第88条 (2002.09.14)
「すべて皇室財産は、国に属する。すべて皇室の費用は、予算に計上して国会の議決を経なければならない。」 
 
特段、異議を申し立てることはありませんが・・・ 
 
昔の話でございます。 
今上天皇がまだ皇太子の時、ご夫妻でアメリカに行った時のお話でございます。 
現在の皇后様、当時皇太子妃でした美智子様の衣装にいちゃもんをつけた方がいました。 
某女流小説家(今も存命で名前も存じておりますが、あえて伏せておきましょう)が書きました。 
「皇太子妃が持っていく帯は○○円もする。 
それを恵まれない子供たちに費やせば世のためになるのに! 
なんという贅沢だ、無駄使いもいいところだ!」
 
まあ、人それぞれでありましょう。 
作家、曽野綾子さんがそれに反論を書いていました。 
「国家の代表として外国に行くにはそれなりの支度がいる。 
粗末な格好でいったなら日本の恥ですよ」と、
 
当時、子供心にまったく曽野綾子さんがいうとおりだと感じました。 
まあ、当時は今より日本の国自体が貧しかったので、くだんの某女流小説家も一言言いたかったのかもしれませんね、 
 
 
全然関係ない話ですが、、 
昔、共産圏からの大使や国家使節がみな立派な服装をしているのを、某新聞(新聞社名を存じておりますが、あえて伏せておきましょう)が書きました。
共産主義では意味のないネクタイなどしないのかと思っていたが、公式な時はネクタイをすることが分かった。
 
 
う〜ん、この記者は礼儀とかコミュニケーションということを理解していないのだろうか? 
私たちが人に何か頼んだりする時はちゃんとした姿かたちでお伺いするはずです。 
結納とか、あるいは借金を頼む時だって上着くらい羽織っていくでしょう。 
自分が正装することにより、相手に「私は真剣です。私の言葉を信じてください」というメッセージを伝えているのです。 
 
なんかの本で読んだが、こどもを叱る時は、 
 「さっちゃん、いけません」というのではなく 
 「山田 幸子さん、」と苗字と名前で呼ぶべきだとありました。 
実は私はこれを実践しております。 
 
子供から見て、親が自分を叱る時に、わざわざ正装(といってもくたびれたスーツとネクタイですが)して、苗字と名前をつけて呼び、訓告をするということは少しは真剣に受け止めてくれるかなと考えております。 
 
同様に、我が家では子供たちが真剣な話があるときは私を姓名で呼ぶわけですよ。 
  「お父さん、相談に乗って・・」 
ではなく、 
  「任田 佐為さん、相談に乗って・・」というわけです。 
 
といっても、既に子供たちは大きくなり、叱ることもなくなりました。 
そのうち、私が子供に叱られるようになるでしょう。 
「任田 佐為さん、何度言ったら分かるの?、○○しちゃいけないって、まったくわからずやなんだから・・・」なんてね、 
 
半分さびしく、半分頼もしいもんでしょうか? 
 
  
 
 
皇族の方々はみな行事にご出席されたり、大変多忙であり、また自由時間も持てません。 
一国民として皇室をもっと自由にしてさしあげたいと考えます。 
 
スカンジナビアの諸国の王室では皇女が学校の先生をしたり、国王が一人で街を歩いたりしているそうです。 
天皇陛下や皇太子殿下もきっとそんなふうに暮らしたいとお考えではないのでしょうか? 
開かれた皇室なんてことは申しません。 
もっと皇室に自由時間をさしあげたいと天皇の赤子は愚考いたします。 
 
 
 
 
本日のまとめ、 
 
 
私は日本人ですから、皇室が好きです。 
敬うとかではなく、好きなんです。 
きっと皇室も日本国民を愛していると信じます。 
日本はなんと言おうと大きな家族みたいなもんなんですから。 
 
 
 
 
 
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