第6日−その2(ナポリ・ポンペイ1日観光)

優れた文化を築いていながらも、火山の噴火により遺跡と化した古代都市ポンペイ。 自然の摂理には勝てなかったわけだが、短期間で埋まってしまった為に保存状態が良く、一大観光地として常に観光客で賑わっている。
西暦79年、ヴェスヴィオ火山の噴火により埋まったのだが、1748年に発掘が開始されて以来、未だに全ては掘り起こされていないとか。

街のメインストリート

馬車が通れる道幅になっている。 古代都市での交通手段は馬車。 石畳は若干改装されてしまっているが、所々に轍(わだち)を見付けることができる。
左右には2階建の商店が立ち並んでいたようだ。

天気が良くて、歩いていると汗をかくほど。 先日まで上着を着ても寒いくらいの所にいたのが嘘みたいだ。 今日はポンペイ以外の観光予定が無かった事もあり、ゆっくりと見学することが出来た(^.^)

公共広場跡

沢山の人が集まって集会でもしたのかな? 背後にはポンペイを滅ぼしたヴェスヴィオ火山が何事もなかったかのごとく鎮座している。 山に登って火口を見ることも出来るらしい。

街は同じような建物が多く(遺跡だから当たり前・・・)いつの間にかどっちに歩いているのだかわからなくなる。 ま、ガイドさんの案内付きだから効率良く歩いているのだろうけど。
廃墟には排水管の跡もあり、かなり進んでいた古代都市文明に驚いた。

街を歩いているとさらに驚くことに、この街には遊郭の文化があったということをガイドさんから教えてもらった。
いくつかの遺跡が残っているとのことで、それを見ることになった。

遊郭の方向を示すアレ(笑)
石のベッド。 硬そう(^_^;)

石畳のデザイン、なかなかオシャレである(笑) ただ、このシンボルは幸福をもたらすものとして崇められていたらしく、家の壁にデザインしてある所も多数あった。 あと、イノシシは富みの象徴とのこと。 商売をしていた家の壁などではタイル絵となっていたりもした。

サウナ?

床は抜けてしまっているが、床下で火をたいて上の部屋を温める構造となっていたようだ。
今から1900年以上前ということが信じられないほど文明は進んでいたのだ。

ポンペイ歩きを終え、その後近くのレストランで昼食となった。 ペンネとかだったかな? あまし覚えてなかったりする(笑) 昼食後、カメオの店へ行った。 実際にその場で職人が掘っていて、あれだけの値段にも納得。 ベテランになると彫刻刀のタコで手の形が変わってた(^_^;)

ホテルへ戻ると夜9:00。 普段よりは早い帰りだったが、バスでの長旅にやや疲れ気味。 早々に寝ることにした。
明日はいよいよローマ最終日。 ほとんどの人はオプションのフィレンツェ一日ツアーを選択していたが、さうすは自由行動派(笑) パリでの半日に続き、ローマでは1日の自由時間を満喫することになった。

第7日

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