フローディストリビューターの脱着
- フロー・ディストリビューター(以下FD)は上2本、下3本の高圧配管とマウントボルト2本を外せば脱着ができます。
- 下の3本の配管はメインアキュムレータの直上にあるため、これを取り外せばアプローチが上下からできるようになります。
- ラジエータを外せば全てボンネット側からの作業が可能になりますが、当方で試みた事はありません。
作業の実際
- フロントをリフトアップしてウマを掛けます.
ウマはサブフレームに掛けた方が安全です.
BXはサイドブレーキが前に効くため、後輪に輪留めをしたほうが安全です.
- FD周辺をよく清掃します。
車高調節レバーを最低位置にします。
- プッレッシャーレギュレータのブリードスクリューを緩め、メインアキュームレータ取り外します。
(→関連項目)
- FDに接続されている各パイプ類のクランプを取り外します。
FD本体右横のボルト(10mm)
プレッシャレギュレータ前のボルト/ナット(10mm)
エンジン/トランスミッションの下、
前後に走るパイプ類のクランプ2箇所
- FDに刺さる5本の配管のジョイント部分を外します。
上の2本はナットを完全に緩めたらパイプを抜かずにおいておきます。
車体左寄りの方はプレッシャレギュレータと繋がる" J '字パイプなので、この両端を外してもよいでしょう。
- FD下の配管3本を外します。
メイン玉を外して下から見上げたところです。
下の配管3本を外します(↓:12mm、↓:9mm)。
- FDを固定している2本のボルト(11mm)を外します。
すこし本体を揺すりながら下へ動かすと上の2本のパイプも抜けます。
本体を取り外します。
- 逆の手順で組み付けます。
ジョイント部分には新しいオイルシールを使います。
- メインアキュームを取り付け、ブリードスクリューを締めます。
エンジンを掛け、漏れとパワステの動作確認をして終了。
部品番号(パッケージ記載)
ZZV0-32-H00B(マツダ):34.800円
4024 01 1(純正部品番号)
(C) Y. Narabayashi