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2004/3/10「九段下・昭和館」
会社の近くに妙な建物が立った、と思ったものの、最近それが「昭和館」なるものと知った。閑が出来たので入館してみる。300円也。
平日のせいか、広い館内にたった一人である。常設展は「戦中戦後のくらし」。あまりにもつましい庶民たちの生活や道具に嘆息しながら見て回る。
そんな中、終戦当日昭和20年8月15日の朝刊の展示を見た。
朝日、読売報知、毎日どれも「日本国始まって以来の」悲劇を悼み、絶望に打ちひしがれている。
今となってはその後の日本が史上稀に見る復興をしたのは常識だが、当時の世間はあと半世紀くらいは復興など考えられず、「もう日本は終わり」だと思っていたようだ。
そんななか毎日新聞の社説が良かった。大雑把にいえば、「これは日本人に与えられた大きな試練である。本当に日本人が価値ある民族であれば(ちょっと○翼っぽい)、必ずこの試練に打ち勝つことが出来る。今は過去をいったん振り切り、みんなで耐えて前進するしかない」と国民を前向きに励ましている。・・・新聞ににじむ雫は持ち主の涙か・・・社説の執筆者の人、日本はやりましたよ!あんまりいい事ずくめでもありませんが。
終戦後の復興は日本人の切り替えの早さがいいほうに出た好例であろう。
戦争や空襲でたくさんの人を殺されても、恨みを捨てて前だけを見て突っ走った先人は偉大である。
この終戦の日の新聞を、同じような目に遭った、または遭っている国の人たちに是非読んでほしいと思う。勿論現代の日本人も、もう一度読み直してほしい。
(そういえば今日は東京大空襲の日・・・合掌)
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