12月8日は、太平洋戦争の始まりとなった真珠湾奇襲攻撃から74年目に当たる。毎年この時節になるとニイタカヤマノボレという同名のタイトルで書いているが、飽きずに今年も書く。

私の話はいつも起承転結とも序破急とも無縁でとりとめがない。今回は秋篠宮様の話から始まる。
2015年11月30日のこと、秋篠宮様50歳の誕生日ということで、テレビでインタビューが放送された。お言葉を聞いた私は非常に違和感をもったのである。
それは
（戦後70年のことし、国民に終戦を告げた昭和天皇の「玉音放送」の原盤の音声などが公開されたことが昭和史の一端を知る機会になったということから）
「70年というのはそのことをふり返る一つのきっかけになるとは思いますけれども、そうでなくても、常に、戦争があったということを記憶に残しておくことが必要だと思います」
というくだりである。

「戦争があった」とは戦争とは過去に存在したということなのか？ 戦争は過去にだけ存在したということなのか？ 今は戦争がないのか？ 今後は戦争はおきないのか？ 戦争とは太平洋戦争をいうのか、いや太平洋戦争だけが戦争なのか？

？

おかしなことだ。
大変失礼ながら、この考えは9条教、平和ボケと共通する発想だと思う。

「9条を守れ」と語る人は多い。9条とは憲法9条のこと、憲法9条があれば戦争が起きないらしい。不思議なこと、いや不思議な考えである。
「憲法9条を守れ」、「憲法9条があれば戦争が起きない」という発想は、戦争は日本が始めるものという考えがその根元にある。
しかし、戦争とは日本が始めなければ起きないのか？
日本が戦争を始めなければ戦争に巻き込まれないのか？
そんなことはないでしょう。

最近、戦争法案反対という運動があった。「戦争法案」とは2015年に制定・改正された「複数の集団的自衛権に関する法案」を指す呼称として、平和ボケとかサヨクがレッテル張りして呼んだものである。
サヨクは「戦争法案が通ったら徴兵制になる」と語ったが、制定されてからだいぶ日にちが過ぎた今も、いまだ徴兵制になる動きはない。
オイ! サヨクども、徴兵制にならなかったわけを言え
レッテル張りするだけでは預言者にはなれない。預言者たるには預言が成就しなければならない。なお、預言者たるには預言が成就すればよく、預言が信用されることは必要条件ではない。

注：トロイの王女カッサンドラは預言の能力を授けられたが、同時に誰も信じないという呪いを頂いた。まあ、神話のお約束ではある。

しかし徴兵制というのは明治以降に始まったものではなく、日本においては1500年も前から存在し、それは侵略のためではなく常に国家防衛のためであった。
えっ、あなたご存じない？

注：徴兵制が敷かれるのは、国家存亡がかかるときであって、攻めこむようにイケイケドンドンのときは、わざわざ民百姓を駆り集めなくても良いからなのではないだろうか？
負け戦のときは白虎隊や太平洋戦争末期など、原則よりも年少者や、年寄りも徴兵するのも同じだ。

歴史上、日本と日本以外の国家の戦争というのはたびたびあった。それらは日本がかの国を侵略しようとして日本が攻め込んだものだったのか？
違う
過去に日本がした戦争は日清・日露と太平洋戦争だけではない。2千年も前から幾度となく、朝鮮にあった国家と、あるいは中国にあった国家と戦争してきた。そしてその多くは向こうから仕掛けてきたものであり、向こうが攻めてきて日本人が住んでいるところがたびたび戦場となった。

白村江の戦い（はくすきのえのたたかい）というのをご存知でしょう。半世紀前に私は中学の社会で習ったが今はどうだろうか？
663年のこと、朝鮮半島の白村江で行われた百済と唐・新羅の戦いで、まだ日本という国家はなかったが当時の倭国が百済に味方して戦ったが敗れたという戦争である。
このとき日本が侵略したとする本が多いが、実際は新興の唐が朝鮮そして日本に力を伸ばしてきて、それを恐れたということが発端だ。 だから朝鮮の戦いで負けたのち、倭国は朝鮮を征服した唐が次は日本に攻めてくると予想して、九州沿岸防衛のために土塁を築き、そこを守るために防人（さきもり）という制度を設けた。当時は武士階級はないから、一般の民百姓に期限付きで九州防衛のために駐在することを命じた。防人はまさに徴兵制である。防人の制度がなくなったのはそれから400年後の10世紀であった。それほどに当時の日本が受けたトラウマはひどかった。
その間、多くの日本人、私たちの先祖が中国や朝鮮の攻撃の防衛のために九州で交代で守備していたのだ。
万葉集などには防人の歌というカテゴリーがあってたくさん載っている。本土防衛のために駐在するのも大変だけれど、更に帰郷するときの旅費は自前で途中であったし、途中で行き倒れになった人（兵士）も多かったと言われる。
もし日本が攻め込まなければ戦争にならなかったなら、白村江の戦いで敗れた日本が列島に引きこもっていればそれで終わりだったはずだ。日本がいかに中国とその配下である朝鮮の国々を恐れていたかということを理解してほしい。
ともかく日本最初の徴兵制は国土防衛のためであったことをご記憶願いたい。

日教組をはじめとして「若者を戦場に送るな」なんて騙る人もいるが、冗談じゃない。戦場は遠くではなく、我々が住んでいる土地で戦われたこともたびたびある。元寇とは日本が元に攻めていったのではなく、元という国家が朝鮮人を使って日本に攻めてきのだ。

注：一説には朝鮮人が日本侵略のために元に日本侵攻を吹き込んだと言われている。

残念というか当然というか、今の韓国人は元寇のことなどすっかり忘れている。韓国人は1000年も恨みを忘れないらしいが、自分たちがした悪事はすぐに忘れてしまうようだ。
日本人は今も忘れず、少し前まで日本海側では子供が悪さすると年寄りは「蒙古が来るぞ」と言ってたしなめたと聞く。
当然だが元が攻めてきた1度目の文永の役（1274）も2度目を弘安の役（1281）でも、戦場となったのは日本の国土であり、対馬、壱岐、博多などであった。だが鎌倉武士は日教組と違い「若者を戦場に送るな」なんてトンチンカンなことを語らず、日本を守るために日本の国土で戦った。それが武士というものだ。
戦争は自分が始めなくても、敵対国が攻めてくれば必然として起きるものであり、実際問題として避けることはできない。

今の日本では、平和ボケというのが老人ばかりでなく、若者それも高校生にまで蔓延しているらしい。10代からボケていては老人になったらいったいどうなるのだろう。困ったことである。 そんな若者の政治団体にSEALDsというがあるそうだが、そのメンバーの語録に
「もし本当に中国や韓国が攻めてくるというのなら、僕が九州の玄関口で、とことん話して、酒を飲んで、遊んで、食い止めます。それが本当の抑止力でしょう？」
というものがある。
いま世界でさまざまな戦争あるいは武装闘争が起きているが、そのほとんどにイスラムが関わっている。イスラムは禁酒が戒律である。そういう人たちとお酒を飲んで語り合うことに疑問を持たないというか、酒を飲みかわして話をするという発想をすることが尋常ではない。明確に異常である。
お酒を飲みかわして相手を説得する前に、酒を持ち出した瞬間に殺されないようにご注意してほしい。
おっとイスラムの方が敵方のときばかりではない、味方であってもお酒を飲みかわし親交を深めるのはかなわぬこと

ともかく日本が戦争を始めなければ戦争は起きないという発想は間違っている。
戦争は相手がいなければ始まらないし、相手が戦争を始めれば日本はいやおうなく戦争に巻き込まれるのだ。

相手って？
目の前にいるでしょう。
北朝鮮 は日本を攻撃するために核兵器を一生懸命開発しています。サヨクも朝日新聞も誰もが、 北朝鮮の核兵器を見ないふりをしているようです。
核ミサイルが飛んできたらどうするんでしょうね？
イージス艦の弾道弾よう撃ミサイルがどれくらい有効なのか私は知らない。いくら日本製の武器が優秀であろうと、100％ということはありえない。正直言って飛来するミサイルの9割を落とせるとは思えない。仮に20発飛んできて2発も撃ち漏らせば日本は終わりだ。おっとそれ以前に20発も発射されたとしたら、こちらは20発も弾道弾よう撃ミサイルを保有していないんじゃないかな？
ちなみに中国は日本に200発ミサイルを向けていると聞く。ミサイル防衛網を中国のミサイルが10発も潜り抜ければ・・

韓国 は自由主義圏なのかといえば、それはもう過去の話のようだ。今は経済だけでなく政治、軍事、そして思想までも完全に中国に飲み込まれ、日本は仮想どころか現実の敵国扱いである。韓国海軍の艦名はいずれも日本にはむかった人名ばかりだ。しかし日本と戦った将軍や王侯では足りず、テロリストの名前を付けるとは悲しい国である。
そして2015年11月新たなテロリストが靖国神社に爆弾を仕掛けた。韓国では氏名不肖ながらもう英雄扱いである。こんな国家をまともだと思うなら、その人は既に人格崩壊している。
それはともかく韓国人は戦争の相手国として北朝鮮や中国という発想はなく、日本に対してどうかということしか考えていない。幸い現時点日本海を越えて日本侵攻する手段を持っていない。だがこれは時間の問題だろう。

国会議員が日本の国旗を踏むことが当然とされている国家、韓国はまっとうな国ではない。
こんなものを日常見ていれば、日本人を殺傷するのに罪の意識を持たないんはいうまでもない。
日本でテロをする韓国人は罪悪感もなく、日本人が死ぬことが喜びに違いない。

彼らにとって残念なことに、私はむざむざと殺される気はない。
家内、息子、娘、婿殿のためなら、いつなんどきでも命を懸けてきゃつらの行動を阻止するつもりである。


中国 今現在彼らこそ戦争の発信地である。台風が熱帯収束帯で生まれるがごとく、戦争の火種は中国、中南海でドンドンと産み出され、東アジア、東南アジア、中央アジアに送り出されている。フィリピンやベトナムが中国と戦争しようとしているわけではない。中国がフィリピンやベトナムの土地や海を侵略しようとして戦争が起きようとしている。

さあ、平和憲法主義者のみなさん、9条主義のみなさん、SEALDsのみなさん、北朝鮮や韓国や中国の戦争から日本を守る方法をお示しください。
それができなければあなたたちは嘘つきですね！

　本日の主張
太平洋戦争を振り返り反省する暇があるなら、今の中国、北朝鮮、韓国をいかに押しとどめるか、押し戻すかを考えることが重要であり優先する。
さもなければ我々が殺されてしまうから。
おっと、つまりサヨクは中国、北朝鮮、韓国の手先、工作員、工作機関である。

　本日の三択問題
9条主義のみなさん、SEALDsのみなさん、サヨクのみなさんは、欺瞞なのか、偽善なのか、それとも単なる無知なのか？
それが本日の三択問題である。

本日の言いたい放題

誤解を受けても構わない。自分が信じることを語る。
これからも戦争は何度も起きるし、決してなくならない。日本が絶対に戦争をしないと言えば言うほど日本に攻め込もうとする。そして必ず戦争になる。
そのとき逃げ惑ってただ殺されるようなみじめったらしい子孫であってほしくない。
たとえ殺されようと誇り高く戦ってほしい。
そして願わくは勝ち残ってほしい。
SEALDsのみなさん、お酒を飲んで話し合いができるなら、そもそも戦争は起きないよ、



R2様からお便りを頂きました（2015.12.14）

悲しいかな防衛音痴は千年来の伝統 ニイタカヤマノボレ74周年　読ませてもらいました。 刀伊の入港を加えるなら、そして欧米の黒船も加えるならばさらに侵略を受けたことになるでしょうね。 リベラルサヨクやシールズがやっている日本の軍事にのみに糾弾する姿勢は実は千年来の先祖返りでもあるのです（ちなみに自分は集団的自衛権も安保法制も支持はしていませんがサヨクの姿勢だけはおかしいと思います） 井沢元彦氏の逆説の日本史を読むとわかるのですが、日本という国は軍隊というものは人殺しの集団であり、穢れを帯びた存在であるという深層心理を持つのだそうです。つまり軍隊とはいくさを始めるものだ、だから持ってはいけない。彼らは戦乱を起こす。古代から存在している価値観なのです。とりわけ平安時代の貴族はそういった意識がものすごく強かったのです。 人の死は忌避すべきこと、血が流れることは忌避すべきことであり、これは呪いを生み穢れを生む、だから軍も警察もいらないと放棄したのです。 そのように軍隊も警察も、そして死刑も取りやめたのが平安時代なのですが、結果全国は犯罪が跋扈し、豪族は決起、とにかく平安とは言い難きひどい時代が招くことになってしまった。それも中央が刑事、防衛の任務を放棄したのが原因なのだから当然なのです。その結果、地方の豪族や武人を中央が使役して治安維持を委託するという中央集権国家稀に見る事態が起きてしまった。以後、朝廷は国内政治の主導権を取ることができず、事実上サヨクが嫌いな軍事政権すなわち武家社会が台頭することになるのです。 平安貴族と現代サヨク、そう大差はないように見えますよね。

R2様　毎度ありがとうございます。 おお、刀伊の入寇、黒船もありましたね、いやあ日本て攻められてばかりだったようです。平和ボケはそんな史実を全部忘れて・・・いや忘れたふりでしょうか？ 貴族ってなんなんでしょう？ まず天皇は神武に始まり雄略、応神、天武その他大勢、みな武人、武士であったはず、それがいつのまにか天皇が平和ボケの元祖になってしまったのでしょうか？ 上がだめなら下もだめというのは昔も今も変わらず、平家がはびこった頃は貴族は我が身命惜しくて右往左往するだけ、明治維新前もまたしかり。まあ尊敬すべき代物じゃなさそうです。 国民主権ということを十分認識し、主権者である国民は我が祖国を守るためには戦いは拒まないというしっかりした信念を持ち、それに応える人を担ぎ、武力で国家を守るという状態にしなければいけません。 もちろん平和ボケや外国のスパイは徹底的に排除しなければなりません。共産党というのは共産主義を信奉し国をそれによって改革しよくしていくという発想であろうと思いますが、共産党なるものはそうではなく、外国のために国を売る存在としか思えません。 おっとそれは共産党に限らず社民党、民主党その他も同じか。 ともかくマスコミ、評論家、漫画家の多くをなんとかしなければいけませんね。敵は洗脳、扇動が得意ですから我々も頑張らなければいけません。 ただ私は思うのですが、10年前、20年前に比べれば、日本国民はまっとうになってきたように思えます。それというのも社民党の活躍、しばき隊、シールズ、有田ヨシフの大活躍に追うところが大きいようです。何事もやりすぎはいけません。 韓国にはもっと頑張ってほしいところです。パク・クネの勇み足を期待するところです。 民主主義の教科書として「民間防衛」が最適です。 「武器をとり得るすべての国民によって組織され、近代戦用に装備された強力な軍のみが、侵略者の意図をくじき得るのであり、これによって我々にとって最も大きな財産である自由と独立が保障される」 スイス政府作成「民間防衛」の冒頭の文章

原田様からお便りを頂きました（2016.08.03）

ニイタカヤマノボレ　Ｈ27　返信 こんぼんは、ご無沙汰しております。原田です。 ニイタカヤマノボレ、感動致しました。特に最後のくだり、話し合いで済むなら戦争は起きないという趣旨です。 本当に、私の言いたいことを、簡潔におっしゃっていらっしゃいます。 これからも、ご活躍を期待いたします。 四か月後、ニイタカヤマノボレ、期待しております。 そういえば、 稲田朋美さんが、防衛大臣になりましたね。 中朝にニラミを利かせるには、最適の人事だと思います。

原田様　毎度ありがとうございます。 といいつつ、前回はいつお便りをいただいたのかとチェックしてしまいました。なんと2006年7月のことで満10年前でした。両津勘吉のマンガで日暮 熟睡男（ひぐらし ねるお）という警官は4年に1度目覚めるのですが、原田様は10年に一度現れると・・ 稲田防衛大臣バンザイと言いたいのですが・・ アメリカは即座に靖国参拝するなといってきました。日本はアメリカの属国ではありません。連中は日本がやつらの言いなりだと思っているのでしょう。私の生きているうちにもう少し前進したいと思います。 とはいえ私自身もアンチサヨクのデモ参加とか国内外へのメール発信、選挙での支援活動くらいしかできません。生きているうちはとにかくがんばろうと思っております。 ありがとうございました。またお便りをお待ちしております。 10年後でもまだ生きているでしょう。20年後は無理だと思います。

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