映画館で見た映画
2023年に映画館で見た作品です。
【エゴイスト】(9/10)
監督・脚本:松永大司
共同脚本:狗飼恭子
原作:高山真
出演:鈴木亮平、阿川佐和子、宮沢氷魚、中村優子、和田庵、ドリアン・ロロブリジーダ、柄本明、他
製作国:日本
ひとこと感想:鈴木亮平さんと宮川氷魚さんの二人の男性同士の関係を描いた作品かと思ってたら違かった。いや、ある意味違ってないかもしれないけど、もっと広い意味での人間同士の関わりやいたわりを描いた映画というか。しかしこの人達のどこがエゴイストなのだろう……?他人の人生に関わって何らかの影響を与えてしまうことがある意味「エゴ」なのだとすれば、それはそうかもしれないけれど。
【フェイブルマンズ】(8/10)
原題:【The Fabelmans】
監督・脚本:スティーヴン・スピルバーグ
共同脚本:トニー・クシュナー
出演:ガブリエル・ラベル、ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノ、セス・ローゲン、デヴィッド・リンチ、他
製作国:アメリカ
ひとこと感想:スピルバーグ監督の自叙伝的な作品と聞いたので、映画史的な意味があるだろうということで少しおまけ。しかしスピルバーグ監督って、本当に若い時から息をするようにいつもいつも映画を作ってて、それが彼の人生を形作り、彼自身それで救われてもきたんだろうなぁ。
【エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス】(9/10)
原題:【Everything Everywhere All at Once】
監督・脚本:ダニエルズ(ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート)
出演:ミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァン、ステファニー・スー、ジェイミー・リー・カーティス、ジェームズ・ホン、他
製作国:アメリカ
ひとこと感想:マルチバースって何?パラレルワールドとどう違うの?……よう分からんけど、宇宙を巡り巡って理想の自分に巡り会うって面白いからまぁいいや。ともあれ、アジアでは大スターでもアメリカでの知名度はそこまで高くなかったかもしれない中高年アジア人女性を主役にして、その年のアメリカ映画での最高の女優だと万人に認めさせた二人のダニエル監督に、心からのお礼とお祝いを言いたい。
【怪物】(8/10)
監督:是枝裕和
脚本:坂元裕二
出演:黒川想矢、柊木陽太、安藤サクラ、永山瑛太、高畑充希、角田晃広、中村獅童、田中裕子、他
製作国:日本
ひとこと感想:日本人ってどうしてこう、寄ると触ると「藪の中」を作りたくなるんだろう。それはさておき、私はこれが悲劇だと解釈したくはない。少年達に幸あれ。
【君たちはどう生きるか】(10/10)
監督・脚本・原作:宮崎駿
(アニメーション)
声の出演:山時聡真、木村拓哉、木村佳乃、菅田将暉、あいみょん、柴咲コウ、小林薫、火野正平、國村隼、大竹しのぶ、竹下景子、風吹ジュン、阿川佐和子、他
製作国:日本
ひとこと感想:吉野源三郎とジョン・コナリーの著作からインスパイアを受けながら、原作は宮崎駿監督自身とクレジットされているという本作。導入は監督自身の過去の経験がベースになっているらしいのだが、それが魔術的イマジネーションによって予想もつかない展開をする。そういえば監督ってずっとずっと魔法が大好きだったよな~。もう人生の最後年の時期に入っているであろうあのお体の一体どこから、あの奔放で圧倒的な熱量が湧き出てくるのか、不思議でしょうがない。
諸事情により、今後当面、映画館で映画を見るのをやめる予定だ。最後の作品が宮崎駿監督作品ならいい映画館人生だったんじゃないだろうか。(※映画を見るのはやめません。配信万歳!)
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