特徴を列挙しておきます。
などなど。ぜひお試しください。
VWでもインストールは楽に行えますが、ここではSqueak版のインストールについて書きます。
日本語パッチ適用済みイメージを入手します。展開してSqueak VMのあるディレクトリに置いてください。
日本語版はSqueakNihongo 6.1にSmallWiki 0.9.23をインストールし、日本語化パッチをあてたものです。通常は日本語版で十分でしょう。
Squeakを手にいれてください。最新版は3.7betaです。
PackageLoaderを開き、'Comanche'(Webサーバ)をインストールし、その後で'SmallWiki'をインストールします。
Comancheのインストール時に、いろいろ追加のパッケージを入れるように質問が出ますが、全て'No'でかまいません。
インストール終了後、イメージをセーブします。
ワークスペースで以下のように実行します。ポート番号は御自身の環境にあわせて適当に修正します。
server := SWKom startOn: 8080.
停止させるには
server stop.
内容の初期化には
server initialize.
再開させるには
server start.
です。
http://localhost:8080/
となります。(localhost部は環境に合わせて適当に変えてください)。
ユーザ名'admin'、パスワード'smallwiki'が設定されています。はじめはこれでログインします。
さあ、存分にWebブラウザ上からすべてのコンテンツの編集、追加、検索を行ってください。(ページ上部のeditメニューを選びます。)
Swikiのフォーマットとほぼ同じです。
以下はかいつまんで主要なものを挙げておきます。
SmallWikiをスタートしたうえでイメージを保存して終了すると、次回起動時には自動的にSmallWikiが開始するようになっています。
admin(管理者)のパスワード変更は
(server userAt: 'admin') password: 'new password'.
anonymous(一般参加者)のパスワード変更は
(server userAt: 'anonymous') password: 'new password'.
Headlessとは、画面をださない状態でSmaltalkを立ち上げることを指します。Squeakを開発環境でなく、単なる実行環境、Wikiサーバとして使う場合にはこのほうが便利でしょう。
Squeak.exe -headless squeak.image
また、Windows-XPの場合は、いったん下記のような形で実行することによって、サービスとして登録することが可能です。
Squeak.exe -service: "SmallWiki" squeak.image
最近はタスクスケジューラを使う手もあります。-headlessで起動するバッチファイルを作り、コントロールパネルから"タスク"を選び"スケジュールされたタスクの追加"でそのバッチを指定します。システム起動時にして、かつデフォルトの72時間終了をオフにすることを忘れずに。挙動が不安定なときはたまに自動的に落としてあげる設定にすると良いでしょう。
SmallWikiは、Wikiの内容をSqueakイメージ内に保持しています。そのままではイメージを終了した際に内容も消えてしまいますので、バックアップを取るように設定しておくと良いでしょう。
server storage: SWImageStorage new.
これで、10分間隔で定期的にバックアップを取るようになります。間隔を変えるには以下のようにします。
server storage delay: 180.
パラメタとして秒数を指定します。この例の場合は3分に一回、バックアップを取るようになります。
Wikiとは直接は関係ないですが、ちまたで話題のContinuationベースのWebアプリケーションサーバ、Seasideの日本語パッチ版もあります。こちらもよろしく。