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2003/11/5『あめむぼ〜オアニズム』

私が生涯の心の師として敬愛する小穴さんのあめむぼクインテットのコンサートに妻とでかける。おなじみの5人の名手の演奏の妙味にも酔いしれたが、やはり小穴さんの世界を心行くまで堪能できたのが嬉しい。

大好きな「田園写景」や松川さんの歌も本当に良かった。
芸大の学理科の学生さんであり,慶應のマンクラにも所属している新星・安藤さんの曲も大変な名曲である。今回の新曲も勿論素晴らしかったが、私はアンコールの「あめむぼ」の物憂げな旋律に刻々と表情を変えていく和声の素晴らしさに陶然とした。

特に後半の赤とんぼ、○○の子守唄や古時計には、アレンジの素晴らしさと、やさしくも力強い松川さんの歌声に思わず胸が熱くなり涙ぐんできた。選曲も演奏も、力みや気負い、衒いとは無縁であり、それなのに聴いてる人を自然に暖かく幸福にする。。。まさに小穴さんならではの魅力である。

それは小穴さん自身のお人柄と崇高な音楽性の裏づけがあって初めてできることなのだ。私はこの説明しようのない感動を恐れ多くも勝手に『オアニズム』などと呼んでいる。
「アニミズム」となにやら似ている語感だが、意味もそれに近いかもしれない。小穴さんがつむぎだす音楽には小穴さん自身によって霊魂が吹き込まれ、人の心にたまらない愉悦と興味と幸福感を呼び起こす。自分の貧しい語彙ではとても表現しきれず、もどかしいが、感動のままに書きなぐってしまった。

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