ゴルディウス王の結び目


ゴルディウス王の結び目という有名な紐を使ったパズルの伝説がある。
伝説によると


「紀元前333年、農夫だったゴルディウスがフリジアの王位を継承したとき、自分の古着を誰も解くことができないようにきつく結んだ。彼はその結び目を解いたものが次の皇帝になると明言した。
結び目を解こうとしたものの中にアレクサンダーがいた。アレクサンダーはあらゆる試みが失敗に終わったことに激怒し剣で結び目を2つに切ってしまった。明言通りアレクサンダーは皇帝となった。」

ジェリー・スローカム/ジャック・ボタマンズ著”パズルの世界”


どのように結んだかは分からないが、結んだものなら必ず解けるもの。この紐パズルの伝説を聞くと、必ず解けると分かっているパズルは、パズル本来の面白さを多少なりとも失っているのではないかと考えさせられてしまう。