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●私のパイロットライフ●

(99.1.29)


★1年間使ってみて

 早いものでパイロットを買って一年が経った。この一年の間にモバイル環境もめまぐるしく変化し、その変化は速すぎてとてもついていけない感じがする。パイロットに関しての変化もめまぐるしいものでアメリカではパーム7で無線環境を使ったウェブ利用が可能になり、 pdQという携帯電話と一体化させるものも出るようだ。また私がニュートンキーボードの環境を整えた直後にアメリカでGoType!というまさに欲しかったキーボードが発売され、イケショップが輸入販売を始めるなどパイロットの環境も変わってきた。

 それほど情報を集めても整理してもいないのであてにならないかもしれないが、現在の私見では日本でのパイロットの今後は厳しいのでは?という気がする。それはアメリカで無線環境を使えるようになってもそれを日本に導入できるのか?ということや次々と発売されるモバイル端末の中で果たして生き残る場所を見いだせるのか?ということに疑問があるからだ。

 上の写真でモバイルギアの上にパイロットを君臨させてみたものの実はモバイルギア(最新のCE機ではなく、for Docomoなどの旧式)が羨ましい。周りに増殖しているということもあるが。データがパイロットと比べて取り出しやすい、メールも簡単にできるという点でいい。パイロットの場合打ち込んだデータを出すためにはHotsyncを使い、PilotDesktopを立ちあげるか、メールで送るかのどちらかの手段を取らなければならない。モバイルギアならコンパクトフラッシュなどをPCカードで利用すればデータをそのままパソコンで呼び出せる。メールに関してもパイロットは私の環境と相性があまりよくない。私はDDI PocketのPHSを使っているが、いくつかのメーカーから出されているパイロットとPHSのアダプタが軒並みDDI Pocketに対応していない。全く使えないということはないと聞いたが、安心して使えないというのはやはりマイナス。パイロットモデムを使ってグレーの公衆電話と繋ぐというやり方もないわけではないが、PHSがあるのに安心して繋げられないというのはちょっと辛い。

 最近ではどんどん携帯やPHSでメールが見られるようになっているし、パイロットに近い機能もどんどん付け加えられている。パイロットが日本で生き残るにはパソコンだけではなくて、もっと携帯、PHSとの連携がよくすることが前提となるのでは?それでも優位性を保つのは難しいかも。というかパイロットは日本市場をターゲットにできたわけではないし、これからもターゲットにするつもりがないのかもしれない。IBMのWorkPadの日本語OSも出ると言って全然出ないようだし。個人的希望としてはアメリカで発売される噂の携帯電話と一体化させるところを日本ではDDI PocketのPメールDXと一体化させれば・・・と思っているが、まあないかな。

 それでもやっぱりパイロットのパソコンとの連携の良さはやはりメリットなわけだし、それである程度使えているのでそれ以上望むのは贅沢なのかも知れない。モバイル、モバイルとどんどん出てくる新しい機種というのも確かに便利で否定はできないが、どこまで本当に必要なものか・・・。私はまだしばらくパイロットでモバイルしていこうと思ったりしている。

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