うだがわ たかし 宇多川崇
『狂骨の夢』より
怪奇幻想作家。この時点で来年58。表情豊かな人物らしく、「日本人離れした表現力を持った顔面を有している」と評される。
「乱歩のエグミと鏡花の品格を併せ持ち、虫太郎の魔境に露伴を遊ばせるような」とは関口の評。関口もよく読んでいる。
本朝幻想文学賞の創設に尽力し、久保竣公のデヴューにも後押しした。
最初の妻とは大正終わりごろに見合いで結婚するも、2年と経たずに死別。18年の一人身の後宇多川朱美と結婚。