チャイニーズリング



複数の輪から把手をはずすパズル。はずす輪の数により難しさが極端に違う。
知恵の輪の原点とも言える古いパズルで、その起源には多くの伝説がある。


1)200年頃、中国の諸葛孔明が発明し妻に渡した。妻は彼の留守中このパズルに夢中になり寂しさを忘れた。

2)プロシアの男爵がフリードリヒ大王の妹と恋に落ちるが、これが原因で投獄されてしまう。この非運の男爵が牢の中でパズルを発明した。

チャイニーズ・リングは古くから世界各地で遊びとして、また錠としてもポピュラーだった。
中国では九連環と呼ばれ宋王朝時代大流行しほとんどの家庭にあったらしい。
日本には
17世紀に渡ってきており、紋章にもなる程知られていたようである。
ノルウエーやフィンランドでは錠としてかなり知られていたが、またパズルとしても最高の遊びだったようである。
フランスでは泥棒よけとして使われており、イタリアでは「カルダノの輪」と呼ばれ1550年には知られていた。