WOWOWで放送された
「EVANGELION:DEATH(TRUE)&REBIRTH」


1998年1月2日にWOWOWで「EVANGELION:DEATH(TRUE)&REBIRTH」が放映された。 これは97年3月に公開された「シト新生」のDEATH編が摩砂雪監督によって再編集された「EVANGELION:DEATH(TRUE)」となったものと、 「シト新生」のREBIRTH編を合わせたものである。 この作品は今までテレビ放送どころか、ビデオ化もされていない貴重な作品である。

また、本編放送前に10分間の庵野秀明特番「text:庵野秀明『エヴァンゲリオン』そして『ラブ&ポップ』」が放送された。 内容は、庵野監督がテレクラしている模様を撮影したもの。

「EVANGELION:DEATH(TRUE)&REBIRTH」本編は1998年1月2日午後10時10分〜午後12時まで放送され、 左右にも黒帯が写る完全ノートリミングのワイド放送でした。


「EVANGELION:DEATH(TRUE)」
まず、会社のロゴの応酬(角川書店、テレビ東京、セガ、PRODUCTION I.G、MOVIC、STAR CHILD、東映の順)から始まり、東映マークの後はシネカリの「GAINAX」の文字が出る。(これは元のDEATHにあったような)

その後、縦字で『これが、「EVANGERION:DEATH」の本来の姿です』(EVANGELIONをEVANGERIONと間違えている)というテロップが表示され、 映倫マークが出る。(数字がDEATHとは違い、S-1262に変わっていた)

あとは余り変更点は無かったが、一番変更になっていたのは、「DEATH」のフィルムブックP.90の7コマ目〜P.96のアスカの場面で、このシーンがバッサリ切られてました。 ドラゴンマガジン97年5月号に掲載されたシナリオ(絵コンテ段階)にはこのシーンはなく、 これが「本来の姿」らしいですが、できればカットして欲しくなかった。また、このアスカの一連のシーンはビデオ版11巻に収録されています。

細かい所では、フィルムブックP.69のレイとシンジの音声(OFF)の一部(「それが聞きたくて・・・〜何を言うのよ」)、 P.85のレイ、ヒカリ、アスカの音声(OFF)それと、P.86のシンジとトウジの音声(OFF)(ケンスケの台詞を除く)が音声のみカットされていた。

また、1998年3月7日から上映された再上映、「REVIVAL OF EVANGELION」では、音を直したり新作カットを追加したりした、 完全版「DEATH(TRUE)2」になっています。


「EVANGELION:REBIRTH」
今回放送のREBIRTHは春に劇場公開された物とほぼ同じものでしたが、 最後に以下の様なテロップが出る点が違ってました。

本来の「REBIRTH」は以下の様な物だったと思う。

最後に「終劇」は出なかった。


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