Back Numbers : 王様の耳はロバの耳!2018年版



(一番上が新しいもので、下に行くほど古くなります。)

そういえば、ジャン・ヴィゴ監督の【アタラント号】は、今は亡き「シネヴィヴァン六本木」で見たんだよなぁ、と思い出した。80年代に全盛だったアート系ミニシアターの代表格!あの頃は俳優座でも映画興業をやっていて、珍しい映画がちょくちょく掛かっていたから、六本木にもよく足を運んでいたっけ。シネヴィヴァンのあったWAVEの界隈は今は六本木ヒルズになってしまい、青山ブックセンターも閉店して、いろんなものが変わってしまった。あ゛ーっ !! 昔語りとか始めてしまうのは完全にババァの証明だよ!こん畜生!

シアター・イメージフォーラムで開催中の『アラン・ロブ=グリエ レトロスペクティブ』と『ジャン・ヴィゴ監督特集』が面白かったです。アラン・ロブ=グリエ監督は、【去年、マリエンバードで】などの脚本家としての業績は存じ上げていましたが、映画監督としてこんな前衛を絵に描いたような作品群を遺していらしたとは。知らなかったことを猛省中です。前衛成分が高い作品としては【エデン、その後】や【快楽の漸進的横滑り】(なんちゅうタイトルだ!)などが特にお薦めです。ジャン・ヴィゴ監督は、【アタラント号】は観たことがあったので、今回は【ニースについて】【競泳選手ジャン・タリス】【新学期操行ゼロ】の短編集を観ました。【アタラント号】もそうですが、モンタージュによる映像のリズム感が、今の時代に観てもまったく古びておらず、瑞々しくて素晴らしい。このたった4作しか遺していない映画監督がフランスの映画賞に名を残す(『ジャン・ヴィゴ賞』)その理由がよく分かるような気がします。もしまだ未見の方がいらっしゃったら、話の種に【アタラント号】だけでもご覧になってみてはいかがでしょうか。

アップリンク吉祥寺がオープンしたとのこと、おめでとうございます!私も微力ながらクラウドファンディングに参加させてもらいました。千葉県民なので吉祥寺は若干遠く、なかなか足を向けづらいとは思いますが、機会があったら伺わせて戴きたいと思います。

最近、「自分の中の性衝動を全部女のせいにしがちな二十世紀の男性映画人」という自分の書いたメモ書きを見つけ、これ一体何のタイミングで書いたんだっけ……?と首をひねっている。

今クールのドラマ、『獣になれない私たち』は、重喜劇っぽい演出が野木亜紀子さんの脚本に合ってないんじゃないかと思いました。野木さんのお話は重いテーマを内包した話が多いだけに、演出は軽やかで現代的じゃないともっさりした印象になってしまう気がします。それに、言うべきことをちゃんと言わずに過度に溜め込んでしまうヒロインは、表現することのリスクを是として言いたいことを言い散らかしあちこちで衝突しながら生きてきた私個人としては、イガイガするばかりで全く共感できません。8話の橘カイジの登場でやっと面白くなってきましたが!飯尾さん大好きでーす!
『僕らは奇跡でできている』は大変面白かった!発達障害があるらしい大学講師の主人公を演じる高橋一生さんの丁寧な演技が本当に素晴らしいのですが、発達障害を巡る状況をベースにしながらも、発達障害という言葉は一度も出さず、あくまでも人間の個性の一つとして描き出そうとしていた橋部敦子さんの脚本が秀逸です。周りの人達がみんな少しずつ主人公のことを理解して好きになっていく展開も素敵で、特に、自信のなさ故に度を超した完璧主義者になり、そんな自分に苦しんでいるという、榮倉奈々さん演じる歯科医の先生のキャラクターが好きでした。

及川光博さんと檀れいさんが離婚なさったと聞き、でしょうねぇ、と思いましたとさ……。

ベルナルド・ベルトルッチ監督が逝去なさいました。享年77歳。個人的に一番印象に残っているのは【ラストタンゴ・イン・パリ】ですが、坂本龍一氏が作曲者の一人として参加した【ラストエンペラー】は、日本人が世界的なプロジェクトで成果を上げることができるということを証明してみせたという意味で、当時はやっぱり大事件だったよなぁと思い起こされます。闘病後に復活して制作した【孤独な天使たち】は遺作になってしまいましたが、その枯れない瑞々しさには嬉しい驚きがありました。素晴らしい作品をたくさん遺して下さったことには感謝しかありません。どうぞ安らかにお休み下さい。

江波杏子さん死去。江波さんが醸し出す知的で凛とした雰囲気がすごく好きでした。謹んでご冥福をお祈り致します。

渋谷でユーロスペースなどに行く際に通ることがある円山町(有名なラブホテル街)に古式ゆかしい連れ込み旅館があったのだが、久しぶりに通りがかったらビルになっていて驚いた。

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の【第三世代】と【13回の新月のある年に】を観ました。【第三世代】は1979年の作品で、バーダー=マインホフグループ以降のテロ行為が自己目的化した世代の若者を描いているのだそう。当時のドイツ社会での文脈は、正直、勉強不足でよく分からないところもありますが、当時の空気感が感じられるのは興味深かったです。【13回の新月のある年に】は男性から女性になったトランスセクシュアルの人が主人公ですが、バイセクシャルだったと言われるファスビンダー監督の作品でもLGBTが主人公のものは意外と少ないとのこと(他に【ペトラ・フォン・カントの苦い涙】【自由の代償】【ケレル】くらい)。1978年の作品で、現代から見ると少し古めかしいような感覚も若干あったのですが、ファスビンダー監督の内面が少し垣間見られるようで、こちらも興味深い作品でした。

あのケラさんことケラリーノ・サンドロヴィッチさんが紫綬褒章を受章とは!う~ん、私もババァになる訳だ。他にはアニメ監督の原恵一さんや真田広之さんなども受章なさったとのことです。

角替和枝さんが闘病の後に亡くなられたとのことで、下の方に書いた、安藤サクラさんの朝ドラ出演を後押しなさったという話を再度思い出した。生粋の女優魂。角替さんは、今や日本有数の芸能一家と言っておかしくない柄本家の、圧倒的な心理的拠りどころだったのだろうなぁと想像する。あのお姿をもうお見掛けすることができないのかと思うと寂しい限りだ。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

【2001年宇宙の旅】のIMAX上映、チバケンミンなので家族で成田に出かけて観ました。めっさよかった~。この映画はもともと、全身で没入できるような映画経験を目指して制作されたということですが、確かに昔ビデオで観た印象とは別次元。大劇場の大スクリーンに身をゆだねて観るのが大正解です!

ゆうきまさみ大先生の新作『新九郎、奔る!』がめっちゃよい。最近、呉座勇一さんの『応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱』というヒットした新書を読んでみたけれど、これまでドラマなどで室町時代があまり描かれてこなかったのは、当時の政治体制が高度に発達しすぎて複雑化しすぎており、描くのが難しかったのも一因だったのではないかと思われた。ここで、北条早雲という興味深い人物を主人公にして応仁の乱から戦国時代に至る流れを描くというのは、大変いい目のつけ所なのではないだろうか。まだ1巻しか出ていないけれど、今後の展開次第では、初の漫画原作の大河ドラマというのもありえるのではないか、と期待が高まる一方だ。

故・今敏監督の未完の作品【夢みる機械】の制作が凍結されているという記事を読んだ。その後噂を聞かないなぁと思っていたのだが、そんなことになっていたとは……残念です。

「午前十時の映画祭」が来年の第10回をもって終了するという記事を読んでて「VPF(ヴァーチャル・プリント・フィー)って何やーっ !? 」となった。無知で申し訳ないが、(これまで配給会社が負担していたフィルムのプリント代がデジタル化によって浮いたと想定して、)配給会社がデジタル映写機器のサービス会社にお金を払うって制度らしい。デジタル機器の黎明期に導入促進のために取られた措置らしいけど、全国の封切館がほぼデジタル化されたという今になってもその制度が延々続いてるのは何故なんだろう……。

いろいろな方々の樹木希林さんへの追悼コメントを聞く度に、樹木さんは、女優として、人間として、本当にたくさんの人に愛されていたのだなぁと感じます。私も樹木さんが本当に逝ってしまったのだと思うと寂しい限りです。長い間お疲れ様でした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

【カメラを止めるな!】は全国での拡大公開になってからやっと見ることができ、【判決、ふたつの希望】も危うく見逃すところでした。昔から自分にとって面白そうな映画を嗅ぎ分ける力にはかなり自信があったのに、最近は映画のサーチ力がめっきり落ちているようで、我ながら残念です。

ジョージア(グルジア)のテンギズ・アブラゼ監督の【祈り】【希望の樹】【懺悔】の三部作を拝見した。【祈り】は19世紀ジョージアの国民的作家ヴァジャ・プシャヴェラの叙事詩をもとにしたモノクローム作品。神話的な荘厳さに、アレクセイ・ゲルマン監督とかタル・ベーラ監督とか思い出した。【希望の樹】は、この映画見たことあるー!とポスターを見て思い出し、調べてみたら1991年に日本初公開となっていて、すっかり忘れていたことに我ながら驚き呆れた。内容は、恋人と引き裂かれて望まない結婚をさせられた女性が、閉鎖的なコミュニティの中で理不尽な死を迎える……といったもの。彼女の死に仮託して何を描こうとしていたのか、今なら分かる気がするけれど、また女が理不尽に不幸になる話か!と、当時はただ怒り狂いながら、ある種の諦念の中で見ていた気がする。(女の子をストーリーテリングの人身御供にすんなよ!とは今でもちょっと思ったけどね。)【懺悔】は監督の遺作で、スターリンの大粛正を想起させるという架空の町の権力者とその家族の物語。KGBの検閲をかいくぐって完成にこぎつけ、1985年に始まったペレストロイカ以降に公開されたのだそう。3本ともそれぞれタッチが違う力作で見応えがあった。昔のヨーロッパ映画には独特の香気のようなものがあったよなぁ、とまた遠い目になった。

津川雅彦さん死去。紛れもなく日本の俳優界の最重要人物の1人であり、私の年代の人間であれば出演作を何本も見たことがあるだろう。津川さんの訃報には、また一時代の終わりを感じざるを得なかった。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

前田敦子さんと勝地涼さん、ご結婚おめでとう!マジでお似合いだと思うぞ!お子様も授かっていたということだけど、安定期に入るまで発表しないなんて常識的に考えて当然のことだから、ネットで文句を言う物知らずの男性達のことなど気にせず、体を極力大切にして出産に備えて下さいね!

「角川シネマ新宿」がアニメ専門劇場になるんだとか。経営のことを考えれば正しい戦略なのかもしれないが、私的には何とも残念……。

仲間由紀恵・田中哲司夫妻に双子の男児誕生!ふたごですって!凄い!おめでとうございます!仲間さんは放っておいてもいいお母さんになりそうですが、双子というのは大変さもひとしおだと思うので、田中さんは絶対にいいパパになってもらいたいな~と思います。

加藤剛さんが亡くなられた……誠実なお人柄が演技に滲み出ているようで、あの年代の男優さんの中では別格に好きでした。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

『情熱大陸』に出ていたフラメンコダンサーのSIROCOさん。19歳の頃、カルロス・サウラ監督の【フラメンコ】に出ていたホアキン・コルテスを見て衝撃を受け、スペインに渡ったのだそうだ。その後、本場スペインの大会で優勝するほどになりながらも、今も京都在住で奥さんと共にフラメンコ教室をして生計を立てているとのこと。同じ時期に同じ映画を観てこれほどまでに人生が変わった人がいたというのは、何かとてつもなく感慨深いものがある。

ホロコーストを生きのびた人々の証言を集めた、上映時間が9時間に及ぶドキュメンタリー映画【ショア】を制作したクロード・ランズマン監督が亡くなられたとのこと。いかん、私ゃ【ショア】をまだ見ていないじゃないの。気が重いけどこの映画だけは1回は見ておかねばなるまい。後世に遺すべき大変な仕事をやり遂げたランズマン監督のご冥福をお祈り致します。

大林宣彦監督が約20年ぶりに故郷の尾道で映画を撮るとのこと。タイトルは【海辺の映画館-キネマの玉手箱】。昔は尾道三部作など、尾道を舞台にした映画をたくさん撮っていたけれど、戦艦大和の映画の件で尾道市と決裂してから尾道を離れ、その後は様々な土地で映画を撮っていらっしゃった。いずれも尾道を思い起こさせるような古い歴史と文化が薫るような場所だったのは偶然ではないと思う。監督がいろいろなわだかまりを越えてついに尾道に帰ってきたというのは何を意味しているのか…………。

テリー・ギリアム監督が【ドン・キホーテを殺した男】の権利関係の裁判で敗訴し、各国での映画の公開が不透明になったのだそうだ。……やっと、やっと、やっと完成したというのに!どこまで呪われてるんだこの映画……。

バネッサ・パラディさんが結婚……そりゃそうだよね。しかし、最近のデョニデの荒れようを見るにつけ、もしバネッサさんとヨリを戻すことができれば何とか生活を立て直せるんじゃないか、なんて私はどこかで期待していたのかも。そんなことは起こる筈がないと分かってはいても。

石井裕也監督が、朝ドラの『とと姉ちゃん』で高畑充希さんの妹役を演じていた相楽樹さんと結婚し、年内にはお子様も産まれるのだそうだ。これはめでたい……のか?お幸せになれますように心からお祈りしております。

玉木宏さんと木南晴夏さんが結婚なさるのだそう。おめでとうございます!お二人とも大好きなので、是非ともお幸せになって戴きたいと思います!

ほっしゃん(星田英利)さんが吉本の俳優部に移籍するのだとか。吉本を辞めるの辞めないのと聞いてちょっと心配していたのだが、ひとまずよかった。これからのご活躍を期待しております。

渋谷のシネパレスが閉館した。ニュートラルな雰囲気が居心地が良くて好きだったので、閉館してしまったのは辛かった。けれど、私は迂闊にも気づいていなかった。先立ってPARCOの建て替えのために閉館したシネクイントの復活オープン先が、シネパレスの所在地と同じビルだということに……!シネパレスは、同ビルの所有者である三葉興業という会社が経営していたそうだが、映画興行からは撤退して跡地をPARCOに貸し出す、といったところだろうか。今度吉祥寺にできる5スクリーンのミニシアターもアップリンクとPARCOの共同経営らしく、PARCOはまだまだ映画に積極的に携わるつもりがあるらしいと知った。胸熱。涙が出そうになった。

小出恵介さんと、所属事務所のアミューズとの契約が終了したのだそうだ……。う~ん……。何のかんの言って私は小出さんの演技が好きだ。心を新たにして地道に頑張っていって欲しいのだが。

岡田准一さんと宮崎あおいさんに第一子が誕生したとのこと。おめでとうございます!皆さんで死ぬほど幸せになってくださいね!

ケンワタナベ離婚。う~んそうですか。残念だなぁ。

【ドン・キホーテを殺した男】がカンヌ映画祭で上映されたとのこと。やっと、やっと、やっと完成したのですね。溢れる涙を抑えられません!

イタリアのエルマンノ・オルミ監督が死去との報。カンヌで最高賞のパルムドールを受賞した【木靴の樹】など、いかにもヨーロッパ映画らしい格調高い作風が強く印象に残っている。ここでもまた一つの時代が終焉を迎えたということなのだろうか……。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

京橋に国立映画アーカイブが開館したとのこと。これは、竹橋にある東京国立近代美術館の一部門だったフィルムセンターが独立したもので、全国で6館目の国立美術館という位置づけになるのだそう。映画を巡る環境が激変する中、民間の経済の都合に左右されることの少ない公立の映画アーカイブが果たす使命は、今後ますます大きくなってくるのではないかと思う。どうぞこれからもますます気合いを入れて頑張ってください!

松田翔太さんが、モデルの秋元梢さんと入籍したのだそうだ。まじですかー !! びっくりです!末長いお幸せをお祈りしております!

愛知県長久手市の愛・地球博の跡地の公園に「ジブリパーク」なるものを作ると、愛知県が県の公式サイトで発表したらしい。スタジオジブリが実際にデザインを手がけ、2022年の開業が目標だとのこと。え~本当に?大丈夫なのかその事業?

高畑勲監督、ミロス・フォアマン監督、タヴィアーニ兄弟の兄のヴィットリオ・タヴィアーニ監督といった巨匠の訃報を立て続けに聞く今日この頃。自分がかつて見知っていた世界は常に変質していくのだと思い知らされます。監督達が遺して下さった美しい映画の数々に感謝を捧げます。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

高畑勲監督が亡くなられた……。ご高齢だったし、どんな人間にもいつか終わりが来るのだと頭では分かってはいたけれど……もう少しだけでも生きていて欲しかった、と、こちらの勝手な我儘ばかりが口を突く。自分の中の何かがもぎ取られてしまったよう。どうしよう、ちょっと辛い。想像以上に、相当辛い。

最近、映画館でもアマゾンスタジオ製作作品をちらほら見かけるよねー。

イメージフォーラムもついに座席指定制になった……!

朝ドラの『わろてんか』、葵わかなさんが相当上の年齢まで演じていたことを揶揄する向きもあったけど、私は歳を経て貫禄がついてくる様をちゃんと演じられていてよかったと思うよ。他に、死んでからも度々出てくる松坂桃李さんや、一家の長年の友人役の高橋一生さんや、ヒロインの片腕役の徳永えりさんや、番頭役の濱田岳さん、リリコ役の広瀬アリスさん!若手の女性脚本家役の岡本玲さんもよかったし、キース&アサリの大野拓朗さんと前野朋哉さんも印象深いし、忘れてならない藤井隆さん。北村有起哉さんや波岡一喜さんはもっと出して欲しかったかな。う~ん、役者はみんないいじゃない!ただまぁ、話は普通だったかな。手堅い作りではあるんだけど、毎日続きを見たくてたまらなくなるようなワクワク感が薄いんだよね……。最近の朝ドラって何かそういう傾向があるような。

ブラピとアンジー、まもなく離婚が成立するらしい。この二人については、いろいろ情報が錯綜していて本当のところが本当によく分からない。一体どうなっているのだろう。多少円満に解決する方向に向かっていると聞いてはいるのだが。

【キャロル】でアカデミー賞の脚色賞にノミネートされたフィリス・ナジーさんが、「The Vanished: The Evaporated People of Japan in Stories and Photographs」というノンフィクションを自らの脚本・監督で映画化するのだそうだ。この本は、日本で1年間に約10万人が失踪しているという事実に基づいて書かれたものらしい。韓国の会社が製作するが、舞台はそのまま日本になるとのこと。どんな映画になるんだろう。そして日本では公開されるのだろうか?

ミムラさんが改名して美村里江さんになるのだそう。今までの名前と本名の組み合わせで、画数なども見て決めたらしい。いや、カタカナ名前のままでもいいんじゃないかと私は思うけど(オダギリジョーさんとかいらっしゃいますよね)。ご本人が変えたいと仰るならまぁそれもいいけれど。

たけしさんが事務所から独立するってどういうこと?事務所の名前、オフィス北野ですよ?一体何が起こっているのかよく分からない……。

渋谷のシネクイントが復活するらしい!いやっほう!

宮沢りえさんとV6の森田剛さんがご結婚 !! 私はV6のメンバーの結婚報告を聞く度に嬉しくなる。これでV6のメンバーは半分以上が結婚していることになるけど、ジャニーズ事務所では前代未聞のことだろう。V6はある意味、アイドルグループの最も新しい形を現在進行形で創造しつつあるのではあるまいか。奥さんが全員女優さんというのは単なる偶然だと思うけど面白いね。しかも宮沢りえさんと宮崎あおいさんがいらっしゃるなんて……日本最強の面子じゃないですか。

ワインスタイン・カンパニーがついに破産するらしい。それは当然の流れではあるだろうけれど、40作以上の映画がお蔵入りの危機にあるらしいという気になる情報も。確実に収益が見込めそうな映画はどこかに売り飛ばされるんだろうけど、もしかしたら、本当に埋もれてしまう映画も出てくるかも。う~ん、それはちょっとどうにかならないのかな。いくら責任者がクソでも映画に罪はないというか、携わった俳優さんやスタッフの皆さんが気の毒なのだが。

ウーマンラッシュアワーの村本さんが、ロサンゼルスのコメディークラブで英語でスタンダップコメディーを披露したらしい。英語が全く分からない段階から猛勉強したんだとか。すげー。私は村本さんがお笑いとしていろいろなことを試しているのはちょっと面白いと思う。彼の意見に100%賛成じゃなくても、それこそ日本には言論の自由があるはずだし、過去のコメディアン達が勝手に作り出した不問律に勝手にがんじがらめになって、百人が百人同じことをする必要性は全くないと思うんだよね。ところでピースの綾部さんはどうしてるんかいな……。アメリカで仕事をするならさすがに英語は話せないと話にならないと思うのだが、英語とか少しは上手くなったのかな?

『アンナチュラル』、最高です…… !!!!! ここ何年かの民放のドラマで最高傑作かもしれない。親に無理心中の道連れにされそうになる、というとてつもないトラウマを抱えながらもこれに屈することなく、プロの法医学医として仕事にプライドを持って生きているミコトの姿は、正に今の時代に求められているような新しいヒロイン像なのではあるまいか。そして、この手のドラマにありがちな恋愛はほとんど描かれず、同じラボに所属するメンバーとの“チーム愛”とでも呼べる関係を中心に据えているのも新しい。最も重要な恋愛要素は同僚の中堂さんの過去の話くらいだが、これがストーリーの重要な軸となっており、チームの中でジョーカーとなるバイトの六郎くんの逡巡と成長の物語と共に、後半に向けて大きな流れを作って加速していくという構成も見事すぎ。中堂さんの過去の因縁を晴らすためミコトが協力を申し出る動機が、自分の過去に負けまいとする彼女自身の強さにある、というところも痺れる。彼女と同僚の女性とのプロの仕事仲間同士としての友情、こんな上司が欲しかったという理想像を絵に描いたような所長、癒やし系の坂本さんのエピソードなどを始め、他にも見どころが満載。そして極めつけは米津玄師さんの歌う主題歌の『Lemon』……。どこを取っても完璧すぎる。だーっ !! こんなんじゃ足りない !! 『アンナチュラル』の魅力について朝まで語り尽くしたい!とりあえず、脚本の野木亜紀子さんは天才ってことでいいかな?

仲間由紀恵さんがご懐妊とのこと!おめでとうございます!

満島ひかりさんが所属事務所から独立したとのこと。一応円満退社だと聞いているけれど。これからもますますご活躍になれますよう心からお祈りしております。

東宝さん、ゴジラはどうでもいいけど、週の半ばで映画のタイムテーブルをいきなり変更するのは勘弁してくれ……。そしてそのことを指摘しても謝罪するどころか「ウチのホームページをちゃんとチェックしないテメェが悪い」的な上から目線の態度を隠そうともしない若手スタッフも何とかしてくれ……。

日比谷シャンテが、開業30周年でリニューアルするのに合わせ、敷地内の「合歓の広場」を「日比谷ゴジラスクエア」に改名し、【シン・ゴジラ】のゴジラ像を建てるとのこと。……いいんだけど、東宝って最近、寄ると触るとゴジラばっかりなんじゃないの?世界に向けて売り出せるものがゴジラしかないんですかね?

大杉漣さんご出演の『アナザースカイ』見て泣いたよねー。

漣さんは、『バイプレイヤーズ』のロケでホテルに滞在中に具合が悪くなり、松重豊さん、遠藤憲一さん、田口トモロヲさん、光石研さんらに付き添われて病院に担ぎ込まれ、そのまま亡くなったらしい。信じられない。いきなりすぎるよ漣さん……。

大杉漣さん急死 !? 嘘だろ…… !?

ボスニア・ヘルツェゴビナのダニス・タノヴィッチ監督作の【鉄くず拾いの物語】で主演をしていたのナジフ・ムジッチさんが48歳で死去したのだそうだ。映画が成功し、ベルリン国際映画祭では最優秀男優賞まで受賞したにも関わらず、極貧生活を送っていたのだそう。映画の成功で多少なりとも儲かった人達はこの人に何もしてあげられなかったのか。何だかなぁ……。

青梅市の映画看板師、久保板観(くぼ・ばんかん)さんが亡くなられたとのこと。青梅の映画の看板は昭和レトロを感じさせる画風が一部で有名で、そういえば、昔働いていた会社の青梅から通っている社員さんが、映画の看板の凄さを自慢していたなぁとふと思い出した。久保さんのご冥福をお祈り申し上げます。

今度の朝ドラ『まんぷく』のヒロインが安藤サクラさんになったのだそうだが、出産してほどなく話をもらい、できるはずがないと思っていたところ、夫の柄本佑さんにも父親の奥田瑛二さんにも応援され、義理のお母さんの角替和枝さんに至っては「これをやらないんだったら、この仕事一生やめな」とまで言われて後押しされたとか。ええ話や……これぞあるべき芸能一家の姿だな。自分の家族も旦那の家族も、みんなが出産後の仕事を後押ししてくれるなんて素敵やん。お話はインスタントラーメンを発明した日清の創業者夫妻の物語だそうで、脚本は『HERO』『海猿』『ガリレオ』『龍馬伝』の福田靖さん。夫役は長谷川博己さんなのだそう。これは期待するしかない組み合わせじゃないか!

エミール・クストリッツァ監督が、次回作の【Just One More Time】を中国で撮影するのだそうだ。ドストエフスキーの『白痴』や『罪と罰』をモチーフにした話なんだとか。マジかよ~ !!

Netflixが、アニメプロダクションのProduction I.G社やボンズ社と、アニメ作品における包括的業務提携を行うと発表したとのこと。Netflixにお金を出してもらい、作った作品を独占配信させたりするんだろうな~。こういう話はこれからどんどん出てきそうだ。

真木よう子さんと所属事務所との契約がついに終了したとのこと。……だ、だいじょぶですか真木さん?

有楽町の「TOHOシネマズ 日劇」が2018/2/4に閉館するとのこと。「日劇」という名称は、昭和8年に映画とレビューのショーのための「日本劇場」がオープンしてからずっと使われてきたらしいのだが。東宝が銀座の映画館を全部閉館させ、今後は日比谷に全部統合するという戦略を取るのは仕方がないことなのかもしれないが、名前だけでも何とか残す道はなかったのだろうか。継承してきた歴史の重みみたいなものも大切なんじゃないかと思うんだけどね。う~ん……。




見たかったのココロの墓場のコーナー !!


(見たかった指数)

★…………少し心に引っかかったので、うんとヒマなら行っていただろう
★★………かなり興味があったので、タイミングがよければ行ってただろう
★★★……ほとんど行く気になってたので、時間の都合さえつけば行ってただろう


【家へ帰ろう】★★
【共犯者たち】★★*
【スパイネーション/自白】★★*
【ルームロンダリング】★
【祝福 オラとニコデムの家】★
【告白小説、その結末】*
【I AM THE BLUES アイ・アム・ザ・ブルース】★
【ギフテッド フリムンと乳売り女】★*
【フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法】★*
【MIFUNE: THE LAST SAMURAI】★
【ばぁちゃんロード】*
【きみへの距離、1万キロ】*
【ちはやふる 結び】*
【去年の冬、きみと別れ】*
【アバウト・レイ 16歳の決断】★
【キングスマン:ゴールデン・サークル】*


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