|
2003/9/25『初めてのステージ』
某女子高の初めての演奏会があった。今年4月から入った1年生ばかり6人のみ。まだ単独で定演をやることが出来ないので、地域の高校の合同音楽祭の1団体として出演したのだ。
マンドリン系は妻が指導、何ちゃってギタリストで無免許指揮者の私は、いないよりましということでギターと合奏の指導をさせていただいている。
やはり若いからだろう。初心者からはじめたのに3ヶ月ほどで驚くような進歩を遂げた6人の、ほほえましいアンサンブルを聞きながら、私は自分自身がはじめてステージに立ったときはどうだったろうと思い出していた。
マンドリンオーケストラの初舞台は大学1年の定演であったが、本当の人前での初舞台は高校2年の文化祭だった。
私はフォーク部の仲間と「バイセクシュアル・ヒモパンズ」という面妖な名前の文化祭バンドで初心者なのにエレキギターを弾くことになったのである。
曲目はすべてカバーで、デュランデュランの「リフレックス」「プリーズ・テル
ミー・ナウ」アン・ルイス「六本木心中」という全く支離滅裂な選曲であった。
初めての人前での演奏は、心臓が高鳴り、緊張のあまり胃袋が飛び出しそうであったことを良く覚えている。ドラムのカウントが始まるや、ほかのパートの音など耳に入らず、自分のパートを夢中になって弾くだけで終ってしまった。
観客は教室に入りきるくらいだったから50人くらいだったろう。
演奏は散々であったとおもう。
歴史は繰り返し、6人のビギナーが、今、500人を超える観衆の前でお互いを聞きあい、呼吸を合わせながら演奏している。私は自分自身の初ステージのあの体たらくに比べて、なんと素晴らしいのだろうとおもっていた。
|