●私のパイロットライフ●

(99.2.6)


★突然の別れ

 パイロットとの突然の別れがやってきた。極度の財政難により吉良あつき君に買ってもらうことになったからだ。でもパイロットに見切りをつけたわけではない。パイロットが自分にとって本当に必要なのかどうかしばらく距離を置いて考えてみる機会を得たということにでもしておこう。ここでパイロットとの思い出を語るのはやめて置こう。これは決して永遠の別れではない。さよならから始めようという感じだろうか。

 しかし正直どんなPDAが自分にとっていいのか迷いがあったのも事実だ。モバイルギアにはかなり目移りもしていたし、PHSとの連携がうまくいかないことからもて余し気味にもなっていた。ここでPDAを新たな気持ちで見直すこともできるかもしれない。

 それでも次に買うときに私はやっぱりパイロットを選ぶかもしれない。モバイルギアのメール機能の充実は羨ましいが、手帳として使える手軽さはやっぱり捨てがたいからだ。テキスト入力の面では GoType!の登場で大差がなくなってきた。どこでも手軽に開けて使えるというのはやはりパイロットなのだ。

 メール機能を充実させることがパイロットの生き残る道で先行きは明るくないのではと前に書いたばかりだが、2月に入って情勢がちょっと変わってきているような気がする。3Comから日本語OSが発表され、提携を結ぶ企業の中にはネットスケープ社なども含まれている。まだ情報を整理していないためよくわからないことも多いが、日本市場に本腰を入れてきているという印象を受ける。もしかすると新製品の発表などでパイロットの環境が一変するかもしれない。

 3Comがモバイル機氾濫のこの時期にどんな手を打ってくるのかは予想できないが、その手次第ではいくつかのPDAを駆逐し、第2の?パイロットブームを巻き起こすかもしれない。それは言い過ぎか。個人的には前にも書いたように アメリカでやろうとしている無線ネットワークを持ってくるのではなく、DDI Pocketと手を組み、既に淘汰されつつある東芝製のGENIOや松下製のピノキオを超えて欲しいと思っている。その時には(お金さえ許せば)何の迷いもなく私は再びパイロットを手にしているだろう。  

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