Discography (Albums)


Supertramp (1970)
スーパートランプ・ファーストアルバム
Surely/It's A Long Road/Aubade And I Am Not Like Other Birds Of Prey/Words Unspoken/Maybe I'm A Beggar
Home Again/Nothing To Show/Shadow Song/Try Again/Surely


Indelibly Stamped (1971)
消えない封印

Your Poppa Don't Mind/Travelled/Rosie Had Everything Planned/Remember/Forever
Potter/Coming House To See You/Times Have Changed/Friend In Need/Aries


Crime Of The Century (1974)
クライム・オブ・ザ・センチュリー

School/Bloody Well Right/Hide In Your Shell/Asylum
Dreamer/Rudy/If Everyone Was Listening/Crime Of The Century


スーパートランプを語る上で避けることができない必聴盤です。
このアルバムからサックス奏者のジョン・ヘリウェルが加入。全盛期のラインナップが揃います。
また、ロジャー・ホジソンのソングライターとしての成長がバンドのイメージを大きく変えました。
ほぼ1曲ごとにリードVo.をロジャーとリックが交互にとるスタイルがこのアルバムから確立されており、
ソングライティングもリードVo.をとるほうが主導権を握っているようです。
冒頭のSchoolは暗闇に響きわたるハーモニカのメロディーから始まり、ロジャーのハイトーンヴォイスでミステリアスな
メロディーが歌われます。間奏でのピアノソロが曲の緊張感を引き立てています。Bloody Well RightはリックのVo.で
歌われるちょっとコミカルなR&B調の曲でシングルヒットにもなったようです。続くHide In Your Shellはロジャーの本領である
ファンタジックな曲調のナンバー。スーパートランプ(特にロジャー)のファンに人気のある曲だと思います。
静かなエレピの弾き語り風からはじまり、後半メロディーが変わってどんどん盛り上がっていくところがいい感じです。
Asylumはリックの弾き語りがメインの曲。コーラス部はストリングスが入ってドラマチックな展開を見せます。
Dreamerは軽快にエレピがリフを刻むポップな曲。Vo.はロジャー。Rudyはブルージーでちょっとジャジーなリックの曲。
中盤から後半の展開がかっこいいです。
If Everyone Was Listeningはピアノがメインの静かめの曲ですが、やっぱりしっかりドラマチックな展開になります。
同じくCrime Of The Centuryもドラマチックな曲。Vo.はリックです。エンディングの悲壮感あふれるピアノの連打にかぶさって
アルバム冒頭のハーモニカが聞こえてくるといったふうに趣向が凝らされています。
ちなみにアナログ盤ではスリーブの歌詞がロジャーのVo.部分が白、リックが黄色で印刷されています。

 インナースリーブ


Crisis? What Crisis? (1975)
危機への招待

Easy Does It/Sister Moonshine/Ain't Nobody But Me/A Soapbox Opera/Another Man's Woman
Lady/Poor Boy/Just A Normal Day/The Meaning/Two Of Us


スーパートランプのアメリカ進出のきっかけとなったアルバムで、LAでレコーディングしロンドンでマスタリングされました。
サウンド的には前作Crime Of The Centuryと同傾向でありながら、よりコンパクトになった印象があります。
アルバムタイトルの「危機?なにが危機なんだい?」というしゃれっ気も含めた軽妙さが音にも反映されているようです。
足音のSEで始まる短い導入部に続くSister Moonshineはロジャーらしいアコースティックギターのカッティングが爽やかな曲。
Ain't Nobody But MeはリックのR&B色が濃い作品ですが、コーラス部のロジャーとの声の対比がいい効果をだしています。
この曲はシングルカットされて全米でも中ヒットしました。
続くA Soapbox Opera(お昼のメロドラマという意味の言葉)はロジャー作。ストリングスやクワイアを配してシンフォニック感を
出しているのですが伴奏のピアノは跳ねているという面白い曲です。Another Man's Womanはリックお得意の流れるような
ピアノプレイが気持ちいい作品。間奏からエンディングにかけてのインストパートが実はとても好きだったりします(^^)。
Ladyは前作のDreamerと同様、エレピの8分打ちのバッキングが印象的な曲。そしてThe Meaning、この曲がこのアルバム中
一番緊張感溢れる曲でしょう。個人的にもお気に入り。ここではジョンのクラリネットおよびサックスが素晴らしいです。
一転して最後のTwo Of Usはパイプオルガン風のイントロに導かれたロジャーのアコースティックギターの弾き語り主体の小品です。
この曲は個人的に非常に好きです。シンプルな分(ポール・マッカートニーに通じる)メロディーの良さが堪能できます。


Even In The Quietest Moments... (1977)
蒼い序曲

   インナースリーブ
Give A Little Bit/Lover Boy/Even In The Quietest Moments/Downstream
Babaji/From Now On/Fool's Overture


この時期メンバー達は英国からアメリカ西海岸に本拠を移し、アメリカでの活動を本格的に行おうとしていた時期の作品で、
西海岸的明るさと英国の湿り気が適度にブレンドされたサウンドとなっています。
オープニングのGive A Little Bitはアコースティックなフォークロック風のナンバーで、全米でシングルヒットと
なりました。タイトル曲のEven In The Quietest Momentsはファンタジックな曲、
Downstreamはブルージーなピアノ弾き語りとバラエティーに富んでいます。
そして特筆すべきは最後の曲Fool's Overtureで、11分におよぶこの曲はシンフォニックな香り満載の力作となっています。
静かなピアノから始まり、SEをはさみつつファンファーレのようなシンセメロが歌われ、
後半一度静かになる部分では賛美歌のSEを従えながら、最後はシンセメロとともにクライマックスになだれ込みます。
この曲はまさしくそれまでも作品のあちこちで感じられた彼らが持つプログレ的要素の集大成となった曲だと思います。

 ジャケットのピアノの譜面にはFOOL'S OVERTUREと記されています。


Breakfast In America (1979)
ブレックファースト・イン・アメリカ

Gone Hollywood/The Logical Song/Goodbye Stranger/Breakfast In America/Oh Darling
Take The Long Way Home/Lord Is It Mine/Just Another Nervous Wreck/Casual Conversations/Child Of Vision


いわずと知れたスーパートランプの最大のヒット作。
全米でThe Logical SongGoodbye StrangerTake The Long Way Homeの3曲がシングルヒットとなりました。
ブリティッシュ・ロックの香りを残しながらもLAサウンドを採り入れていった彼らのサウンドの到達点といえるでしょう。
いつもはR&B色の濃いリックの曲も、このアルバムではかなり洗練されています。
個人的に好きな曲はTake The Long Way Homeです。エレピが刻むハネた軽快リズムにハーモニカソロや絶妙のタイミングで
入ってくるストリングスとかが気に入っています。


Paris (1980)
ライブ・イン・パリ

School/Ain't Nobody But Me/The Logical Song/Bloody Well Right
Breakfast In America/You Started Laughing/Hide In Your Shell/From Now On
Dreamer/Rudy/A Soapbox Opera/Asylum
Take The Long Way Home/Fool's Overture/Two Of Us/Crime Of The Century


スーパートランプ初のライブアルバム。
Crime Of The Century以降のアルバムから選曲されていますが、目を引くのがCrime Of The Centuryに収録されている
8曲中7曲がとりあげられていることです。(Breakfast...からは3曲のみ)
やはり彼等の原点はこのアルバムにあることを再認識させられます。
アンサンブルで聴かせるバンドなのでアルバムバージョンから大きく外れたアレンジはされていませんが
最後の3曲の流れはなかなかすばらしいものがあります。
(私はこのアルバムでFool's Overtureを初めて聴いて感動しました(^^;)


"... Famous Last Words..." (1982)
フェイマス・ラスト・ワーズ

Crazy/Put On Your Old Brown Shoes/It's Raining Again/Bonnie/Know Who You Are
My Kind Of Lady/C'est Le Bon/Waiting So Long/Don't Leave Me Now


ロジャー・ホジソン在籍最後のアルバムです。
前作Breakfast In Americaが予想以上に(ホントにそうだったはず)大ヒットしてしまって、次を作るのにかなりの
プレッシャーがあったはずです。結果、やや重いという印象があります。
もちろん、シングルとなったIt's Raining Againなどはとてもポップな仕上がりなんですが...
最後の2曲はリックとロジャーがそれぞれに書いた「別れ」の歌なんですが、これがロジャーの脱退とリンクしているような気がします。
以下にインナースリーブの写真を載せていますが、クレジットに
All Songs By Rick Davies and Roger Hodgson
と色分け表示されており、もはや二人の共作態勢は成り立たなくなっていたことが分かります。
しかしながら曲はそれぞれよく練られており個人的には非常に好きです。特にロジャーの作品群がアコースティック感覚
があって気に入っています。
    ジャケットの内側にハサミがデザインされています。

 インナースリーブ。ロジャー作は白、リック作は黄で歌詞が色分けされています。


(リマスター盤に冠する補記)
スーパートランプのリマスターシリーズ第2弾はParisからFree As A Birdまでの4作のリリース。
これはその中の1枚でロジャー・ホジソン在籍のラストアルバムです。実はまだCDでは持ってなかったんです(^^;。
で、このCDを聴いてあれ?と思ったのはBonnieのイントロの最初のフレーズが、アナログ盤と違うんです。
これはひょっとしてリマスター作業のミス??
とはいってもリマスター前のCDを持っていないのでよく分かりません。
どなたかご存知の方いらっしゃればお教えくださいませー(^^)。


Brother Where You Bound (1984)
フロンティアへの旅立ち
US輸入盤アナログジャケット:絵がレリーフになっています。
Cannonball/Still In Love/No Inbetween/Beter Days
Brother Where You Bound/Ever Open Door


Free As A Bird (1987)
フリー・アズ・ア・バード
  US輸入盤アナログジャケット:鳥の絵の部分が切り抜かれていて、インナースリーブが見えています。
It's Alright/Not The Moment/It Dosen't Matter/Where I Stand/Free As A Bird
I'm Beggin' You/You never Can Tell With Friends/Thing For You/An Awful Thing To Waste


Live '88 (1988)
ライブ'88
You Started Laughing/It's Alright/Not The Moment/Bloody Well Right/Breakfast In America/From Now On
Free As A Bird/Oh Darling/Just Another Nervous Wreck/The Logical Song/I'm Your Hoochie Cooche Man
Don't You Lie To Me/Crime Of The Century


Some Thing Never Change (1997)
永遠への贈り物

It's A Hard World /You Win, I Lose/Get Your Act Together/Live To Love You/Some Things Never Change
Listen To Me Please/Sooner Or Later/Help Me Down That Road/And The Light/Give Me A Chance
C'est What?/Where There's A Will


It Was The Best Of Times (1999)
スーパーマニア〜ライブ・ベスト

You Win, I Lose/Listen To Me Please/Sooner Or Later/Free As A Bird/Cannonball
From Now On/Breakfast In America/And The Light/Take The Long Way Home
Bloody Well Right/The Logical Song/Goodbye Stranger/School


スーパートランプの新作は'97年のツアーのライブアルバムです。
UK盤には2枚組と1枚ものの種類が発売されているようですが、この1枚もののほうがライブ・ベストと呼ぶに
ふさわしい内容となっています。前作から4曲がピックアップされているほかは、ヒット作Breakfast In Americaから4曲、
25年前のアルバムCrime Of The Centuryから2曲採りあげていて、昔からのファンにも楽しめるものとなっています。


Slow Motion
(2002:CD)

Slow Motion/Little By Little/Broken Hearted/Over You/Tenth Avenue Breakdown
A Sting In The Tail/Bee In Your Bonnet/Goldrush/Dead Man's Blues


なんとスーパートランプの5年ぶりの新作がリリースされました。(ノーマークでした・・・(^^;)
Breakfast In America時代のメンバーはリック・デイヴィス、ボブ・シーベンバーグ、ジョン・ヘリウェルの3人が残るのみですが、
ロジャー・ホジソン脱退後から相変わらずのブルース色濃いサウンドを聴かせてくれます。
でも「ど」ブルースにならないところはスーパートランプらしいところ。本作では2曲が8分以上ある大作で、ドラマチックな展開をみせています。
ボブ・シーベンバーグの息子も参加したという息の長い活動を続けていることに対して拍手(^^)。


Retrospectacle
(2005:CD)

Disc 1
Surely/Your Poppa Don't Mind/Land Ho/Summer Romance/School/Bloody Well Right/Dreamer/Rudy/Crime Of The Century
Sister Moonshine/Ain't Nobody But Me/Lady/Two Of Us/Give Little A Bit/Downstream/Even In The Quietest Moments/From Now On

Disc2
Gone Hollywood/The Logical song/Goodbye Stranger/Breakfast In America/Oh Darling/Take A Long Way home/You Started Laughing
It's Raining Again/My Kind Of Lady/Don't Leave Me Now/Cannonball/Free As A Bird/You Win, I Lose/Another Man's Woman/Over You


スーパートランプの2枚組ベストアルバム。ファーストアルバムから最新作まで一応もれなくフォローされていて、彼らのアンソロジーとしては
なかなかいい出来ではないかと思います。まあメインとなるのはCrime Of The CenturyからBreakfast In Americaに至る黄金期のもの
ですが、今回収録されたCD未発表曲はLand HoSummer Romanceの2曲。1974年春リリースのシングル曲とそのカップリングで、ブレイク間近の
バンドの勢いが感じられる曲です。Land Hoはロジャー・ホジソンのVo.のポップなメロディーが特徴。この曲は後にロジャーのソロアルバムHai, Hai
リメイクされていますが、それとは歌詞が違っています。Summer Romanceはリック・デイヴィスのVo.のブルージーなサウンドになっています。


VIDEO


The Story So Far
(2002:DVD)

Crazy/Ain't Nobody But Me/Breakfast In America/Bloody Well Right/Give A Little Bit/From Now On
The Logical Song/Goodbye Stranger/Dreamer/School/Crime Of The Century
(Video Clips)
My Kind Of Lady/Cannonball/Better Days/Free As A Bird/I'm Beggin' You


過去に発売されたスーパートランプのビデオがDVDとなって再発されました!(パチパチ)
内容はバンドのストーリーをメンバーのインタビューで綴っていくパートを前後に配し、1983年のワールドツアーの模様を
たっぷりと見せてくれます。全盛期のバンドの姿をDVDで見れるのはやはりウレシイ限りです。
DVD化に伴いビデオクリップが5曲追加されていますが、ロジャー不在なのは少し残念。でも今では見ることが出来ないクリップ集なので
良しとしましょうか(^^)。





Roger Hodgson (Solo Albums)
スーパートランプの二人のソングライターのうちの一人、ロジャー・ホジソンはアルバムFamous Last Wordsを最後に
バンドを脱退し、ソロ活動に移ります。'90年前後にはイエスのトレバー・ラビンとの共作活動をしていたようですが、その成果は
イエスのアルバムTalkに1曲共作者としてクレジットされている他、最新作Open The Doorに1曲収録されています。


In The Eye Of The Storm (1984)
愛なき嵐に向かって

Had A Dream (Sleeping With The Enemy)/In Jeopardy/Lovers In The Wind/Hooked On A Problem
Give Me Love, Give Me Life/I'm Not Afraid/Only Because Of You


ソロとなったロジャーが発表した初めてのアルバムですが、これは力作です。
全曲ポップ密度が高いうえ、7分以上の曲が4曲もあるんですが、だれることなく一気に聴かせます。
ロジャー脱退後のスーパートランプがロジャーの作風も多少残しつつアルバムを作っていたのに較べ、
このアルバムはロジャーカラー全開の曲が揃っています。
特にお薦めはGive Me Love, Give Me Lifeです。3コーラスの歌なんですが、ひとつのサビのメロディーにむけて
3つのメロディーが導いていきます。これはすごいです。
またこのアルバムではドラム以外のほとんどの楽器をロジャー自身が演奏しています。


Hai Hai (1987)
ハイ・ハイ

Right Place/My Magazine/London/You Make Me Love You/Hai Hai
Who's Afraid?/Desert Love/Land Ho/House On The Corner/Puppet Dance


ロジャーのソロ2作目はLAのミュージシャンのサポートのもと制作されました。
アルバムの印象は前作の大作指向から一転して小品を並べた感じで、やや散漫かもしれません。
とはいえ、You Make Me Love YouHai HaiHouse On The Cornerなどはロジャーらしいポップなメロディーが
生かされた佳曲といえるでしょう。反面Londonなどはレゲエを取り入れたりとバラエティーをもたせようとしています。
またLand Hoはスーパートランプ時代の1974年にリック・デイヴィスと共作してお蔵入りしていたものをレコーディングし直した物で
演奏もサックスを使って当時っぽい雰囲気を出しているみたいです。


Rites Of Passage (1997)
ライツ・オブ・パッセージ

Every Trick In The Book/In Jeopardy/Showdown/Don't You Want To Get High?/Take The Long Way Home
Red Lake/Melancholic/Time Waits For No One/No Colours/The Logical Song/Smelly Feat/Give A Little Bit


Open The Door (2000)

Along Came Mary/The More I Look.../Showdown/Hungry/The Garden
Death And A Zoo/Love Is A Thousand Times/Say Goodbye/Open The Door/For Every Man


各曲レビュー

スタジオ録音としては実に13年ぶりのアルバムです。
共同プロデュースはフランス人でケルト系音楽の作曲家アラン・シモン。その他参加ミュージシャンのほとんどをフランス人で
固めたラインアップ。なぜこうなったかは良く知りませんが、ファンとしては嬉しいカムバックです。
アラン・シモンは昨年Exculibur, La Legende des Celtes (ケルトの伝説)というアルバムを発表し、そこにホジソンが
ゲスト参加したという経緯があってのコンビだと思いますが、このアルバムではいたずらにケルティック音楽に流れず、
ロジャー・ホジソンとしてのアイデンティティーがはっきりわかるサウンドになっています。
実際ケルティックなサウンドが明らかに取り入れられているのはAlong Came MaryDeath And A Zooくらいで
あとはホジソンらしいポップソングとこれまた彼らしいシンフォニックな大作がとりまぜられています。

Showdownは前作Rites Of Passageにも収録されていた曲でイントロのハーモニカと跳ねたリズムのピアノが特徴。
間奏部ではヴァイオリンソロがスーパートランプでのサックスソロと良く似たフレーズで演奏されているのにも思わず
顔がほころんでしまいますね(^^)。Hungryは8分刻みのピアノ連打とサックスがニクイ(!)かわいい曲です(^^)。
Say Goodbyeはパイプオルガンに導かれる荘厳な印象の曲。スーパートランプ時代のTwo Of Usに通じるものを感じます。
この曲から継ぎ目なしでタイトル曲Open The Doorになだれ込むのですが、この9分に及ぶ作品、ソロでのHad A Dream
さらにはスーパートランプ時代のFool's Overtureをも思い出してしまうシンフォな曲です。
静かなピアノ弾き語りで始まり、一転アップテンポに切り替わるのですがここでのシンセ、Fool's Overtureでの
オーバーハイムの音によく似ているんですよねこれが(^^)。更に曲調が途中で変わるところなんか正にホジソン節でしょう!
もうひとつ嬉しいのはThe More I Look...ではトレヴァー・ラビンがギターとコーラスで参加していること。
クレジットはホジソン作となっていますが、これはきっと'80年代後半にコラボレーションしていた作品のひとつでは?と思わすほど
ラビン色が感じられるのです。


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