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2003/7/15『つげ義春漫画とマンドリン』
以前GGかなにかで、マリオネットの吉田剛士さんが、「つげ義春」がお好きで、あの世界の感覚が、マンドリンにとても合うというようなことをおっしゃっていた。
とてもわかる気がする。
私の好きな、「ねじ式」「ゲンセンカン主人」「夜がつかむ」「紅い花」「沼」など、暗くてちょっと怖い作品は、短調のマンドリンのオーケストラの音が似合う気がする。
たくさんのマンドリンの幽玄たるトレモロの響き、特に不協和音のは怖い。
ドラやチェロのけたたましい高笑いも怖い。今きづいたのだが、日本のホラー映画のサントラにマンドリンオケを使ったら、凄く怖いんではなかろうか。
「無能の人」シリーズや「やなぎや主人」「李さん一家」とか「宿屋」のシリーズは
マンドリンとギターとかのシンプルな長調のデュオが似合う。何とも表現の仕様がないが、あの退廃したチープで不条理な雰囲気、間は、ソロマンドリンの、明るければ明るいほど、ふと悲しくなる哀愁の響きがよく似合う。
今は、全集が出ているのでぜひ一読をお勧めする。(蛭子能収や根本敬もおすすめ)
けしてメジャーにはなりえないが、どこかノスタルジックで胸震わせる圧倒的存在感がある「つげ義春の文芸漫画」。
マンドリン音楽もそんな存在になれないだろうか?
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