15.07.16
整理整頓は私の性分、ヒマを見つけてはいらないものを捨てている。本、衣類、雑貨、ハードディスク内のファイル、リアルなファイル、いらないものだけでなく使わないものを捨てる。
今回は身分証明書とか免状の類をチェックしていた。最近は多くの資格証が名刺というか免許証サイズになり保管や携帯が便利になっている。今日はそういったものを片付けていて気が付いたことなどを・・
以前、
ISO事務局講座 その3で環境の資格について書いたことがある。振り返ってみると、なんとあれは!もう9年も前であった。私のウェブサイトは何がなくても歴史だけはある。日本のISO認証の歴史と私のISO人生は一致しているのであった。創立何十年なんて節目に社史編纂する会社も多いが、私もISOとの関わりを自分史に編纂する必要が・・ナイナイ
私とISO認証の関わりが日本のISO認証と始まったわけだが、とすると私は第三者認証制度と共にこの世を去ることになるのか? いや、私の人生があと15年はあるとすると、ISOMS認証制度はこれから15年継続するのか? まさか認証制度がそれほど長持ちするとは思えない。
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第三者認証が始まったのは1990年頃だから2015年現在で25年経過したわけだ。あと15年継続するとなると40年、第三者認証を考えた人はそれほど続くと思っただろうか?
ちなみにディミング賞は1954年から1997年だから44年間、QCサークルは60年代から90年頃までが最盛期だったから、30年くらいか?
40年も制度が持ったなら以って瞑すべし
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おっとわき道にそれると果てがない、とりあえず今回は私が過去に取った環境関連の資格が環境業務に役立ったかとか、私の人生に役立ったかと振り返ってみた。
- 危険物取扱者
私が22歳のときである。高校を出てから現場で働いて少しは仕事に慣れてきたものの、特段資格や特技といえるものがない。私は自分の仕事に役立つものをと思い乙種の受験を思い立った。
当時は乙種を受験するにも経験年数が必要で、高卒の場合最短で22歳であった。業務経験を会社が証明してくれないと受験できない。それで総務の担当者にお願いに行った。担当者は50過ぎの現場あがりの人で、私が証明を書いてくれというとお前は危険物の資格なんて取る必要がないと言って証明を書いてくれない。
若い私は世間を知らずで上司から話をしてもらうとか、そのジジイのお宅に菓子折りを持っていくとか知恵が回らず困った。
途方に暮れてその担当者の机の前に立ち尽くしていたら、30過ぎのやはり現場の人がきて、危険物試験の経験証明を書いてくれとそのジジイに言う。その人に対してもジジイは言を左右していた。その人は段々と語気を強めて、更に私のも一緒に書いてくれたらいいじゃないかと言ってくれた。その方は下っ端だったが、総務のジジイがなかなか証明を書いてくれると言わないと、月夜の晩だけじゃねえと脅かした。そのおかげで私も証明書を書いてもらい受験できた。幸いその方と私も合格した。そのときもらった免状は表が金箔押しの手帳形式で価値がありそうだった。
少しして勤め先で第5類を使う必要に迫られたとき、そのジジイが私のところに来て、ぜひとも甲種を受けてほしいと頼んできた。
私は喜んで受験して当然合格した。なんせ会社が受験料を持ってくれるなら願ったりだ。でも私も執念深い男だからそれで嫌がらせを忘れたわけではない。
そのジジイは定年になってから、農家の納屋を借り10数人を雇って小さな下請け会社を始めた。ところが慣れないことを始めたものだから、品質悪く納期も守れず悲惨だった。そのジジイは会社に来てその仕事に関係している人々を回り手伝ってほしいと泣きついた。結果、数人の同僚が休日や夜間にタダ働きで手伝いに行った。ところで物ができないからと、二人や三人手伝いに行って、その人たちが良いものを作ったところでたかが知れている。当面の対応はともかく、長期的にはまったく意味がない。自慢ではないが私は脇で見ていて、作業指導と管理を見直せばうまくいくと見当をつけた。だが別に私がそれをしてやる義理も恩もない。1年と少々でその下請け会社はつぶれた。退職金を超える負債を負って、本人は病気で寝込んでしまい大変だったようだ(棒)
世の中にはいじめがあるということも知ったが、因果応報もあると実感した。すがすがしい。
ところで、この資格が役に立ったかと言えば、世の中を知るには十分役に立ったと思う。もっとも余計な仕事を押し付けられることにもなった。
- 作業環境測定士
作業環境測定士法ができたのは、昭和50年(1975)である。この法律で定められた条件の作業場所は定期的に環境測定が必要となった。資格が有機溶剤、特定化学物質、放射線、金属、粉じんの5種あるのは発足時から変わらない。当時私の働いていた工場では有機溶剤と特定化学物質それに粉じんが対象であった。会社は測定が義務になったとあわててガスクロを買ったが、後で測定するには資格者でないとダメだということが分かった。のんきな会社である。
おっと、粉じんは大した設備がなくてもできる。
田舎の工場だから、当時は大学で化学を学んできた者などいなかった。それで会社は若手で試験に合格しそうなものを数名選んで受験を命じた。既に私は危険物甲種に合格していたので、少しは能があると思われたのだろう、受験するように言われた。まあ、ただでテキストをもらい受験料を払ってもらって受験できるのだからありがたい。私は必要だと言われた3種目受験した。試験の結果は私が2種目合格と、もう一人が1種目合格した。他の数人は全滅である。会社はそれで資格者は十分だと思ったのか、翌年はもう誰にも受験しろとは言わなかった。おっと、私は落ちた1種類を受験しなければならなかった。幸い合格した。
その後、東京に出張させてもらって1週間研修を受けた。もう40年も前のことで場所はどこだったか忘れた。研修を受けると実際に環境測定なるものを行った。まあ初心者だったからミスの連続でカラムの担体をつめかえるときガラスカラムを割ったり、マイクロシリンジを壊したり、シリンジの注射針を折ったり、自分自身を笑うようなことばかりした。
しかし少しガスクロを使っていて自分が使っている塗料や溶剤を分析しようかななんてアイデアが浮かんだ。当時はMSDSもないし、塗料の成分は秘密で配合比なんて教えてくれない時代だ。大抵の溶剤やシンナーはせいぜいが10種類くらいの成分しかない。まして相手がガスでなく液体そのものだから分析は簡単で精度は高い。中身が分ると溶剤をメーカーから買うのを止めて、分析した成分を町で買ってきて自分で配合した。なんと3割くらい安くなった。
その後、塗料メーカーからそれは止めてくれと泣きが入って、個々に買うよりは多少高くはあったが、元の値段よりも少し安くしてもらうこともなった。いずれにしてもかなりの費用削減ができた。ガスクロも測定するまでもない許容をはるかに下回る濃度の有機溶剤を測定するよりも、会社に貢献できて冥利に尽きただろう。
私は数年間、環境測定をしていたが、やがて測定業者が雨後の竹の子のごとく現れ、私もだんだんと現場の中核になり忙しくなったので測定を外に出してもらった。それ以来ガスクロをおもちゃにしたことはない。
この資格は知識を得たというだけでなく、会社の費用削減に大きな効果があったと思う。それになによりも溶剤と蒸発速度などの関係を体で理解したように思う。
- 環境計量士
作業環境測定士の試験を受けた時、試験会場であった受験者たちと雑談した。彼らは別に安全とか衛生とか環境に関係する仕事をしていないようだった。なぜこういった資格試験を受けるのかと聞いたら、これをひとつの手掛かりとして社内の階段を登ったり、転職の際の武器にするのだという。田舎で生まれ田舎で育った私には、より稼ぐためにとか、より地位を上げるために転職するという発想がなかった。これを聞いて、そうか!資格は武器になるのだと知った。
彼らに聞いた。どんな資格がいいですかねと
作業環境測定士はできたばかりの資格で今は引っ張りだこだけど、すぐに飽和して需要がなくなる。それで計量士がいいのではないか、いや環境計量士じゃないかとかいろいろと回答があった。
今は知らないが当時、環境計量士の合格率はシングルと言われていた。作業環境測定士よりも上位資格ではあるが難易度は似たようなものらしい。
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何を根拠に上位資格というかというと、環境計量士を持っていると、作業環境測定士になるには講習会を受けるだけで良いから。逆はダメだ。
同様に弁護士は会計士になれ、会計士は税理士になれる。逆はない。上下関係は明白だ。 |
それを聞いて、次は環境計量士だと勉学に励んだ。ヒマだったのだろう。今回は会社から受験しろと言われていないので費用は自分持ちだ。その代り絶対合格しろという圧力もない。
当時「環境計量士への道」という上下2冊の本を徹底的にやれば合格すると言われていた。初回は不合格だったが、何度も受けた記憶はないから多分二年目に合格したのだろう。
その直後に、排水かボイラーガスの測定を依頼していた会社の環境計量士が現場でサンプリングしているのを見かけて、「環境計量士になるとどれくらいもらえますかね?」と聞いた。私より二つ三つ年上だった彼の返事は驚くべきことに、当時の私の賃金よりも安かった。
また同じころ、たまたま当時住んでいた公営住宅で小学校の同級生にばったり会った。奴もそこに住んでいた。20年振りであったがお互いに顔を見て小学校時代の友人だと分かったのが不思議だ。そいつは大学を出て県職員になり公害対策部門で働いているという。その職場では全員研修所に行き、行くと環境計量士の資格が取れるという。
ええええ!
つまり環境計量士とはその程度の資格だったのだ。私は環境計量士になる気がなくなった。
ご存じのように、環境計量士になるには作業環境計量士同様に試験合格後に1週間の講習を受けなくてはならず、その費用はけっこうする。作業環境測定士のときのように出張扱いならよいが、個人の趣味では休暇を取るのもままならない。試験合格して講習を受ける人はどれくらいいるものだろうか? 私の知るかぎり、測定機関にいる人以外、講習会に行った人を見たことがない。
ともかく試験だけで止めた。以降、この試験合格が役に立ったことはない。受験勉強とその費用は無駄だったようだ。
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余計なことであるが・・・
その小学校の同級生に会ったのは1980年頃だった。それから20年後、福島県にPRTR条例ができた2000年頃に、県環境課のPRTR説明会で奴に会った。奴は課長になっていた。そのときもお互いに一目で同級生だとわかった。
あれから10数年会っていないが、まもなく三度目の20年が回ってくる。どこかで会うのを楽しみにしている。
O・ヘンリーの「20年後」を知っているかな? 我々は、「20年ごと」だ !
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- 公害防止管理者
ISOが現れる直前、私が40前後の1990年頃、会社で大チョンボをして窓際族に出世した。早く帰れるようになったのは良いが、身が持たない。というので何か資格を取ろうと考えた。いろいろ考えて公害防止管理者でもやろうかと思った。
受験参考書を買ってきたがなにも分らない。これはダメだと新聞か雑誌で見かけた通信教育を始めた。そのとき法改正が進められており、公害防止管理者の試験も大幅に変わるということを聞いた。
受験しないうちに公害対策基本法は1993年に環境基本法に替わった。もっとも公害関連の資格制度は変わりなかった。もちろん公害防止管理者の法令関係は大きく変更になった。
前後してISO認証制度が現れて、私はそれにかかりきりになり、いつしか受験する気をなくした。
数年経ってISO9000sが一段落し、ISO14001の時代となったとき、知識の再確認という意味で水質1種を受験した。みごと不合格だった。やはりテキストだけではダメだと認識し、産環協の通信教育を受けた。二度目は幸い合格した。その後、なんだか忘れたが公害防止管理者をもう一つ受験して合格した。
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公害防止管理者は水質が1種から4種、大気も1種から4種、騒音、振動、主任、一般粉塵、特定粉塵があった。その後法改正で、騒音と振動は合体し、ダイオキシンが追加になったが、13種類あるのだ。水質と大気の1種は2種から4種の上位資格である。2種から4種は単純な上下ではない。 |
その直後、またまたリストラの風に吹かれた。
新しい職場で知り合った同僚が満員の通勤電車でエネルギー管理士の受験勉強をしていた。正直それを見て私は感動した。
それでまだ受験していなかったものを順繰りに受験した。初めの失敗以降は不合格になったことはない。
二三年後グランドスラムを達成したが、この資格を持っていて何かいいことあったかと振り返ると、なかったように思う。ただ、転職するときはないよりあった方が良かったのかもしれない。
それと環境監査をするようになって、公害防止管理者を全部持ってますというのは、ハッタリがきいたと思う。
- ISO9001審査員
正確にはいつだか忘れたが、1995年か96年頃だと思う。なにかで20万くらいのお金が入った。遠縁の人が亡くなったから遺産分けで入ったのか、親が家屋敷を処分したときにおすそ分けがあったのか、なんだったのだろう? 間違っても特別ボーナスではない。
ともかく私にとっては大金である。その金を前にして家内と何に使おうかと話したのを覚えている。家内は私の好きに使えと言った。それでそのとき使途として三つの案が浮かんだ。ひとつは家族で旅行に行こうかというもの。もうひとつはパソコンを買うこと。ちょうどwindows 95が現れた時で、windows3.1を卒業したいという欲があった。最後がISO審査員研修を受けようかというものであった。それを家内に相談したら好きにしろということで、結局ISO9001審査員研修を受けることに決めた。当時も今も貧乏な私にとっては大決断であった。
上京して中野にあるグローバルテクノで受講した。当時の受講者はみな審査員になるぞという意思がはっきりしていた。また会社側として何度も審査を受けていた人ばかりだから疑問とか迷うようなことがなく、シャンシャンと講義が進んで行ったのを覚えている。
研修後にすぐに審査員補登録した。しかしどうも講義内容に納得できなかった。それで1年もたたないときにLMJで再度研修を受けた。そんなことを聞けば、バカみたい、お金の無駄使い、と言われることだろう。自分でもそう思う。確かに当時は研修料金が30万くらいで、それにプラスホテル代、新幹線代も大金だ。休暇を取るのも難しかったが、そのときの上長が良い人で、窓際だった私がそういうものにチャレンジするのを理解してくれた。
しかし家内が良くお金を出してくれたものだ。娘が高校に行っていて、まもなく大学受験という時だから、家計を考えない人は離婚だと言われてもおかしくない。家内には感謝するばかりだ。ともかく二つ受講したことでものすごく勉強になった。
では審査員補の資格は役に立ったのかといえば、うーん、どうだろう?
確かに研修はそれなりの価値はあった。しかし、研修を受けてもわざわざ登録するまでもなかったように思う。審査員補であろうと登録すると、毎年1万何千円か払わなくてはならないからね。そして96年にISO14001が現れると私はその担当になり、ISO9001は別の人の担当になったのでますます意味がなかったように思う。
しかしまあ直接的には効果は見えなかったけど、ISO14001も共通点が多いから、14001の理解が深まったとか間接的には役に立ったことにしよう。
おっと、ISO9001の審査には2000年頃まで立ち会っていたが、やって来た審査員の登録番号が私よりはるかに遅いのを見て密かに優越感は感じた。あまり意味はないか 
- ISO14001審査員
ISO14001が現れた時、これは審査員研修を受けなくてはならないなと思った。なぜなら、ISO9001の最初の審査ではイギリス人がやって来て、英語で審査した。私は英語がからっきしだが、その審査の進め方は、従来の品質保証で二者監査を受けたときと全く同じで、違和感はなかった。だからISO9001の規格さえ分れば、審査そのものはまったく私にとって新規性はなかった。
ところが規格がまだ正式に発行されない1996年から始まったISO14001の審査では、環境側面の特定方法、著しい環境側面の決定方法、法規制の洗い出しの方法などが、認証機関なのか審査員個人の趣味なのか定かでないが、とにかく審査側が想定していない方法であると「不適合」になるという情報が流れてきた。そして規格未制定であったが既に仮認証を受けた企業は、お金を取って説明会を開催していた。私も一回そんな説明会を聞きに行った。
講習会とは言え、マニュアルと手順書が電子データ付きで十何万とか展示即売会の様相で商売気マンマンである。まあ、彼らも大金を投資したからには、それを回収しなければならないのはよく分る。それにCDRなどのメディアはたかが知れているだろうけど、資料類を印刷製本すれば一式1万くらいになるのもわかる。暴利だとは言わない。
しかし驚いたのはそこではなく、話を聞くと審査はISO規格に基づいてするのではなく、審査員の思い込みというか規格に書かれていない基準によって審査するという実態であった。ISO9000の審査を何度も受けていた者の目から見ると、もう審査とは言えないメチャクチャというかデタラメだった。
要するにISO14001を認証するには、ISO規格を勉強してもダメなのである。審査する基準を知らなければダメだ。そして認証機関によって審査基準が異なるから、自分の会社が審査を依頼する認証機関が開催する審査員研修を受講しなければ、審査合格はできないという事実を知った。
まあ、これでは日本のISO14001が形式、形骸、無意味であるのはいうまでもない。
そんなことで私は会社が費用を持って受講することになった。審査員物語に出てくる取締役とか古参審査員はそういった方々の講習や審査の発言そのままである。おっとお名前もそのままにしたかったが、名誉棄損で裁判を起こされるかもしれないから、ご芳名は変えている。
研修を受けたことは役に立つどころか、研修を受けなかったら認証は無理だったのは間違いない。
ではISO14001審査員補の資格は役に立ったのかと言えば、これもISO9001同様に登録しなくても良かったと思う。
まあ私の登録番号が超早いのは自慢である。私より早い番号の現役ISO14001審査員は200人はいないだろう。おっと、そんなことは自慢にはならないか。
- エコ検定
会社に来ていた派遣の方が、環境部門で働いているのでせめてエコ検定くらいはと言っていたので、そういうものがあるのを知った。その方が教科書を持っていたので見せてもらった。
一見しただけで、うーん、お金儲け以外の何ものでもないと思った。赤ら顔の山本良一センセイ、アコギなことをしちゃいかんよ。
おっと、私は彼女のテキストをみただけです。受験するような気にはなりませんでした。
ちなみにエコ検定は下記する環境プランナーの下位資格になります。山本センセイ頭いいですね! さすが東大教授! エコ検定を受けたら次は環境プラランナーですね ♥
おっとこれらは資格ではありません。検定です。環境プランナーも検定です、キリッ
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環境監査でおじゃました某社でのこと。対応された方が「私はエコ検定に合格しています」と自慢されてました。
うーん、どういう対応が良かったのか、あれから数年経ちますが、いまだ良いリアクションがわかりません。

・すごいですね!・・・ウソっぽい
・ああ、そう・・・・・そっけない
・人生いろいろ・・・・小泉純一郎か!
・公害防止管理者の方が役に立ちますよ・・・失礼きわまる
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- 環境プランナー
どんないきさつか忘れたが、環境プランナーの講習を受けたことがある。大金を払った覚えはないから、会社から派遣されたか、どこかから頼まれたのだろうと思うが、何がきっかけは忘れた。
研修ではぶ厚いテキストが3冊位配られました。1週間くらい長時間の講義を聞きました。結局、講義で聞いたことで私が知らないことがなかったのと、内容がいささかおかしなところがあったのでそれっきりです。
一緒に受講した人と仲良くなりまして、情報交換というか、いろいろ環境プランナーのことを教えてもらいました。つまり私は受講するまで環境プランナーというものを知らなかったのです。講習会合格後にお金を払って環境プランナーに登録しなくちゃならないのです。そして毎年お金を払わないと登録が消えちゃうんだそうです。更に環境プランナーには階級があって、上位資格に進むには更なる研修を受けなくてはならず、その都度大枚をお支払いすることになるのです。もう金儲け以外の何ものでもなく、金集めのための制度設計はすばらしい! ヤマモトセンセイ乙
ところで環境プランナーがどんな価値があるのか、メリットがあるのか・・・パンフレットを読んだり説明を聞いたりしましたが、そのメリットがわかりませんでした。
登録する価値は・・放送禁止・・と思います。オワリ

本日の思い出
私の場合、環境に関する資格をとって、役に立ったかと考えると、役に立たなかったのではないだろうか。
いや、私が受験した程度の資格は小物でダメなのかもしれない。
- 環境部門の技術士ならよかったのだろうか?
そういえばウチに来た審査員で環境部門の技術士もいたが、実務をしたことがないって言っていたなあ〜。それだけでなくISO規格も分ってなくて・・・
- ドクターくらいチャレンジしろって?
田舎の工場で働いていた時、排水処理でドクターになりましたなんて年寄りの審査員が審査に来た。その審査員が消防法についておかしなことを騙ってました。審査を受けるのにお金を払っているわけで、指導するのもバカバカしい・・
まあこちらがなにを言っても、ブツブツ文句を言ってましたっけ。
それから数年経って、私が転職して関連会社の審査に立ち会った時、この方に再会しました。ご挨拶して、以前会ったこととあのときの思い出話をしてあげました。嫌な顔してましたねえ〜
ドクターって大したことはないようです。いや、ドクターになっても平均レベルの審査員にもなれないようです。
- ハイ、他はどんな資格がご推薦でしょうか?
もうネタ切れかな?
ふっくん様からお便りを頂きました(2015.07.20)
究極の環境関連資格!?
環境関連の資格・・・若いころは色々と目指しておりました!しかし建設業界にいるからかいわゆる一般市民視線で見た環境と建設業界から見た環境とのギャップにいまだ苦しんでいるふっくんです。
環境分野も様々な資格が林立しています。どこぞの民間団体やらNPOやらの作った資格も併せれば、けっこうな数になるのでは・・・ないでしょうか?
試験もなく、講習で資格が取れるものも数多あるとか
でも、資格が仕事をするわけではなく。。。持っている=仕事ができるではないのは当然でしょう。
排水を見たことがない「公害防止管理者」や分析機器に触ったことがない「環境計量士」などたまにいましたけど。
そういう私も、今は環境とは縁遠いおっさんになってしまいました。たまに地域ボランティアで子供たちに星空を教える程度です。
持続可能な社会と何年も言い続けていますが消費が増えないと経済の循環ができない今の世の中です。いつまでこれが続くのか…哀しいかな環境サミット等でのご立派な話も現実の経済活動の前では忘れ去られてしまう。環境問題は人の心が作り出すというのであれば、そういう環境問題を真摯に考えるように仕向ける心理カウンセラーが究極の環境関連資格では!?
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ふっくん様 いつもありがとうございます。
おっしゃるように環境関連資格と環境業務とは直接関係ないですね。実は私も分析機器に触ったことがありませんが「環境計量士試験合格」で「環境計量士」ではありませんのでお許しください。
私は学校など出ていませんから、資格をとればコーポレートラダーを登れるかなというスケベ心がありましたが、それは見当違いで無駄な努力だったようです。
同僚の中には50前に退職して一般廃棄物収集運搬などをしたり、タクシーの運転手になった人もいました。お金がすべてではないとも言いますが、お金にならなければはじまりませんから、少しでも賃金が高い方、いろいろメリットのあるほうに流れるのは必然なのでしょうか?
最近は司法試験合格しても弁護士にならず会社員を続ける人も多くなっているそうです。それどころか公認会計士、税理士、歯科医師などは飽和しているとも聞きます。資格はあったほうがよいけれど、その仕事よりも自分に合ったとか、お金になる仕事をした方が良いという考えなのでしょうか?
ふっくん様のおっしゃるように、経済が回ってくれなくてはどうしようもなく、資源の浪費を予防しなければならないし、一体どうすりゃいいのよと悩むばかり!
結局、自分の世代が良けりゃいいとなるのでしょうか?
カウンセラーになって教育した結果、みんなが真剣に環境問題を考えて、全員子供を作らないなんてことになったらこの世の終わり・・・ウーン、悩みますね
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