うだがわ あけみ 宇多川 朱美
『狂骨の夢』より
本人の話によると信濃の塩田平生まれ。13のときに奉公に出され、17の時に実家は焼失、朱美を残し一家全員死亡。18の時に奉公先から嫁に行くが、夫、佐田申義は1週間で徴兵。
「濡れたように黒く長い睫に縁どられた妖しい瞳。小作りで小さな顔。形の良い唇。細い顎の線がまだあどけない」
宇多川崇の二度目の妻。
旧姓南方。