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2003/6/2「コンサートのMC?」

いつの頃からか、コンサートの演奏前にステージで少しだけしゃべらせていただいている。

理由は、ただ出てきて、お辞儀をして演奏して帰るだけでなく、ありがたくも、わざわざきていただいたお客様と少しでもコミュニケーションしたいからである。それは演奏でやればいい、確かにそうではあるし、本当に必要なら、眉目秀麗、弁舌闊達な人がほかにいくらでもいるのだからやってもらえばよい。
だが、私には指揮者というのはお客様に対する一種のホストのようなものだという持論があり、つたないながらも自分の言葉で、何かを伝えたいと思っている。

実際初期の頃は本当にひどかったと思う。つたない解説をぼそぼそとしゃべったり、ウケようと思い、いろいろ仕掛けや台詞を考えたりしたが、お客さんのほうが戸惑ってしまったのだろう。(いわゆる「引いた」ってやつですね。。。)ほとんどウケなくて、奏者の皆さんに申しわけなく、つらかったこともあった。
はっきり言って大勢の人前でしゃべるのは向いていないのであろう。

しかしここ数年は、ウケなくていい、ただ、肉声を通じて、お客さまと自分たちがいまこの瞬間同じ空間に存在することを確認できるだけでいいと思っている。

それでも、ステージにのぼると、考えていた台詞を全部忘れ、奇妙なことを夢中で口走っている自分を発見する。そんな時、プロの司会のYASUKOさんに何度うまく収集していただいたかわからない。
今年だけは普通に終わろうと思う。。。

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