員であり、彼らの行為により国民が損害(金銭だけでなく名誉も含めて)損害をこうむった場合は賠償請求できると読めます。
そんなわけで『不法にも謝罪外交をした元首相(腫障)とか元外相(害傷)などに対して損害賠償請求ができると』読み違ったわけです。

よく読むと、その賠償金は『国または公共団体が支払う』とあるではありませんか!

なんのことはない、公務員ご本人ではなく国民の税金で支払うわけです。
これじゃあ国民が元首相に対して損害賠償請求しても意味ないですよね、
日本の税金を無駄使いしている政治家本人に損害賠償を請求したいところです。

でも、賠償を求めたい公務員は元首相や元外相だけでなくたくさんいますね!

指導要綱に従わず、国旗国歌をないがしろにする公立校の教員を訴えたいもんです。
『はだしのゲン』を薦めて、小林よしのりの『戦争論』を読んじゃいかんという思想信教学問の自由を侵すとんでもないセンコーがいるというじゃありませんか!

残業もせずに残業代を払えと叫んでいる地方公務員もいるそうです。
ぜひそんなやつらを訴えたいものです。
もっとも彼らは地方公務員ではなく、痴呆公務員かもしれません。
ならばなおのこと、早いところ退職してもらい、社会に迷惑をかけないように静かに余生をすごしてほしいものです。
こんな公務員はいらない!

こんな公務員はいりません!

もっとひどい公務員がいます。
北朝鮮の利益を拉致された日本人の自由より優先する外交官がいます。
そんなやからを訴えて刑務所に入れたいものです。

もっと大物もいます。中国で首相が靖国参拝をしないように言い聞かされて帰ってきた外務大臣もいました。まったく何を考えているんでしょうか?

今現在、テロ勢力や日本を攻撃するためのミサイル開発のために援助しようとしている政党があります。きっと彼らの選挙民は北朝鮮人民で、彼らの祖国はテロ国家なのに違いありません。
早いところ国外追放したいものです。


ところで、不法行為とは何でしょうか?
    広辞苑によりますと、
  • 無法 法に外れ道理のないこと、乱暴なこと
  • 不法 法にそむくこと
  • 不法行為 故意または過失により他人の権利を侵害し、他人に損害を生じしめる行為
  • 違法 法律または命令に背くこと
  • 違法行為 法令にそむいた行為、犯罪行為
    ちなみに法令とは『法律、施行令、規則、告示、条例などを含めていう』と種々の法律(たとえば行政手続法)で定義されてます。
その違いお分かりになりましたか? 私は分かりませんが??
日本の法律、施行令ではいったいどういう意味で使われているのでしょうか?
現時点、日本の法律、施行令では『無法』という語は一切使っていません。(調べました)
『不法』は180本の法律・施行令で使われていますが、いずれの場合も単独では使われず必ず『不法財産』『不法行為』『不法輸入』『不法な攻撃』というふうに、形容詞または形容詞句としてのみ用いられており、名詞としては用いられていない。
『違法』は130本の法律・施行令で使われています。この語は形容詞句、名詞形としても用いられている。
また多くの法律では『不法行為その他の罪に当たる違法な行為』という表現をしています。
私のようにまったく知識がない者がこれらを見ると法的にあるのは違法なこと、違法な状態であって、その状態の条件あるいは説明語としてのみ不法が使われているようです。

 正確な語義をご存知の方いたら教えてください。
 調べた限り、日本の法律、施行令、規則に違法と不法の定義はありません。
  よって法理論では・・・という論を認めません。


ここはISO的にいきましょう。
すなわち、原文を読もう!です。ISOでは意味がどうとも取れそうなとき、あるいは不明確な時は原文によると定めています。
原文では『illegal act』これを複数の英英辞典で調べましたが、成文不文に関らず要するに『法に反すること』であります。決して道徳とか会社規則、校則なんたらではありません。この伝でいけば『日本では成立している法令に反すること』と定義つけできそうです。

某政党の公式ウェブサイトに次のような記述がありました。
衆議院憲法調査会は、社民党・共産党の反対を押し切り、多数決によって「衆議院憲法調査会中間報告書」を議長に提出した。
ハア? いったい何が悪いのでしょうか?
反対を押し切り?一体それは悪いことなのでしょうか?
多数決が法にそむいているのでしょうか?
こんなことを言っているのではこの政党は法治主義ではなくまた民主主義でもないようです。
たんに子供のように駄々をこねているだけのようです。
悪いこといいません、みなさん関らないほうがよさそうです。
憲法を守ろうと叫んでいる人は憲法改正を考えようという人にハンタ〜イ、ハンタ〜イと法にそむいて抵抗しています。この人たちが憲法を破っているのは明白なようです。
それとも、
憲法を守るためには憲法違反の行動が許されると解釈しているののでしょうか?

平和を守るために自衛することさえ許さないストイックで崇高な精神を持ち合わせているところもあるようだし、これはもはや論理ではなく精神異常の世界かもしれませんね 
言えることは彼女(彼ら)たちには『憲法を守る』という言葉は似合わないようです。
そんな言葉を口にする権利あるいは資格はなさそうです。 



ええっつと、実を言いまして、最近はあんまし馬鹿なことを書いちゃいけないと考えて司法試験受験者用の憲法や法律の本を買いまして読んでいるのです。
(ホントですよ)
外国人参政権などについてもネットでいろいろな判例、学説を覗いております。
そういった判例とか読むのも正直いって面白いですし、ためになります。
でもあまりそういった知識を仕込むと今までの自由な読み方がそがれ法学的な解釈あるいは判例に影響されるのではと心配になってきました。
私は学問的に見ればおかしいでしょうし、間違っているかもしれませんが、ISO的文字解釈それも英語原文でいくのがよさそうな気がします。

それに、学問的な解釈が現実に役立たないならば、それが間違っているに違いありません。

やはりここでは一庶民が読んだ憲法論を進めていくつもりです。
どうぞご批判ください、




では本日のまとめ


私たちは国民の権利として
国民の税金の無駄使い、日本の名誉を汚す公務員を厳しく糾弾します。
それは国民の義務であると考えるところです。






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