過去に読んだ本
99年11月


99/12/25
『香港回収工作』上, 許可屯, ちくま学芸文庫, 4-480-08521-1
99/12/23
『UHNTER×HUNTER』#7, 富樫義博, ジャンプコミックス, 4-08-872788-6
99/12/18
『羊のうた』#4, 冬目景, ソニーマガジンズ バーズコミックス, 4-7897-8215-8
なんか、ものすごくやばい話になってきたなあ。
99/12/17
『新世紀エヴァンゲリオン』#5, 貞本義行, 角川書店, 4-04-713311-6
まだやってたんすね、これ。
99/12/15
『山田章博全集 1 おぼろ探偵帖』, 山田章博, 日本エディターズ, 4-930787-07-6
名作『紅色魔術探偵団』のスピンオフ?『おぼろ探偵帖』が全集の第一巻か。旧版も持っているから、それほどありがたみがあるわけでもないが。しかしこの人、『紅色』もいつか続き描くとか言っているし、これもそうだし。困ったもんだ、楽しみじゃないか。
『泣くようぐいす』#1, 木田康昭, 少年マガジンコミックス, 4-06-312789-3
いきなりマガジンの表紙でこの人の絵を見たときにはびっくりした。ジャンプからマガジンへいきなり直接移るってのはなかなか珍しいパターンでは。しかも(まじめに野球をやっている以外は)、芸風はまったくいっしょだ。まじめに野球をやってしまうあたりは、その辺が「マガジン」なのか、それとも作者が描きたかっただけなのかしらないが、しかし、いきなり素人がプロの弾をホームランしちゃまずいだろ。
『YASHA』#7, 吉田秋生, 別コミフラワーコミックス, 4-09-136740-2
7巻目にしてようやくタイトルが意味を持ちましたね。というか、今までもそれっぽくはあったのだが、たんなる「予兆」だったわけで、なかなか戦慄モノだったりする。ここまできたら、後はわりと早く終わるかな。
『記憶の果て』, 浦賀和宏, 講談社ノベルス, 4-06-182006-0
19歳かあ。若い。若すぎる。読んでて、読むのがつらいっす。もういかにも高校生くらいのガキが書きそうな内容で。講談社ももう少し出版する本を選びなさい。
99/12/11
『グインサーガ 69 修羅』, 栗本薫, ハヤカワ文庫JA, 4-15-030629-X
本編でこういう超自然的な展開にするってのは珍しい気がするなあ。それにしても、やっぱ物語の展開うまいわ。平和的吸収で行くのかと思われたモンゴールがこういうことになるなんて。
99/12/10
『双子の恋』, 高橋葉介, 朝日ソノラマ, 4-257-72038-7
タイトルは変わっているけど、中身は『マンイーター』まんまでした。未収録作品のひとつも入れててくれればなあ。
99/12/8
『放浪探偵と七つの殺人』, 歌野晶午, 講談社ノベルス, 4-06-182075-3
わざわざ解答編が袋とじにしてあるくらいだからと、ちょっとは期待して読んだんだ。一話目であきらめました。まあ、あまり論理的にものを考えるほうじゃないし、集中力もないし、犯人当て小説であたったことはあまりないので、俺の読み方が悪いのかもしれないけど、でもこれはまともに解けないだろう。というわけでその後のもあまりちゃんと考えてません。それなりに解けるのはあったとはおもうけど。でも物理法則を無視してないかってのもあるしなあ。
『ヘルシング』#2, 平野耕太, ヤングキングコミックス, 4-7859-1958-2
あいかわらずかっこいいなあ。今回の見所はアーカード変身シーン。魔物っぽくっていいぞ。
99/12/7
『宇宙船ビーグル号の冒険』, A.E.ヴァン・ヴォークト, 創元SF文庫, 4-488-60901-5
かっこいいぞお、ケアル。イクストルもいいかげん超生物なんだが、イメージがかっこいいのと、能力や動機が理解しやすい範囲内でかかれているので、ケアルのほうが感情移入しやすい。ちなみの他の宇宙生物はリーム人とアナビスね。穴にビスを打たれそうで痛そうだってのは安永航一郎的ネタ。
で、人間側はそれに比していまいちか。科学的考察の突っ込みがいまいち物足りないのはまあ時代もあるし、しょうがないとして(今の作家が書いたらきっと「ケアル編」だけで大長編一冊かけるだろう)、「総合科学」がやっぱちょっと困り者。たしかにこうした方法論が有効なのはわかるんだけど、手法がなんかもうひとつ。
99/12/5
『原子水母』, 唐沢商会, 幻冬社文庫, 4-87728-830-9
唐沢商会初期の短編集。くだらなくてよい。雑学ネタ・ナンセンス・エロネタ・怪奇ものと後の唐沢商会の手法がすべて一冊にまとまっていて、入門にはいいかも。それにしても、二人ともすっかりメジャーに(言い過ぎ)なったものである。元版を買ったころにはまだぜんぜんマイナーだったと思うが、今見るとなんかものすごく贅沢なユニットだ。あとはなをきの『ホスピタル』とか『BURAIKEN』あたりをどこか再版してくれないか。それ以前に絶版になってないのかな。この辺は一番なをきがきれてたころの初めのころの作品で結構好きなのだが、全部実家に置いてきたんだよなあ。
『決定版 ブルーインフェリア』#1, 紫堂恭子, 角川書店, 4-04-853150-6
連載打ち切り後(書き下ろすという作者の話はあったが)ほとんどあきらめていた、『ブルーインフェリア』がついに再開。『エンジェリックゲーム』はともかく、こっちはちゃんと終わらせてほしかったんだよなあ。ちょうど、謎そのものが見えてきた時期に中断しちゃってたし。
99/12/1
『西洋事物起原』#1, ヨハン・ベックマン, 岩波文庫, 4-00-334771-4
18世紀末に書かれた、その当時の各種の技術の起原についてかかれた本。さすがに今となってはなじみのないものが多いので、歴史的な興味以上のものはあまりない。