17話「ウッキッキー? ウキキの木のチャネリング!!」


リゲルとルナとエモンが学校の廊下にいる。
リゲルとルナが昨日の事を話している。
宇宙のあちこちから何万人もアクセスするパーティで偶然であったというのだ。
エモンはリゲルを馬鹿にしながら聞いている。
ルナはエモンに今度参加しないかと誘うが、
エモンはモデムボールを持っていなかった。モデムボールはまだ高いのだ。

モデムボールとは宇宙のあちこちにあるネットワークにアクセスする物で、
それを使うと宇宙の見知らぬ人と話ができるのだ。

エモンは駄目とは分かっていながらパパに頼んでみるが相手にされない。
そこへ、2階からお客らしき声がした。

急いでパパたちがその声のする部屋に向かうが、そこにはモンガーしかいなかった。
パパたちは悪戯かと怒るが、モンガーは口が勝手に動いたという。
すると今度は1階にいたママが「宇宙港へ迎えに来い」と言う。
ママも口が勝手に動いたといった。
エモンはとりあえず宇宙港へ行く事にした。

エモンは宇宙港へ行ったが、誰もいなかった。
エモンはつづれ屋に戻った。

エモンがつづれ屋に戻ると、すぐ後ろにタクシーが止まり、
変な植物の入った鉢をもった人が降りてきて、
「おいてきぼりとは、ひどいじゃないか」と言った。
エモンたちはお客が来たと喜ぶが、鉢を運んできた人は
ホテルギャラクシーに予約しているといって、鉢を置いて出ていった。

その鉢の中の植物はパパを操って、客室へ鉢を持っていかせた。
エモンはその植物が超能力を持った植物型宇宙生物なのではという。
パパは「そんなバカな」と言ったが、その植物はパパの身体をかりて、
「その通り」だと言った。

その植物は「ブッシュ星雲マングローブ星から来た植物型宇宙生物ウキキの木」
だと言った。
生物図鑑によるとウキキの木は脳波を放出し生物をコントロールするらしい。
従って、ロボットは操れない。
また、ウキキの食事は水らしい。

ウキキはエモンに自分の鉢を持たせて散歩に出かけた。
ゴンスケもデートに出かけた。

エモン達が散歩しているとルナがやってきて、これからハローの
ターミナルパーティーに参加しないかと言う。
エモンはウキキを置いてから行こうとするが、ウキキも参加するという。
ホテルギャラクシーに着くとリゲルが待っていた。

リゲルとルナはマシンを接続した。エモンは予備の回線から直接つないだ。
エモンは名前を登録してなかったのだが、ウキキが勝手にウキキと登録した。
パーティー会場に着くと、他の星の人たちがいた。
その人たちはウキキを知っているようで、親しく話をしてきた。

リゲルはエモンが実は通信モデムを持っていて、それで宇宙に知り合いがいたのだと
勘違いして怒っていた。

ゴンスケは女の子ロボットに振られていた。
ゴンスケが落ち込んでいるとエモン達がやってきて、ウキキがゴンスケを励ました。
ゴンスケは少し元気を出した。

そこへリゲルがロボットを連れてやってきた。
エモンの帽子が風で飛ばされてリゲルに渡ってしまった。
そのロボットは人工知能つきチタニウムモデル、最大出力100馬力まで
チューンナップされたものだった。
だが、ウキキは何とかしようという。
ウキキはエモンを操ってロボットを倒してしまう。そして帽子をとり返す。
そして「生物は未知の可能性を秘めているものだ」という。

その夜、ウキキが(モンガーを操って)話をしたいという。
ウキキはエモンに宇宙は好きかと問う。
エモンは宇宙探検家になるのが夢だと答えた。
なぜなら、宇宙にはロマンと神秘と冒険があるからだ。
それと、なにやらエモンの帽子に訳がありそうだった。

エモンが4歳の時、エモンの幼なじみのハルカちゃんが他の星に転勤する事になった。
ハルカはサイクリングキャップをホテルマンの帽子と勘違いしてプレゼントした。
しばらくは手紙が来ていたが、また転勤したらしく音信不通になったという。
その帽子はエモンにとって勇気の出る帽子になった。
絶対、探検家になるという夢を捨てない為の。

次の日、ウキキは出発する事となった。
ウキキは宿賃を払おうと、金塊を出した。
それは、あまりにも多すぎたが、残りはエモンに進呈すると言った。
エモンは大喜びだが、パパやママは心配していた。


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