Back Numbers : 王様の耳はロバの耳!2020年版



(一番上が古いもので、下に行くほど新しくなります。)

2019年中国映画興行のランキング発表!1位が国産アニメーション「Ne Zha(英題)」(興収 50億1000万元:766億6000万円)。2位が国産SF「流転の地球」(興収46億8000万元:725億4000万円)(去年の4月にNetflixで公開されてた)。3位が「アベンジャーズ エンドゲーム」(興収42億3000万元:655億7000万円)。累計興収は1兆円超え。日本映画は1位「千と千尋の神隠し」(興収4億8800万元:75億6000万円)がトップとなり、2位が「天気の子」(興収2憶8800万元:44億6000万円)、3位が「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」(興収2億3100万元:35億8000万円)。何もかもがケタが違う。日本映画界のプレゼンスが低くなるのも当然。はぁ。

私は『映画秘宝』のいい読者ではなかったけど、休刊になってしまうのは寂しい。本屋さんなどで相変わらず頑張ってるな!といつも思えるのが嬉しかったのです。

その後復活したようでよかった!

宍戸錠さんがお亡くなりに。世代的に映画館よりはテレビの方でよくお見掛けしたけれど、映画の華やかなりし時代の匂いを持つ数少ない本物のスター俳優のお一人だったという印象が残る。ご冥福をお祈り致します。

橋本環奈さんが割と好きなんだけど、彼女の出演作で見たいと思える作品がほぼ無いという今の状況は何とかならんものだろうか。

映画館で映画をみるのは「軽い運動」と同じくらい健康にいいということが判明したらしい。映画を見るのをいきなり全部やめたら体に悪いかも……と思ったのは根拠のないことじゃなかったのね。

某俳優さんが共演者と浮気して離婚の話が出てている件で、名作と謳われた某朝ドラを今までみたいに楽しい気持ちで見れなくなった、と怒っている人たちをTLでたくさんお見かけした。私は、某映画をこれまでみたいに無心に見れなくなり、人にも勧めづらくなってしまったことに落胆している。映画としてはいい映画だったのに……バカヤロー!

だからってそうした作品の閲覧を制限しろとかそういう話ではなく、逆ですからね。

某デパ地下の某店でお昼のために久々におにぎりを買ったら、あんまりにも小さくなっていてびっくりした……これがシュリンケージというやつかー !! (もう買わねぇ。)

以前はよく買っていた美味しいパン屋さんの菓子パンやサンドイッチなぞも、小さくなっている上にあまりに馬鹿高くて、もうおいそれとは買えなくなってしまった……。

映画自体だって、日本映画テレビ技術協会の割引で以前は1本1000円で見れていたものが、今やほとんどの映画館で1本1200円……。1日5本見る場合は、5000円だったのが6000円になってしまって、その分で昼食代くらい出るじゃんねー!そうしたら、映画を見る本数だって自然減らしてしまうじゃんねー!

消費税増税をゴリ押ししたアホな政治家の皆さん。こういう消費動向が発生するのを不景気というのではないのかね?

テリー・ジョーンズ氏の訃報を悲しむツイートが断続的に流れてくるので、悲しみが累積的に募ってくる。手持ちのモンティ・パイソンのDVDを久々に見てみようかな。

何百万回でも言いたいけど、私はポップコーンがそこまで好きじゃないんだ!映画館と言えばポップコーン、みたいなキャンペーンを行く度にカマしてくる某大手チェーンの映画館!本当にやめて!あなた方のことを心から嫌いになってしまいそうだよ。

『サワコの朝』のテーマ曲の『Tea for Two』がどうしても好きになれないんだよね……。某御仁があの曲の映画を愛好していたと伝え聞いているのだが、その人のその様子に都会の恵まれた文化的環境のおハイソな薫りを感じてしまい、自分が育った地方の文化的環境の貧しさに対する恨みつらみが沸々と蘇ってきてしまうのだ。(単なる言い掛かり)

2019年の国内の映画状況。興収10億円以上はいわゆる大作映画ばかり。確かにこれは、オリジナル映画の企画が通る可能性をますます削いでしまうような結果かもしれない。しかし、見る側からすれば、高い入場料金を失敗したくないから、よく宣伝されている映画や他の人も見に行っている映画を選択しようとするのも当然なのかもしれないけれど……。

日本では、よい評論家やコメンテーターの方々もわずかに点在しているものの、信頼するに足る大きな映画ジャーナリズムというものは確立しないままにここまで来てしまったからなぁ……。
しかしそれを言ったら、日本にそもそもまともなジャーナリズムなんて成立しうるんだろうかという、日本の文化論の宿痾そのものを論じなきゃいけなくなってしまいそうだな……。

昔だって評価の高い作品が必ずしも興行成績が良かった訳ではなかった、という話はよく聞く。(映画産業全体のパイの大きさという点で今と昔は単純比較はできないけれど。)今現在、一般的にまともな映画情報へのアクセスはなかなか難しいという現状がある中、肝心なのは、良かった映画の情報をどれだけ一般の観客層に届られるか、ということじゃないだろうか。
日本映画専門チャンネルのポン・ジュノ監督と是枝裕和監督の対談がよかった。どの話題も面白かったけれど、特に、樹木希林さん、安藤サクラさん、広瀬すずさんなどの女優さんに対する思い入れが興味深かった。

しばらく放置していた『スカーレット』の100話目前後を遅れて視聴。「ひとりもええなぁ」というセリフに、あぁようやく面白くなってきた!と思った。例え家庭を壊してしまっても、点いてしまった炎は誰にも止められない、というヒロイン像。朝ドラ101作目という新時代に相応しい新機軸なのではあるまいか。

大友啓史監督の会見記事。「テレビや配信とも違い、映画は音を浴び、映像を浴びる“体験”なんです。だからこそ映画にこだわりたい。」いいこと仰る!他にも「 綾野くんは、役柄の持つ裏側にある感情を抑えながら真逆の表現ができる、“文学的”なまといを感じさせてくれる俳優。一方で松田くんは、ただ佇んでいるだけで瞬間性と永遠性を感じさせてくれる“映画的”なまといがある。」とも。鋭い。

カーク・ダグラス氏死去の報。そういえばカーク・ダグラスってマイケル・ダグラスのパパだったな。すっかり忘れてた。ご冥福をお祈り申し上げます。

ポン・ジュノ監督、米アカデミー賞受賞おめでとうございます!英語以外の映画で作品賞と監督賞と脚本賞をトリプル受賞( 旧外国語映画賞は結構なうんこ部門なのでどうでもええ)なんて、アジアの映画史に残る超快挙だよ!

【1917 命をかけた伝令】という映画がサム・メンデス監督の新作と聞いてげんなりする。どうして誰も彼も、ネタに詰まると戦争映画を作りたがるのか。

柄本時生さん、ご結婚おめでとうございます!

どこかのバカが無能だから余計に広まったウイルスのせいで、潰れる映画館とか出てくんじゃないすかねマジで……。

『ブルース・ビックフォードと(のアメリカ、そして宇宙)』という特集上映で、短編作品集と【モンスター・ロード】というドキュメンタリーを見る。ただひたすら自分の内側に向かって増殖していく世界。これもアール・ブリュット(アウトサイダー・アート、既存の美術や文化潮流は無縁の文脈によって制作された芸術作品)の一種ということになるんだろうか。

蜷川実花監督のNetflix作品【FOLLOWERS】に関してのある方のツイート「NetflixのFOLLOWERSの広告で「恋が仕事か」あなたはどっち?と選ばせるメッセージがありましたが、女を「恋か仕事か」で悩ませるのって、あたらしい女たちを感じませんでした。男はどっちか1つを選ばなくて済むのでしょうし。今のわたしは恋も仕事も、どちらもそんなに選びたくないですわ。」う~ん、そういう作品なんですが。あんまり見る気がしないなぁ……。

【Fukushima 50】というタイトルには、福島第一の職員の人達を殊更に英雄視して美化しようとするあからさまな意図を感じてしまい、見に行くのをやめた。確かにあの人達は命を張って事故の悪化を食い止めたのだろう。けれどそのことで、あの発電所を作り安全神話に胡座をかいてその管理を怠って事故を起こしてしまった者達の責任が何ら軽減されることはないのだ。

あの作品に出演を決めた俳優さん達にはかなりがっかりした。あの人もあの人も、ずっと好きだったし演者として信頼してきたのに。残念だけど、役者は政治のことなんて何も知らないふりをしてただ演じていればいい、なんていう時代はもう終わってんだよ。

桐谷健太さんと東出昌大さん主演の『ケイジとケンジ』、9話終了だったけど、これは打ち切り等ではなく予定通りだったらしい。視聴率も平均9.9%ならまぁまぁ持ち堪えたんじゃないだろうか。ただ続編などは難しいのでは。福田靖さんを脚本に迎えて、テレ朝としては当然シリーズ化を視野に入れていたと思うのだが、残念だなぁ。

大杉漣さんご出演の【モルエラニの霧の中】、来年の2月まで公開延期なのだそう。しくしく……。

【ミッドサマー】 (事前に話を聞く限り多分好きではないだろうなぁと思うので未見です。そもそもホラー嫌いというのもあるけれど、気持ちの悪い何事かが起こる場所のイメージを勝手に他の国に押し付けんなよ、とか思ってしまうんですよね。)

★★★★★★★★★★

映画館にはデフォルトで換気の設備が義務付けられている、●そもそも上映中は声を出さない、●そもそも多くの劇場では収容人数が多くない上に、一部の劇場では座席を1席ずつ空けて販売している、などの要件により、多くの映画館は「密閉空間/近距離での会話や発声がある/手の届く距離に多くの人がいる」というクラスター発生リスクの三条件を何とか回避して上映を続けています。しかしこれもいつまで続くことか。

未だにオリンピックを開くとか馬鹿を言っている政府自民党の無能ぶりと出鱈目ぶりと腐敗ぶりのため、日本は落ちるところまで落ちることでしょう。これまで政府と馴れ合って来たマスコミも同罪と考えます。言いたいことはありすぎるけれど、ここは政治アカウントじゃないのでこの辺で。

3月・4月はそもそも見たい映画が少なかったのに加え、我が家にも後期高齢者がいるので映画館に行くのも最低限にしたいため、これからしばらくは低浮上になります。皆様、どうぞくれぐれもご自愛下さい。地獄を生き延びた先できっとお会いできますように。

★★★★★★★★★★

志村けんさんの訃報について会見する山田洋次監督。山田洋次監督作品に登場する志村けんさん、菅田将暉さんとの二役……見たかった!心から見たかった! (号泣)
山田洋次監督もお体にくれぐれも気をつけて……いつか状況が落ち着いたら【キネマの神様】を何とか撮り上げて欲しい。
生身の志村けんさんが登場するバージョンを見ることはもう永遠に叶わないけれど……。

クドカンさんがコロナに感染したと聞きハラハラした。無事回復したみたいで本当によかったです!

佐々部清監督が亡くなったと聞いてビックリ。62歳 !? まだ全然お若いじゃないですか……残念すぎます……。

大林宣彦監督が亡くなられた。末期癌の状態からかなり長い間頑張って下さったなぁと思うと、寂しいけれど不思議と悲壮感はない。天寿を全うされた監督はきっと祝福されていると思うから。どうぞ安らかにお休み下さい。

大林宣彦監督作品にどんなのがあったか今一度確認してみようとWikipediaを開けたら、今年公開予定の【海辺の映画館 キネマの玉手箱】の下に何と新作の企画が。監督らしいや。

大林宣彦監督作品で好きな映画。やっぱり【転校生】は外せないし、【青春デンデケデケデケ】は誰にでもお勧めしたい。個人的に忘れがたいのは宮部みゆきさん原作の【理由】。監督はまだこんな挑戦的な作品を撮るのかと仰天した。あの映画以降、監督の映画づくりは更に先鋭化していったように気がする。

「ミニシアター・エイド基金」が目標金額1億円を突破!立ち上げからわずか2日での達成は大快挙。同時に、映画好きが抱いていた危機感の現れだとも思う。ひとまずよかったけれど、先が見えないから全く予断を許さないので、息の長い支援方法を考えつつ、これからの状況も注意深く見守っていきたい。

どんな映画だって何らかの形で社会と関わっている。というか、映画も社会の一部である。映画に真正面から向き合おうとすれば、必然的に社会と向き合わざるを得ない。

先日某テレワーク作品を見てみましたが、演出を付けにくいとか役者同士で呼吸を合わせるのが難しいとか、まだ工夫の余地がありそうでした。試みとしては面白そうなのでこれからに期待しています。

今回の朝ドラ『エール』は、危惧した通りやっぱり脚本がいまいちで、離脱寸前になっている。出来事をただ並べているだけで、その間をつなぐ人の心の動きが全然描けていないので、皆することが唐突でちぐはぐに見えるのだ。

今週の朝ドラをまとめて見てみて、やっぱり駄目だこりゃ……という思いが強まってしまった。もう本当に脚本が雑で見るに耐えない。綺羅星の如くのキャストの無駄遣い。窪田さんや二階堂さんが気の毒で仕方ない。
しかし、朝ドラに出演するって当選確率の高い宝くじみたいだなとつくづく思った。たまに貧乏くじが混ざってるけど、始まってみるまで誰にも分からないんだよね。

しかし、コロナが治まったとして、以前みたいに映画館に通えるようになるかどうか正直分からない。以前でさえ収入が目減りする一方だったのに、これから先は収入がどうなるのか。映画云々以前にそもそも暮らしていけるのか。
政府がしかるべき政策を取らないければ、コロナが治まったところで一般人の間に回るお金が枯渇し、消費も伸びず経済も回復しない、なんて充分ありそう。政府、どこまで無能なの?もしかして何にも考えてないんじゃないの?

Netflixが映画・テレビドラマ制作従事者を支援する救済基金を発表。一口10万円が支給される基金とのこと。このフットワークの軽さ。ネトフリすげぇ。

本日、地上波で『キングダム』の映画を放送するそうですが、キングダムというと私ゃ未だにラース・フォン・トリアー監督のコレの方が先に思い浮かぶんですよね……。

アップリンクの労働問題。アップリンクは浅井氏ありきの会社だし、人間の性格などそんなに簡単に変わらないので、正直もう難しいんじゃないかと思った。でもこれだけの短期間でまともな謝罪をして具体的な対応策を打ち出せるなら、まだ芽はあるかもしれない。これらの対策を総て真摯に実行するのであればこれからも応援したい。

と一瞬思ったのだが、あれはマスコミ向けの口上で、中身は全然変わっていないのではという指摘があり、やはり難しいのかもしれないと思わざるを得なかった。その後続報を聞かないけれどどうなったんだろう。アップリンクがブラックなのは今に始まったことじゃないという話もあるけれど、そこで働いていた方々がはっきり「ノー」を突き付けた以上、会社の体質を変える以外に道はないと思う。

「麒麟がくるまでお待ちください」の録画をちょろっと見たのだが、俳優の皆さんの顔がみんな濃い!そういえば、昔は彫りが深い欧米人の顔立ちへの憧れがあって、1988年に「しょうゆ顔」が流行語大賞になるくらいの頃までは、一般的に濃い顔がハンサムとされていましたよね。

Wikipediaでは「ジョエル・シュマッカー」になってますが、昔はシューマカーとかシューマッハーとか表記が安定していなかったですね。個人的には、のりに乗っていた頃のスーザン・サランドンやトミー・リー・ジョーンズが出てた【ザ・クライアント 依頼人】が最も好きでした。ご冥福をお祈り致します。

やたらとだるい。社会がスローダウンしたから、ここ20~30年間強制的に回され続けてきた回し車の回転をやっと止めることができて、今までの疲れが一挙に押し寄せて来ているような感じ。だらだらしようそうしよう。お金は無いがじたばたしたって始まらない。

三浦春馬さん、同じ年代の俳優さんの中では一番好きだったのに……。素敵な中高年になる貴方を見たかった……心から見たかった……。

俳優としての彼をファンとしての私達がどれだけ愛していても、彼個人が求める何かしらの愛には届かなかったのかな……と思います。素晴らしい俳優である彼には誰よりも幸せになって欲しかった。この悔しくて悲しい気持ちは一生どこかに持ち続けていくのだろうと思います。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

三浦春馬さんご出演の好きな映画

【奈緒子】(2008年)
この映画を見てすっかり三浦さんのファンになりました。一心不乱に走る彼の姿に過去の苦悩が浄化されていくのが感動的でした。

【君に届け】(2010年)
三浦さんの完璧な王子様っぷりにヤラれました。少女マンガ原作の十代の恋愛ものという括りに収まらない素晴らしい青春映画だったと思います。

【真夜中の五分前】(2014年)
映画としてはそこまで好きじゃなかった気がしますが(オイ!)、三浦さんが物静かな時計職人というのは、今にして思えばとても素敵な設定でした。

【こんな夜更けにバナナかよ】(2018年)
筋ジストロフィー患者を演じる大泉洋さんが主人公ですが、彼の介助ボランティアをしながら医師としての進路に悩む三浦さんが実質主役と言っていいのではないかと(笑)。

【アイネクライネナハトムジーク】(2019年)
こんなふうな年相応の等身大の役柄を演じる三浦さんもこれからたくさん見たいなぁ、と思っていました……。

昔ケータイ小説なるものが嫌いだったり、ある時期からコミック原作の映画をほとんど見なくなったりしたことから、我ながらとても偏っているなぁと思います。でも、彼の最高傑作の映画はこれから創られるはずだったのではないかと、 大変勝手ながらそう思えてなりません。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

アラン・パーカー監督、亡くなられましたか……。【ダウンタウン物語】【ミッドナイト・エクスプレス 】【バーディ】 【エンゼル・ハート】 【ミシシッピー・バーニング 】【ザ・コミットメンツ】 【エビータ 】【アンジェラの灰】【ライフ・オブ・デビッド・ゲイル】……心に残る映画がたくさんありすぎる。心よりご冥福をお祈り致します。

ディズニーが20世紀フォックスのブランド名を廃止するとのこと。ディズニーのこういうところが本当に嫌い。

映画館通いを限定的に再開したのは、大林宣彦監督の【海辺の映画館-キネマの玉手箱】だけはどうしても映画館で観たかったから。(でも最初に見たのは阪本順治監督の【一度も撃ってません】だったけど……。)某映画館で【海辺の映画館…】を見終わった時に、今日が終戦記念日だと気がついた。自分のするべきことをしようと思った。

金スマの録画を視聴。菅田将暉さんを個人的に初めて認識したのは【共喰い】だったのだが、菅田さんにとってもこの作品がエポックメイキングだったのだと聞けて嬉しかった。19歳でこの作品を呈示された時に自ら出演することを選んだ、その俳優としての嗅覚はすごいと思った。

銀座のシネパトス跡地が埋まっている……。代替地すら用意せずシネパトスを一方的に立ち退かせて潰したことに関しては、当時の東京都の行政担当者を一生許せない気持ちです。

有楽町スバル座の跡地が吉本になっていて、色々とやるせない気持ちに……。

俳優デビュー時からつかず離れず応援してきた人間として、今回の伊勢谷友介さんの件は本当に残念だ。確かに国によっては大麻使用が法律で認められている場合もあるのかもしれないが、現在の日本では違法なのだから、やっちゃ駄目なのだ。人前に出て顔を売り多くの人に認めてもらうことによって成立する生業をしている人間として、自覚が足りなすぎるし、認識が甘過ぎる。よく反省して心を入れ替えてから出直して欲しいと思う。

芦名星さん、【シルク】で最初にお見掛けして以来、日本人離れした存在感のある女優さんとして常に気になる存在でした。本当に残念です。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

映画館で座席数制限がなくなる方向になるらしい。我が家は後期高齢者がいるので、今ですら映画館には慎重に様子を見ながら恐々行くしかないんだけど、これで制限緩和などされたらますます行きづらくなる。
ていうか、映画館の方からはっきり来るなと言われているみたいに感じられてならない。

竹内結子さんの作品リストを見て印象深い作品が多いなぁと改めて思ったが、個人的には、昨年見て印象的だった中野量太監督の【長いお別れ】を挙げておきたい。何があったのかといくら推測しても、第三者の私に何も分かる訳がないので詮ない。ただ今の彼女が少しでも心安らかであるように祈りたいです。

石原さとみさんご結婚おめでとうございます!うちのTLで幾人もの女性達が「俺たちのさとみ」の結婚について嘆いたり語ったり祝福していたりしていたのが印象的でした。

広瀬すずさんがロケ現場の集団検査でコロナ陽性が判明したというニュースが。テレビ番組などを見てたら感染対策が甘いと感じられる場合も多々あるところから推し量るに、芸能界でお仕事をしてたらもうどこで感染するか分からないですよね……。やっぱり誰でも手軽に何度でもできる検査体制って必要ですね。広瀬さん、どうぞお大事に。

某映画の完成報告会見の、監督と俳優さんの集合写真を見てがっくり。感染対策に全く気を使っていないように見えるこのような写真を見ると、やっぱり映画界はかなり頭のネジがゆるんでいるのではないかと思わざるを得なくなる。慣例だからって以前と同じことを馬鹿みたいに踏襲するのではなく、もっと考えたらどうだろう。

映像作家の冠木佐和子さんが作成した栗コーダーカルテットの「サウスポー」のMVがオタワ国際アニメーション映画祭で Vimeo Staff Pick Award を受賞したそうです。おめでとうございます!ピンク・レディーを知らない海外の人にこのキモカワ映像がどう映ったのか興味深いです。

足利に建設中だった渋谷のスクランブル交差点のオープンセット「足利スクランブルシティスタジオ」が7月末にオープンしてました!
万全の感染対策を取りつつ様々な撮影に活用されるといいですね。

11月からシアター・イメージフォーラムでパトリック・ボカノウスキー監督の【天使 L'ANGE】を上映するらしい。明確なストーリーは無くてイメージ映像の連続という感じ。けれど公開当時、この映画を観て脳天をかち割られるほどの衝撃を受けた。映画って何をやってもいいんだな、自由なんだなって。

人生で最も影響を受けた映画を挙げろと言われたら必ず入れる1本。当時の自分が求めていた何かがあの映画の中にあったんだろうな。正直、非常に観客を選ぶと思うけど、興味がある方は見聞を広めるために一度見てみて欲しい。

週末の【鬼滅の刃】の全席販売でクラスター感染が発生したりしないよう、心から祈っています……。

鬼滅の映画が大ヒットしてるのは基本いいことだと思うんだけど、鬼滅をものすごい回数ぶん回すために、あおりを受けた中堅どころの映画の上映館や上映回数がものすごく減っているような……。う~ん、そういうことじゃないと思うんだけど。

先日、ブログにこんなことを書いたばかり。
「映画業界としては、大作映画がなければやっていけないというのは偽らざる本音だろう。しかし、中規模・小規模の映画を大切にすることなく、いきなり大作映画だけを世に出すことができると思っているのだろうか。」

あるいは、そこまで鬼滅に集中させたいなら、映画業界全体で会議でもして歩調を合わせて、他の映画の公開を遅らせてもらうとかすればいいのに。映画業界が厳しいというのであれば、それくらいことはしてもいいんじゃないだろうか。

この俳優さんがこんな映画に出るんだ……というような予告編をいくつか見て、やっぱり仕事減ってんのかな~と思うなど。

先日ブログを更新してから、映画に関してはいろいろすっきりして、やる気が出てきた。とりあえず在宅で見たい映画が山のように溜まっているので少しずつ見ていきたい。本も読みたい。運動して体調も調えたい。さて問題は仕事だな……。

是枝裕和監督が映画と配信の共存に関して「映画館が多様性失わないことを願っている」と述べたという記事を読む。テレビやレンタルビデオ屋が普及した時も、映画興行界は大打撃を受けながらも生き残ってきた。今後配信が主流になる流れは避けられなくても、映画館が新しい時代に適応して生き残る道はあると思う。

アップリンクの元従業員によるパワハラ訴訟で和解が成立したとのこと。しかし、アップリンク社長からの直接な謝罪等は無く、元従業員の方々は、第三者委員会を入れる等の条件が現在の従業員の方々の待遇改善に繋がればと考えて和解を受け入れたとのこと。

いくつか回ってきたものを読む限り、正直言って、これは和解とはほど遠いのではないか。社長が悪いと思っていないなら、アップリンクの体質は変わらないのではないか。大変残念だが、今後当面、アップリンクが関わった作品とは距離を置かざるを得ないだろうと考える。

ショーン・コネリーの作品、何が一番好きかなぁ。やっぱり【薔薇の名前】かな。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

フェルナンド・E・ソラナス監督逝去。監督の映画で見たことがあるのは『タンゴ ガルデルの亡命』『スール その先は…愛』『ラテンアメリカ 光と影の詩』の3本しか見ていませんが、『タンゴ ガルデルの亡命』は生涯で見た映画の中でも最も印象に残っている1本です。今やすっかりピアソラのファンなのは、明らかに監督のおかげです。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

『鬼滅の刃』、うちの後期高齢者の母に「今流行ってるから世間勉強に」と説得してテレビアニメ版の初回を解説しながら見せたらハマったらしく、次を見せろとせがむので今順番に見せているところです。家族のために頑張る長男とか、他のアニメに比べて高齢者の皆さんの心にも響く何かがあるのかもしれません。

エレン・ペイジさんがトランスジェンダーであること公表。名前もエリオット・ペイジに変えたという。ご自身がずっとそうしたくてそうできたのであれば本当によかったと思う。Congratulations, Elliot!!

清野菜名さんと清原果耶さんをどぉ~も混同してしまう……。

戸田恵梨香さん&松坂桃李さん、ご結婚おめでとうございます!



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