ゴト車の

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道路を職場とする「ゴト車」には、仲間同士の職場ルールがある。

私も、この車を乗り出して色々と「へぇ〜そうなんだ。」と知ったことが多い。
乗用車に乗っていると知らないことが多いが、道路で「ゴト車」が近づいた時、
「知ってて得する」かもしれません。


ならわし

交差点 峠道 ドライブイン
カーフェリー 車の修理 サービスエリア
と道の駅


高速道路
追い越しの苦労 居眠りを覚ます 引いたり、引かれたり
追い越し車線で
右ウィンカー
高速路上での
ハザード
料金所
変な売人 持ち主不在 料金所2

 交差点

対向側からトラックが来た場合、かなりの率で道を譲ってくれる。
合図はパッシングに始まり、ラッパに終わる。



 峠道

峠の登りで、満載のゴト車が前にいると、ノロノロペースになるが、ゴト車が左に寄り、右のウィンカーを出したら「この先は対向車が居ないのでどうぞ!今出ろ」の合図。
逆に左のウィンカーを出したら「先に行け、追い越しのリスクは自分持ちだよ!」の合図。 


ドライブイン

トラックが停まっているドライブインは、「美味い所」と言われていたが、今は昔。
最近は、コンビニが増えドライブインが減少したので、トラックが止まっているドライブインは、
停車の出来る(駐車場の大きい)ところ。もちろん、美味いところだってある。


カーフェリー

トラックは、乗用車と乗船する順番が違っていたり、違う場所だったり、、
中にはゴト車専用フェリーだって有る。
船室だって、ドライバーズルーム(ゴト車ドライバーの仮眠室)があり、一般ドライバーとは、
扱いが違うのだ。

船に乗っている何時間かは寝酒して休んでいるゴト車ドライバーが殆ど。。 


車の修理

当然JAFは助けてくれない。
地方に行って故障した場合、お手上げになるが、そこは「ゴト車の世界」でちゃんとフォロー手順があるのだ。

まず、日常、車を整備しているディーラーに連絡を入れる。
ディーラーは、故障車のいる地元のディーラーに連絡を入れ、修理依頼する。
修理代はディーラー間の引き替えを行うので、こちらの支払いはいつものディーラーへ払えばOK。
(これは、乗用車よりも良い) 


サービスエリアと道の駅

夜になると、ゴト車がエンジンをかけたまま仮眠を取っている。
彼らは何故エンジンをかけっぱなしとか、変な体勢で寝ているのか?

それは「爆眠対策」である。熟睡してしまうと、定刻に到着できないのである。



高速道路編


追い越しの苦労

走行車線で自分より遅い車が居た場合、追い越し車線に移って追い越しをかけるが、
その追い越し車線にレーンチェンジするときに、速度差のあまりに躊躇(様子見)していると、
後ろの追い越し車線から来たトラックが速度を落とし、レーンチェンジをさせてくれる。

追い越しの後「ハザード」でお礼をして、元のレーンに戻る。その後、自分を抜かして行く時に、
お互いに「ラッパ」で挨拶する。


居眠りを覚ます

これは自分ではなかったが、夜間に前方のトラックが「居眠り」らしき蛇行運転をしていた。
こちらは、車のパワーがないので一気に追い越せず、後ろで様子を伺っていたが、
追い越し車線後方から、かなりのスピードで来たトラックが、その居眠り車両の横に付き、
思いっきりラッパを鳴らしていた

居眠り運ちゃんも目を覚まして「有り難うのラッパ」を鳴らしていた。


引いたり、引かれたり

トラックは高速走行すると空気抵抗もバカにはならない。
そこで「スリップストリーム」を使うのだが、力の無い車が後ろについてもイヤがらないで、
引っ張っている。


追い越し車線で右ウィンカー

これは訳有りの「急ぎ便」が多い。つまり、「急いでいるので、先に行かせてくれ」の合図。
左に逃げると「ハザード」のお礼で、抜けて行く。

また、同じ職場の「S君」曰く、「スピード出して排気ブレーキかけたときも、右ウィンカー出すよ」
と言っていた。


高速路上でのハザード

これは最近かなりメジャーになり、乗用車もまねしているが、

元々トラックなどの運転台はかなり高い位置にあるので、「遙か前方」も視認できるのだ。
これを早く発見し後ろに「止まるぞ!」と合図している。

当然トラックの後ろの車は前が見えないしネ。
(乗用車が後ろのゴト車に合図するのは恥ずかしいヨ!)


料金所

必ずと言っていいほど、
  「お疲れさまです」とか
  「はい、ご苦労様」とか
  「今日は寒いねぇ(暑いねぇ)」等、
日本中どこの料金所でも声をかけられる。

この間、札幌で「ニイちゃん、東京の八王子かい?俺、昔住んでたんだよ!」と言われた。。



変な売人

大きなSAだと、時には怪しい売人もトラック相手にやってくる。
私も昔××ビデオ買わない?って声をかけられたことがある。


持ち主不在

町中にあるSAだと「車が有るが持ち主がいない」なんて事もあるらしい。
なんと、壁を乗り越え「銭湯」や「スナック」に行っている奴がいるとの事。


料金所2

一発屋(超過積載の違法ダンプ)は、料金所で重量ベルが鳴るので、お金を料金所に投げ入れ、
お釣りも取らずに逃げていく。
こんな事から料金所を「賽銭箱」と呼ぶ人が居る。

・・確かにゴト車からだと料金所は下にある。。。
「一発屋は2度ベルを鳴らす・・・」なんてネ。