王様の耳はロバの耳!~うーぴー's Trashcan




声高に言うほどのことではないような気はするんだけどでもやっぱり言ってしまいたい ! といった感じの、映画関連の諸々の言葉の墓場です。

           


(一番上が古いもので、下に行くほど新しくなります。)

スパイク・リー監督がNetflixと今後数年間にわたるクリエイティブ・パートナーシップ契約を結んだとのこと。Netflix社には今のところ資金はありそうだし、創作上もよほど相性がよかったんだろうなぁ。

ハリウッドで活躍する黒人男性俳優の嚆矢となったシドニー・ポワチエ氏。フィルモグラフィを見てみると、出演作として意識して見たのは【夜の大捜査線】くらいかもしれないので、今後改めていろいろ見直してみたいと思う。ご冥福をお祈り申し上げます。

ピーター・ボグダノヴィッチ監督、亡くなられたのですね……。ご冥福をお祈り致します。

ピーター・ボグダノヴィッチ監督の作品で一番印象に残っているのは実は【ラスト・ショー2】だったりする。世間的に決して評価が高い訳ではない作品だが、中高年が過ぎ去った日々を振り返るという趣旨の映画であんなにもやるせない気持ちになったことは後にも先にも無かったのだ。

うわっ、岩波ホール閉館……ついに来てしまったのか。
ミニシアター文化は、日本で見ることができる映画の幅の拡大と質の向上に多大な貢献をしてきて、中でも岩波ホールはその先達だったと思う。これは映画を鑑賞するという文化が本格的に衰退する発端になってしまいかねないのでは。不安しかない。

岩波ホールに行政から補助金を出してくれ、というご意見をいくつか見かけたんだけど、岩波にお金を出すと他のミニシアターにもお金を出さなきゃいけなくなるだろうから、文化に大して関心がなく心根が貧しい今の日本政府や行政は何もしないのではないか。私の予想が外れてくれたら喜ばしいけど、どうかなぁ。

えっ!マ・ドンソクさんが、EXILEが所属するLDH JAPANとエージェント契約締結したんですって?

ジャン=ジャック・べネックス監督の訃報を聞いて驚きました。人生の中でやっと映画というものに出会って映画をたくさん見始めた時期に最も好きだった監督のお一人でした。心よりお悔やみを申し上げます。

河瀨直美監督の本質はポエマーだと思います。フィクションでもドキュメンタリーでも、自分の感じたことを呟くように映像にするという作風です。それがハマった時には爆発力がありますが、外した時には独りよがりになりがちなところがあるのではないかと思います。
河瀨直美監督のこれまでのドキュメンタリーは私小説的な作品が多いです。彼女は自分をただの映像作家と捉えていて、フィクションとドキュメンタリーの区別をあまり明確にしていないのではないかと思います。

【萌の朱雀】を最初に劇場で見て以来ずっと河瀨直美監督のファンだった。だからこそ今回の件は心底残念だった。NHKの自分が関わっているドキュメンタリー番組の捏造とされる箇所にまるで他人事みたいな対応をしたのもひどいけど、それよりも、「五輪を招致したのは私達でそれを皆喜んだはず」という発言が本当に許せなかった。悪いけど、私は今回の東京五輪には最初から最後まで一貫して反対しかしてないよ。誰に何を吹き込まれたのか知らないけど、彼女の目には、五輪に反対していた人達が現実に存在するという不都合で醜い真実は映らなくなってしまったのでしょうね。
彼女が真の映像作家でありたいと願うなら、彼女に必要だったのは、彼女が見ている世界と整合性が取れないかもしれない現実にも真摯に向き合い、映像を通じて対話することだったのではないかと思う。でも彼女はそれを放棄した。だから私は、もうこれ以上、彼女の作品を信用することができなくなった。
河瀨直美監督、さようなら。以前あなたのファンでした。こんなことになってしまって本当に残念です。

国内の配信サービス。U-NEXTが作品の分類力が高くて見易いので一番好きだけど(ちょっと高いが新作に使えるポイントがつくし)、アマプラは作品数も多くて他のサービスもたくさんついている割に圧倒的にお安い。Netflixはオリジナル作品の製作力が高いので他で替えが効かない。どこも一長一短がある。

どの仕事がどのタイミングで評価されるのかは本当に分からない。その仕事自体の質は当然としても、それまでの蓄積や、運や時流などが関わってくることもある。だからこそ、どの仕事も手を抜くことなく丁寧になされなければならないし、どの映画も丁寧に作られなければならないのだ。

ええっ、宝田明さん亡くなられたの……?あのダンディさや、軽妙さを演じられる懐の深さは余人を持って代えがたいものだったのに、とても残念です……。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

NHKの『たけしのその時カメラは回っていた』、貴重な映像をふんだんに使ったいい番組だったのに終わってしまって残念。NHKはこの春の改編で優良番組をバンバン終わらせているように思われるのだが、どうなっているのだろうか?

この番組は、主にBSで放送されていた『映像の世紀』のシリーズの進化版『映像の世紀 バタフライエフェクト』という番組に受け継がれているようだ。たけしさんを中心にした番組の雰囲気が好きだったので残念だけど、とりあえずよかったということにしておこう。こちらの番組は好評なようなので、末長く続けていって欲しいです。

action4cinemaから『私たちは映画監督の立場を利用したあらゆる暴力に反対します。』という宣言が出た。もう時代の潮目ははっきり変わりつつある。

木下ほうか氏の件が本当に残念でたまらない。今回の件もほんの一端で、今まで業界中にこうしたことが横行していたのかもしれないが、今後は一掃されなければならない。そうでなければ、芸能界にも映画界にもこれから先の未来は無いだろう。

劇場長編デビュー作の【萌の朱雀】以来、河瀨直美監督の作品がずっと好きでした。彼女がこの件に関してどこまでも他人事みたいな発言を繰り返していることが本当に残念です。

青山真治監督の最高傑作はこれから撮られるのだと思っていた。早すぎる。早すぎるよ。

青山真治監督の代表作って何だろう。浅野忠信がこれまでに見たことのないタイプの俳優だと知らされた【Helpless】、宮崎あおいという少女の才能に震撼とした【EUREKA】、菅田将暉という俳優を爆誕させた【共喰い】。アンサンブル・キャストが光っていたのは【レイクサイド マーダーケース】。
個人的には、青山真治監督は出来不出来の激しい監督さんだという印象がある。でもどの映画も、どこを切っても監督の血がドクドクと溢れ出してくるような作品ばかりだった。そんな監督の本質が剥き出しになっているような作品を、もっともっと見たかった。

知らん間にBSに松竹東急やらよしもとやらのチャンネルができててびっくりした。もう一つのJapanextって何かなーと思ったらジャパネットの子会社だった。あー、アタック25が移るのってこの局か。

何かこの春はどの局も特に番組改編が激しい気がする。この2年で、おそらく日本中のテレビと動画の視聴習慣が激変してしまって、その影響がそろそろ如実に現れてきているんじゃないだろうか。

ブルース・ウィリスに続きジム・キャリーも引退するのか。時代の変わり目なのかなー。

園子温監督の件、「業界では有名な話」なら、業界の皆さんはどうして今までそれを指摘してこなかったのだ?という気持ちになっている。

園子温監督の何本かの映画は本当に好きだったし本当に凄いと思っていたから、今回表沙汰になった事柄は心から残念です。今後、監督の映画を今までと同じような気持ちで観ることは不可能になりましたが、正直、これまでの自分の気持ちを自分の中でどのように扱うべきなのか、全く整理がついていません。

性的ハラスメントは論外だし、一部の監督のあまりに理不尽なだけの態度は改善されるべきだとしても、作品に妥協を許さない姿勢を何でもかんでもハラスメントの文脈に落とし込むのはやめてくれ。自意識だけが肥大した俳優ちゃんモドキの下手くそな演技など、私は金を払ってまで見たくない。

新宿ミラノ座の跡地にシネコンか。う~ん、あの界隈にあったたくさんの映画館が一掃されてからかなり経ってしまったし、コロナで映画界の状況も激変したでしょ?そこへ今からシネコン建てて採算取れんのかな?しかもTOHOシネマズ新宿から目と鼻の先じゃないですか。

オフィス・シロウズの佐々木史朗氏が亡くなられたのか。いよいよ時代が変わっていくことを感じてしまうなぁ。

そういえば『芋たこなんきん』(再放送中)の脚本はどなただったっけ?と思い調べてみたら、長川千佳子さんという方で、今は石垣島に移住して「かぶやぁ」というラム酒を出すバーを経営なさっているのだそうです。びっくり。

朝ドラに出ている俳優さん達、ドラマが当たれば一挙に箔がついてスターになれる可能性があるけれど、実際に当たるかどうかは蓋を開けてみるまで分からんことが多いから、結構なガチャだぞコレ。事務所の人も、これからの時代は題材や制作陣、脚本家などまで見据えて真剣に選ばないと。

NHKの中の人、朝ドラや大河の枠組みを使って後は魅力的な俳優さんを起用すれば勝手に盛り上がると思っているなら大間違いだから。入念な脚本や演出で1つ1つのシーンやエピソードを丁寧に積み重ね、登場人物に命を吹き込んで始めてドラマが成立して、それでようやく見る側は心を動かされるんだから。

『ちむどんどん』について言及するのはこれで最後にします。私はいいドラマを見たいのであって、炎上商法の片棒を担ぐようなことをしたい訳ではないので。

河瀨直美監督の作家性が発揮されている映画と聞くと余計見る気がしない。
デビュー以来ずっと河瀨監督のファンだった。それだけに、今回の一連の成り行きには心底がっかりした。

作品の内容については何も言うつもりはない。が、河瀨直美監督の作家性が発揮されている映画と聞くと余計見る気がしない。
デビュー以来ずっと河瀨監督のファンだった。それだけに今回の一連の成り行きには失望感が深かった。彼女の「作家性」なんてもうtoo muchだ。

石井隆監督、亡くなられたのか……。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

そういえばアンソニー・ウォンさんはどうなさってるのかなぁと思い検索してみたら、台湾に移住していらっしゃるとあり、ご無事なら何よりと思いながらも、かつての香港を思って悲しい気持ちになった。

島田陽子さんの訃報。私達の世代にはとても馴染み深い女優さんだった……。ご冥福をお祈り申し上げます。

大変尊敬している脚本家が女性を主人公にして書いたドラマを見てみたら、あまりに面白くなくてびっくりしたことがある。今期の朝ドラの脚本家も、実は女性を主人公にした作品は得意ではないのではなかろうか。(かの大ヒットした映画は群像劇で、フラガールチームだけが描かれているのではない。)

アニエス・ヴァルダ監督の【冬の旅】。どこまでも自由であるために、孤独も悲しさも理不尽さも、自分の死すら引き受ける、そんな話だと思った。おそらく見にはいけないけれど、再公開はとても嬉しい。

岩波ホールが閉館するなんて世も末だ……。もう神保町に行く機会はなくなるだろうな……。今までたくさんの夢を見せて戴いてありがとうございました。

商業ベースになりにくい名作映画を上映するエキプ・ド・シネマ運動を1970年代から展開し、日本のミニシアター文化の嚆矢となった高野悦子氏の功績は、もっと一般に広く知られてもいいと思う。

レイモンド・ブリッグス氏の訃報。氏の絵本のアニメ化作品では『スノーマン』『風が吹くとき』などが特に有名だけど、2019年に今は無き岩波ホールで公開された『エセルとアーネスト』も良作だったので、未見の方は是非。
『エセルとアーネスト』はレイモンド・ブリッグス氏のご両親の物語で、第二次世界大戦を挟んだ時代のロンドンの庶民の慎ましやかな暮らしが丹念に描写されているのが秀逸です。氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

作者の横溝正史さんが抱く金田一耕助のイメージに最も近かったのは古谷一行さんだったと聞いたことがある。私たちの世代にはとても身近な俳優さんで、亡くなられたことが本当に寂しい。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

ギンレイホールがビルの建て替えにより閉館とのこと。移転再開のニュースを心よりお待ちしています。

小林政広監督、亡くなられたのか……。個人的に、一番心に刻まれているのは【愛の予感】。次点は、まだ有名じゃなかった北村一輝さんを見てド肝を抜かれた【CLOSING TIME】と、遺作となってしまった仲代達矢さん主演の【海辺のリア】。心よりご冥福をお祈り申し上げます……。

ゴダール御大、亡くなってしまったのか……。
昔、うっかりゴダールの映画を見てさっぱり分からなかったショックが、映画をたくさん見るきっかけの一つになりました。その後、いくらたくさん映画を見てもゴダールの映画は一向に分かるようにはなりませんでしたが、自分の人生を映画に導いてくれたことには感謝しています。R.I.P.

テアトル梅田が閉館……(愕然)。

渋谷TOEIまで閉館か。都内の映画館に行けなくなって久しく、その間にどんどん閉館してしまっていく……。

来年春、京葉線に幕張豊砂駅ができると、イオンモール幕張新都心のイオンシネマ、海浜幕張駅のユナイテッド・シネマ、南船橋駅のららぽーとTOKYO-BAYのTOHOシネマズのハシゴができるのではないかと目論んでいる。

木村拓哉さんが今度映画で織田信長を演じる関係で、岐阜の信長まつりなるお祭りで馬に乗ってパレードをしたらしい。キムタクがキムタクのスター性を持ったまま年を経て風格を身につけ、織田信長を演じる姿をたくさんの人から歓迎されているのが感慨深い。演じられる役の幅が昔より更に広がっているのが周知されつつあるのでは。もしかしたらキムタクの黄金時代はこれからやって来るのではあるまいか。

激レアさんのデロリアンの完全改造の話、めちゃめちゃ面白かった!激レアさんの周りの人々の反応は、BTTFがいかに凄い映画かということを証明しているんじゃないだろうか。

引きこもりになりかけていた時期、映画を見るお金くらいは自分で稼がねば!と何とか引きこもりを脱することができた。人からどう見えても概ね楽しく生きることができたので、映画の神様には感謝している。

大森一樹監督は永遠の映画青年という印象があります。フィルモグラフィを改めて見直してみて、一番好きだった作品はもしかしてオリラジのお二人主演の【津軽百年食堂】だったかもしれないと思いました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

崔洋一監督といえば、監督デビュー前に大島渚監督の助監督をなさっていていわば師弟のような関係で、大島監督の遺作【御法度】では出演だけに留まらない全面協力をなさっていたという話がとても心に残っている。闘病中だとは伺っていたが、亡くなられたのか……。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

吉田喜重監督の作品は、映画を見始めた時期にリアルタイムで見た【人間の約束】が一番印象に残っている。当時、日本映画が比較的軽んじられていた時期に、日本映画の底力を教えてくれた1本だった。ご冥福をお祈り申し上げます。

水木一郎さんの訃報。正に水木一郎さんのアニソンで育った世代なので、たまらなく寂しい。
これからの時代、水木一郎さんみたいなタイプのアニソンシンガーはもう現れないんじゃないだろうか。
心よりご冥福をお祈り申し上げます……。

水木一郎さんの曲を改めて検索して聞いてみた。『マジンガーZ』はもとより、『バビル2世』『コン・バトラーV』『侍ジャイアンツ』『マシンハヤブサ』『ルパン三世 愛のテーマ』、実写の『がんばれロボコン』……いろいろと懐かしすぎる。

あき竹城さん、バラエティでのまるで太陽のような明るいキャラクターがとても好きでした。映画では、今村昌平監督の【楢山節考】へのご出演がとても印象に残っています。心よりご冥福をお祈り申し上げます。


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雑想ノート 映画館で見た ホームモニター BN