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2004/1/16『豆まき』
今年は家内の都合やらなんやらで豆まきにいけないのである。
ここ3年ほど川越の喜多院と成田神社の豆まきの魅力にはまってから毎年楽しみにしていたので残念である。
節分はたいてい平日なので、大きな声でいえないが会社を休んでいく。何故そこまでしていくのかといえば、いろいろな物がもらえて、しかも楽しいのである。
周りは女性、子供、お年寄りが多く、その中では身長の高い私はまさに豆の取り放題で、しかも豆に時々くじがついていて、米や酒・菓子といった賞品と交換が出来る。
豆をまく前の静寂と緊張の中、押し合う人々は隣の足を踏んでは謝ったりして、人見知りで照れ屋で慎ましやかなのに、「福は内」の号令一下、太古の祭りのように気が狂ったような叫びをあげながら両手を突き出して狂奔する。
冬の青空に舞う豆やみかんが一瞬止まって見え、さっきまでの慎ましやかな隣人と歓声を上げて奪い合う。
豆まきの醍醐味はこの静と動の鮮やかなコントラストにあり、そんな時、自分が日本人である喜びと情緒をつくづくと実感するのである。
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