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2003/6/16「ガンダーラ」

土曜日一人でドライブし、例の「ギムラ」を高麗川の土手に車を止めて一人弾く。暑いので窓は全開だ。時々人が通るのでやめていたが、盛り上がってきて誰が通ろうがかまわず弾き出した。
弾くのはクラシックから歌謡曲まで。ちょうど斉藤由貴の「土曜日のタマネギ」を弾きながら盛り上がってると車がいつのまにか自転車に囲まれているのに気づいた。「?・・」4〜5人の小学生(5.6年生?)が熱心に聞き入って覗き込んでいるのだ。「それなんですか?いい音ですね、うまいですね」こちらが照れるほど歯の浮くようなコメントを述べ始めた。わが拙き腕前というより、ギムラはソプラノギターに近い神秘の音色を持っており、高いほうの3弦でドムラのトレモロ奏法をし、低い3弦でギターの伴奏を付けていたので、変わった音楽に聞こえたのだろう。
それにしても弾いているのが斉藤由貴の曲だとわかったら・・・だが彼らは「土曜日のタマネギ」を知る由も無い。なにしろ生まれる前のヒット曲だ。

思うに、あの驚きようから見て、彼らはおそらく生の演奏をはじめて聞いたのではないだろうか?
私はふと、自分がギターをはじめたきっかけを思い出していた。高校1年のとき、姉がフォークギターで弾いた「ガンダーラ」。
初めて聴くギターの生演奏は衝撃的だった。自分も「ガンダーラ」を弾こう。必ず弾けるようになろう。そう決心した私は毎日ガンダーラを練習し、初めて最後まで弾けたときのうれしさはいまだに忘れられない。それからは毎日毎日「ガンダーラ」を弾いた。

いまだに風呂場などで口をついて出てくる「そ〜こ〜へ○〜けば〜」の「そこ」と
は、無意識下に憧れていたギター(音楽)の世界だったのかもしれない。
歌詞のように、どんな夢もかなうところまではまだ全然いってはいないが。

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