コード:ベロニカ雑感  書ける範囲で

えー、日記の方で度々言及している
「コード:ベロニカ」
とは、カプコンの
人気ゲーム、「バイオハザード」の
最新作です。
まだ発売されて間もないゲームですので
詳しくは書きませんが、このゲームの
テーマは何だと聞かれれば私は迷わず
「愛」だ、と答えます
(あ、みんな、引かないで!)。

まず目を惹くのはクリス、クレアの兄弟愛。
今回の敵は
双子のサイコさん兄妹なのですが、これはクリス達
レッドフィールド兄妹に対するアンチテーゼであるのは明白です。
また、同行するスティーブ少年のクレアに対するほのかな想い
、父親への愛憎など様々な情愛がゲームの基調である「恐怖」と相まって
物語を引き締め、ゲーム世界を奥行きのあるものにしています。

すでにシリーズの「2」において一方の主人公レオンと敵の工作員エイダの間に
芽生えつつあった想いがエイダの悲劇的な最期(?)によって幕を閉じるという展開が
描かれましたが、今回はより多面的に登場キャラ間の感情を表現しています。

余談ですが「2」におけるエイダの死をなんとか避けられないものかと
沢山の人々がネット上で知恵を絞っていた事を思い出します。
キャラクターに対するこういった強い思い入れをプレイヤーに持たせる事が
出来ただけでも「2」は成功作と言ってよいのではないでしょうか。

話が逸れました。
「コード:ベロニカ」
におけるテーマ
「愛」はこう抽出して書くとなんだか
ダサダサに思えるかも知れませんが
ストーリー中に無理なく挿入され、
ゲームの進行を妨げる事はありません。

なお、今作の優れた点としては
(当然といえば当然ですが)
ドリームキャストの能力を生かした
描画能力の向上
が挙げられます。

ムービーとプレイ画面の違和感はかなり解消され、また従来不可能だった
特殊効果もあちこちに使われています。
クレアの顔が変わったような気もしますが、これは個人の好みの問題でしょう。
また、このシリーズを通して遊んだことのあるプレーヤーが思わず
ニヤリとしてしまうような事も・・・。

まあ困った点というのもあるにはあるのです。マニュアルには
”音信不通になったクリスの手がかりを追ってアンブレラに捕らえられたクレア”
とありますが、途中クレアは(レオンを通じて)簡単に兄と連絡をつけてしまいます。
つじつま合わせは後でどうとでも出来そうですがとりあえず?な点です。
他にも二,三「?」なところがあるのですがネタバレになってしまうし
単に私が
ゲームをするには歳を食い過ぎた

いうだけかも知れませんのでここには書きません。
いずれにせよ全体のおもしろさから考えれば些細な事だと言えますし。

とにかく貴方がドリームキャストを持っている、もしくは
持ってないけど「バイオハザード」のファンで手元に三万円ほどある、
という人は遊んでみてはどうでしょうか。私もこの週末に
もう一度チャレンジするつもりです

(2000.02.08)

 

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