Back Numbers : No.1~What else ?



君は<トレインスポッティング>でジャンキーになれたか?

初めまして、です。数少ない私のポキャブラリーと、数少ない観賞数を駆使して映画の感想かいたげましょう。私の書く感想は有名雑誌でとり上げられているような、有名な作品しか書かないと思います。ディープなお話は、毎月、痔ができるんじゃないかと心配しちゃうくらい観にいっている姉にまかせ、私は流行っている作品に眼を向け、チチッと、たたかせて頂きます。
第1回目は「トレインスポッティング」。皆さんは観られましたか?私は観た!!この私の枯渇しそうな感受性に、ちょっとした潤いを与えてくれました。下調べとして、監督ダニー・ボイルの前作品「シャロウ・グレイブ」を観ていたのですが、さすが同スタッフで作られていて、色的には似ているかもしれません。しかし、トレスポ(スポーツ新聞ではないよ)には、スコットランド人の屈折した精神が散りぱめられ、暗くも明るく、また悲しみも感じ取れちゃう、お茶目さを感じてしまいました。日本人から観れぱ素晴らしい景色でも、スコットランドのこの兄ちゃんたちから見れば、ただのくそったれの景色。日本人もたまには、富士山の初日の出に感動してないで、「くそったれた気色だぜ」と、まわりの人に聞こえないように、呟いてみよう。それがあなたの人生変えちゃうかもね~(ちなみに私は富士山好きよ、角度によって、すごく汚く見えるのが日本人の性格を表しているようで)。
ちなみに原作も読みました。こちらもよいです。もう一度、じーんとしたい人は本を読むか、文字が読めない人はもう一度映画館にいきましょう。どうでもいいんだけど、原作の最後は、レンツはアムステルダムに向かうことになっている。彼はなんで、麻薬天国に?まさか打ちまくりたいとか!?
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96年締めくくり、私は救急救命室のDr.になった。

ただ単に面白かったので、ご紹介します。衛生第2で放送された“<er>”。アメリカのおしゃべり男、クェンティン・タランティーノもファンらしい。(なんと1シーズン目の最後から2番目の作品を監督までしちゃったし、“フロム・ダスク・ティルドーン”の主演の方もこのドラマに出ていて、映画の出演が決まったそうだ、かどうだかは知らないけど。)惜しくも、私は途中からしか見ていないのですが、それでも充分面白いですよ。4月から2シーズン目も始まるそうです。皆さんも、ほんのひととき、ロス先生や、グリーン先生などのもとでインターンになりましょう。きっと良いインターンとなるでしょう。私は4月からカーターと救急外科室で先生として勉強させていただくわー。1シーズン目のビデオも出ると良いのに。でも、娯楽ビデオは無理か、NHKだし。
インターネットで探してみたら : アメリカではもう3シーズン目に入っているらしい。視聴率もトップクラスで、エミー賞その他にたくさんノミネートされ、賞ももらっているようだ。オフィシャルページだけでなく、個人のリキの入ったページがいっぱいあったのには驚いた。さすがアメリカ。


なんでフラメンコがそんなにいいのか ?

はてさて、またがお邪魔します。 私とフラメンコの出会いは、やはり同じカルロス・サウラ監督によるアントニオ・ガデスのフラメンコ三部作でした(ビデオで見た)が、あれにはかつて凄い衝撃を受けました。フラメンコというのは踊りだけではなくて、歌や演奏だけの場合でもそう呼ぶそうなのですが(ということを今回初めて知った)、炎のような情熱を生きる人生そのものを指して言うこともあるのだそうです(何てかっこいい ! )。そしてこれが、終わってしまった古典芸能のようなものではなく、生活に密着する生きた芸術であり、老若男女を巻き込んで今なお現在進行形で変化を遂げ続けている、というところが何とも素晴らしい ! 新しい形のものが今もどんどん生まれて来つつあるそうですし、若手の素晴らしい踊り手・歌手・演奏家も後から後から現れて来ているそうです。また、今でもすっごい小さな子どものころからフラメンコを習わせたりしているようですよ。それだけ裾野が広ければ、優秀な人たちも必ず現れてくる訳ですね。
そうやって自分たち独自の文化を受け継いでいるということは、自分たち独自の生き方もまた受け継いでいることになるのですよね。フラメンコのパフォーマンスには、その辺りをまざまざと感じてしまうので、本当に素晴らしいと思うのです。何でもかんでも吸収するのはいいとしても、それで自分の足元をそっくり見失ってしまって未だに代わりのものを見つけることができずにいる、どこかの国とはえらい違いだと思います。(なーんて偉そうなことを言っても、残念ながら、実際のパフォーマンスは一回もみたことがないんだけどさ。しくしく。)
映画の【フラメンコ】の18幕目にも登場していたパコ・デ・ルシアのCD(映画を観終わってから買ってきた)が、今現在、マイブームになっています。
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そろそろファイナル・ファンタジーが出るな。

近くのコンビニで予約をしたら、に白い目で見られた。でも、なんて言われても平気である。だって愛しているんだもの
ところで、最近のプレイステーションは、面白そうなソフトが次々と出ていてホントにすごい。(これ以上寝不足になったら困るので買わないけど。)ソニーがソフト開発者の新規参入の敷居を低くして(一頃ソニーが大々的にゲーム作家候補を公募していたのを思い出す : 今、才能のある人はみんなゲーム業界を目指しているんじゃなかろうか、てなことを誰かが言っていたな)、新しいものをどんどん作ってもらおうとした戦略が、ここへ来て大きな実を結び始めているのを見ているような気がする。一般のライセンス料も比較的割安らしいセガサターンやPSに比べ、一方の任天堂の方は、ライセンス料を高く設定して独占的に荒稼ぎしていたツケが、ここへ来て出始めているのではないか。(そもそも、セガやソニーが独自のゲーム機を開発しようとしたのはその辺りが原因だとか、何かのテレビ番組で見たことがあるような気がする。)また、スクウェアがFFをPSから出すことにした影響はやはり大きかったはずだ。セガも大変頑張っているとは思うのだが、ゲーム界の超ビッグネームであるFFの発売には、やはり戦々恐々としているに違いないものね。
やはりソフトを握ったものが強いし、ソニーはそれを戦略化するのが、日本の企業としては大変うまいのではないかと思う。しかしその割には、どうしてアメリカでの映画事業はあんなに伸び悩んでいるのかな ? よく分かんないなー。


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