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2003/7/7『風の印象』

音響のこと、全然素人なのであるが、音とは空気の振動であるから、音の本体は空気であろう。風とは、空気の大きなうねりであるから、それそのものが人の耳では捕らえられない壮大な音ともいえるのではないか。

自然の中に存在する和音の実例として、大きさや長さが違う複数の洞窟から吹く風の音程が一致したとき、妙なる和音を響かせることもあるという。
また古代ギリシャの貴族は窓辺に竪琴を置いてその弦が風にふかれて出す玄妙な響きを『神の弾く琴』として楽しんだという。

空気の無い宇宙には当然音は無いはずである。
永遠の静寂である宇宙の中で地球だけに奇跡的に音がある。音があるだけでも感謝すべきなのに、人間という奴は、飽かずに美しい音を求め、もっともっといい音をとつい欲張ってしまうのである。

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