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しみず 興津川ぞいの峠、山々など



興津川周辺のお地蔵さんにも会える峠の位置をご紹介

...地図が昭和!(><) 昭文社さんの古〜い地図への書き込みデス


上の地図で庵原川。と書かれている川は明らかに山切川です。 昭文社さんしっかりしてyo! 庵原から伊佐布に至る庵原川は記載されてません。



西里の森林公園:http://www.city.shizuoka.jp/deps/norin/soumu/yasuragi/zentai.html

興津川の支流、黒川の流れる西里は、黒川キャンプ場、温泉やませみの湯、竹の植物園などがあるこじんまりとした森林公園になっている。
また、この道はさらに登ると竜爪山(薬師岳、文殊岳の総称)の穂積神社で平山側からの道に合流する峠越えの道(全舗装)だ。
黒川入り口のバス停:寺尾島 停留所、西里温泉前バス停(しずてつジャストライン)

興津川奥の峠や峰々を愛でる人にお勧めなのが、杉尾山の展望台。270℃の展望は山々への思いを蘇らせます。低山の展望も良いものです。展望台までは本来ハイキングが推奨されているが、実は車でも無理なくたどり着ける。

やませみの湯より少し奥(食堂・売店の手前)に水車小屋がある。この枝道を山の方にどんどん上ってゆき、貝伏の集落も超え、道路が下り始めた頃に、杉尾山への分岐がある。ここを杉尾山方向(右)に細い道をどんどん登り、最後に未舗装路を数百m進めば展望台の駐車場とトイレがある広場にたどり着く。

ちなみに先ほどの分岐点を左に下ると「河内の大石」のに出る。こちらの道は、また、真富士山の登り口のひとつとして知られる道なのだが、最近は人気がないらしく、登る人は少く、人の気配も少ない登山道。

さて、展望台の方は、西から竜爪山の後頭部、真富士(第一、第二)、青笹山から田代峠、高ドッキョー、遠方の富士山、浜石岳、駿河湾と遠方の伊豆が一望できる。

↓:パノラマ写真 北〜東〜南



広い芝生の公園では思わずキャンプをしたくなるが、残念ながら禁止。ハイキングのみ。管理等を考えるとやむをえないだろう。黒川には無料(届出必要)のキャンプ場があるのでそちらをどうぞ。



やませみの湯の先のキャンプ場からさらに先は、穂積神社に続く登山道(東海自然歩道)と林道が交差しながら続く。林道の車道は全線舗装されて普通の車で穂積神社に到達できる。昔、ここがまだ未舗装の林道だった頃、兄のジェミニでチャレンジしてあえなくスタックし、チェーンを巻いてなんとか帰ってきたのが懐かしい。
穂積神社から、海側の平山(竜爪山登山口)への下りも舗装された林道があるのでそのまま車でOK。だが、一応、農林業の方以外は通行止め的な事が書いてあるので節度を持って通らせてもらいませう。以前、ここには長期間電線の張られない不思議な鉄塔があった。



お気に入りのしみずの峠、その1:榎峠

興津川の本流と中河内川に挟まれた半島状の山の尾根には、この尾根を貫く形で車が走れるトンネルが通ってるのだけれど、このトンネルの上の車道脇には古い峠の跡があって、享保とか文化十五とか書かれたお地蔵さんが鎮座ましましている。...お地蔵様と、何か別の山の神様のようにも見受けられた。

近年作られた石碑には「榎峠」と刻まれている。峠の東の中河内川の方には登山道が残っているけれど、西側には、もはや人が歩くような峠道は見当たらない。車道が通ったことで無くなったのだろう。峠には小さな休憩小屋もあるけれど、わざわざ訪れる人もない様で、小屋の軒下の乾いた砂地には人の踏み跡もなく、アリジゴクたちが快適な集合住宅を作っている。
この峠からの西向きの風景を眺めてつれあいが「時代劇の物語の始まりのシーンみたいだ」などと勝手な事を言っていたが、視線を少し東に向ければ、そこには第二東名の橋脚が見慣れたトックリの上に覆いかぶさるように景色を横切っていて、まだ車の走行のない高架がまるでこれからここの風景がまだまだ変わってゆく事を無言で承認させようとしているみたいだ。

何か漠然とした喪失感に身構えてみても、遠くも先も見えはしないので、ともあれと手前にある古いお地蔵さん達に一礼してからカメラを向けた。空気の澄む季節には夕焼けのきれいな峠だ。


この峠には和田島の駐在所の横の農道を車で登っていって、トンネル手前(小学校茶園のところ)の枝道を這い上がってゆくとたどり着けます(農作業優先厳守!)
Web Siteを塩漬けのまま放置してはや10年。まだ生活自体は清水に戻っていないけれど、ふとしたことから、せっかくwwwという不思議なツールが手元にあることを再認識して(ブログってのもあるけどね)たまに清水に帰った時に見たこと感じたことをupしてみようかなあと思った。
久しぶりのHTMLの不安や、FFFTP最新版が自宅の95で動かなかったりと面倒もあったけど、web上の自由度という面では既成のブログが比べるべくもないと感じるのは当然?。...言うほど使いこなしていないけれどねー(^_^;;。
んで ま 個人的なサイトの原点にもどって、最近はしみずの峠と峠道の風景に興味あるので、ここらへんを勝手にUPすることにします。 毎度、乱筆乱文平にご容赦。Ryo




カモシカ:2008年6月のある日、宍原峠の東側(宍原側)でカモシカに出くわした。鹿じゃなくて本当のニホンカモシカ。いろんな動物が低いところまで来ているのは知っていたけれど、宍原峠でカモシカはおかしいだろう? 

山に何か起きていなければいいんだけど...




石神峠: 石神峠は中河内川の支流の桑又川(かまたがわ)と中一色川を繋ぐ峠。

桑又側からは舗装路(農道:H17年の二万五千図には載っていない)が峠の数mそばを通るので、桑又側からでは車で行けてしまって山歩きにならない。(まあ、林道歩きの山歩きもままあるけどね(^。^) ) 

峠のお地蔵さんの2体のうち一体の頭は天然石。このパターン多いんだけれど、頭が天然石のお地蔵さんの由来はなんだろう???

榎峠の石像に戻って見てみると(下の写真)、左のお地蔵さんはいったん首が落ちてしまって、そこに新しい首を乗っけたように見える。その一方で右の石像は無傷で、しかもうがって見ると仏像ではなく「山ノ神」の像に見えてくるのだ。

...仏像だけが壊されたというと、これは明治維新の廃仏毀釈の被害?とも思えてきた。


そこで静岡の廃仏毀釈をググッてみると、富士宮市のWebSiteの「富士山雑話 No10 富士山の廃仏毀釈」には「...多数の石仏は頭を取ったり谷底へ落としたりしたということです。その徹底ぶりは、山掃除といわれるほどでした。」との記載。静岡にも廃仏毀釈の荒波が襲っていたことを髣髴させる。

  うーんなんだかねー まあ当事の事情はわからないけど仏教徒なら怒りを感じる場面を想像 なんだかバーミヤンの破壊(中華料理屋チェーンの価格破壊じゃないよ)地元版を目撃した気分になっちゃいました。

 
ま、享保15年(1730)生まれ、278歳の石像には、取るに足らない災難だったのかもしれないけれどねー( ´∀)


そんでもって別の峠(湯沢峠の南の舗装路)には石頭のお地蔵さんと普通のお地蔵さんが妙にマッチして並んでいて、石頭のお地蔵さん(左ね)は、ひょっとしたら最初からを頭を天然石で作られて、これはこれで意味があったのかなあとも思ってしまう。

各地には身代りになってくれたりする首無し地蔵の話や、馬で運んでいるうちにお地蔵さんの首を落としてしまった話、さらには心無い人がお地蔵さんの首を叩き落としてしまったという現代のニュースまでもあるようなので、色々考えられ、僕の勝手な空想もここで行き場を見失ってしまったのです。ポリポリ (^^;)ゞ


宍原側 林道:52号線を車で北上し、宍原に入ったところで左折して旧道にはいるとすぐに宍原小学校がある。

小学校を通り過ぎて20m程先を左折すると、山に向かって宍原峠に至る(本当は至らないけど)林道大鳥線に入る。

集落を離れると人通りは少なく、アスファルトに苔が生えていたりする。普通車では終点までは無理そうだ。んで、この林道のハイライトはやっぱり椎の木でしょう。椎の木まではカローラでも大丈夫でしょー。

苔生して風格たっぷりのこの木には、竹林が迫っているのとヤブ蚊が多いのが不安と難点だけど「草」なんぞに負けないでほしい。

この椎の木から実測でちょうど200m上ったところが椿峠の登り口だ。道は非常に判り難いが、大昭和製紙(古っ!)の看板と少年自然の家のポストが目印。


椿峠に着けない...


この少年自然の家の白色のポストは、興津川周辺の廃れた峠道の要所要所に立っていて、ちょっと迷いそうになったときなんかには大変ありがたい存在だ。

話を宍原側に戻して。樫の木から100m上ったところに小さな橋があってすぐ右手に別れる道がある。

この道は通行止めだけど道のすぐ左手には山の神の石像が通る者を見守ってくれている。時折、野の花が供えられている事もあり、この神様の現役振りが窺い知れる。光背には安政四巳二月って彫られていた。





徳間峠: この峠は全く携帯電話が通じないのでご注意!  

興津川から徳間峠に至るこの道は、最初こそ、登山だけの用途にしては立派なつり橋で始まる道だが、あちこちで沢筋の登りや沢の横切りを繰り返す、何より人通りの少ない道です。

もし沢筋で道を見失っても、諦めて沢を上り詰めたりしてしまわないで、ささやかな目印(赤布、ビニル紐、ケルン等)を見つけてなんとか道に戻るように進んで下さい。ま、水場は多く、味はともかく水には困りません。

実はこの沢付近の沢の石ころにはちょっとした秘密(不思議)があります。気づきますかな?(^_^)フフふ


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