幻の椿峠?

廃道彷徨

宍原口: 椿峠への上り口を沢に沿って上がってみると、踏み跡はかなり薄く、数分歩いただけで行き先を失ってしまった。沢沿いを強引に進んでみても緩やかな三段滝に行く手を阻まれてしまった。

後でわかったことけど、沢沿いを歩かず、沢の左手の小さな尾根にさっさと登ってしまって、後は尾根づたいに上るのが正解だったようだ。

とは言え尾根も道らしい踏み後は薄く、林業作業の人たちが残したと思われる空缶や空き瓶、プラスチック境界杭、その他が人の気配を感じさせるけどいずれもかなり古いものばかりでかえって不安をあおる。次代検定杉って花粉が飛ばない杉の試験でもしてくれればいいのになぁ。

それにしても上りきった尾根の1m置きぐらいに打たれている境界杭は一体なんだろう?結局二万五千図で数センチの距離(水平で5〜600m)の距離を三時間かけて彷徨ったけど椿峠には辿り着けなかった。

仕方なく下り始めたのだけれど、上から見た杉林はかなり迷いやすく、体力も消耗していて悲壮感もたっぷりでかなりメゲたけど、登りの時に目印のセロ紐をあちこちに付けておいたおかげでなんとか元の道に戻れた。ヨカッタヨカッタ
地元の方には裏庭なんでしょうが、わずか三時間で正直心身ともにへばりました。2008の事でした。
次回は桑又川側からチャレンジ2009の報告の予定でつ。


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