1stで、それまでのストックした曲からベストチョイスという形を取ったんで、そこで漏れた曲を2ndに入れる気にならなかったから、 全て短期間で書き下ろしました。方向としては日本語がスンナリと乗って、いい音というのはどんな曲かなっていうのを考えていました。 1stはデータとか全部フロッピーに入れて東京に持ってきてレコーディングしたけど、2ndはベーシックな部分は大阪でレコーディングしました。 その頃周りからは、そろそろ東京に出てくればって誘いもあったんだけど、僕としては全然出るつもりはなかったんで、頑なに拒んで、そのまま 今に至ってます(笑)。(松浦雅也/THE PICTORIAL BOOK of PSY・S)
5.「Brand-New Menu」、6.「Another Diary」
この2つの曲は「対」になっています。恋との出会いは「今までになかったものとの出会い→5」であると同時に「昔からいつかそうなると思っていた→6」という
2つの側面をもっています。全く新しい世界を見せてくれもすれば、急に相手が幼なじみの人の投影だったりもする。それが同時に起こる場合もあります。
ぼくがPSY・Sに持つイメージで「新しくて、なつかしい」は矛盾することではなく、本来「衝撃」には必ずついてまわることだったと思います。
チャカも松浦君も、新しめの友人だけど、もう20年来の知人のようです。特にチャカの声はなつかしい。(サエキけんぞう/サン火新聞Vol.8)
8.「Down The Slope」
「この途中に出てくるギターは、なんと相棒の松浦君が弾いてまして、私はこのギターソロが大好きなんです、実は。何でかって言うと、ほんのちょっとの間なんですけど、
とってもフレーズが歌っているでしょ。口でも言えるぐらいフレーズがハッキリと何かを表現しているというか、そういう感じがしてすごいこのソロは好きなんです。
ギターで自分の心を表現できるっていうのは、松浦君の心の中にきっちりと歌心があるからだと思います。」(CHAKA/FM東京"Tokyo Radical Mystery Night" Jan.12 1988)
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