15話「お江戸5エモンモーニング? 謎のジュゲム星人!!」


(前回からの続き)
宇宙港でエモンはジュゲム星のチョーキューメーというお客に出会う。
ホテルに向かう車の中で、
チョーキューメーは以前にトウキョウに来た事があるような事を言った。
しかし、トウチョウではなく江戸と言っていた。
エモンは、前に来たのはいつの事なのか問うと
チョーキューメーは「おいおい、まさか僕の事忘れたんじゃないだろうね」と言う。
しかし、エモンは思い出せない。
「ひどいよ5エモン君、あれから300年しか経っていないのに」とチョーキューメーは言う。
エモンは変に思う。

場所はつづれ屋
そこでチョーキューメーは、4エモンと5エモンが既に無くなっている事を、
エモンのパパから知る。キョーキューメーは悲しむ。
ジュゲム星人の平均寿命は2000年で、
ジュゲム星は地球から17億光年離れていて、
地球にはワープ航法を用いても片道40年とちょっとかかるらしい。

江戸時代の話を聞きたがるパパとエモン。話しだすチョーキューメー。


チョーキューメーが若かった頃、
宇宙を極めてやろうと一人で宇宙に飛び出したが、事故で脱出するハメに。
脱出ボートを操縦してやっと地球へ辿り着く事が出来た。

300年前の江戸の町。とは言っても町外れの小さな宿場につづれ屋はあった。
だが、今と同じく繁盛していなかった。向かいの銀河屋は繁盛していた。
銀河屋はつづれ屋を買い取って馬小屋にしたいらしい。
つづれ屋の跡取りの5エモンは侍になりたがっていた。
つづれ屋にはただ一人源内という男が一ヶ月も泊まっていたが、一文も宿賃をはらってなかった。

チョーキューメーは侍に絡まれていた。そこへ源内が現れ、つづれ屋に連れ帰った。
チョーキューメーはつづれ屋に泊まる事にした。
つづれ屋の人たちに空からやってきたと言っても相手にされず、
チョーキューメーはジュゲム星に帰りたいと涙する。

次の日チョーキューメーは金を持っていない事をパパに言う。
パパは怒ってチョーキューメーを追い払った。
チョーキューメーは仕方なく脱出ボートに向かった。
しかし、燃料が足りなくて大気圏を抜けるのがやっとである事が分かった。
そこへエモンがやってきて励ました。
そして、つづれ屋に戻って仕事をするように薦める。

エモンは積極的に仕事をするようになった。
パパは喜んでキョーキューメイをいつまでもここにいてもいいと言ってくれた。

ある夜、何やら物音がした。
エモンとパパとチョーキューメーが、その音を探ると、
それは狸らしきモノが鍋を食べていた。源内が捕まえてきたらしい。
ここで初めて源内も一文なしという事を打ち明けるが、
狸らしきモノを見世物にすれば儲かるという。
すると、その狸らしきモノは突然しゃべりはじめた。「僕は狸じゃないモア!」と。

チョーキューメーは、狸らしきモノはモンガー族だと気づく。
モンガーは宇宙空間で昼寝をしていたら地球まで流されたという。
チョーキューメーは、モンガー族にはテレポート能力があるだろうと問うが、
モンガーは3キロしか出来ないと言う。しかし何回も繰り替えせば引力圏くらいは抜けられるという。
チョーキューメーはそこから脱出ボートで文明の発達した星へ行き着けるという。

次の日、チョーとモンガーは帰る事となった。
チョーキューメーはエモンにジュゲム星に帰ったら宿賃をもってやってくるという。
そして帰っていった。
この源内は実は平賀源内だった。


21世紀

チョーキューメーはその時の宿賃を払おうとするが、宿賃を忘れて取りに帰ってしまった。


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