今の日本では右翼になるにはきっかけが少ない。そして右翼は一般の人からはダサイと見なされる。
それに比べてサヨクになるのはいとたやすい。そしてサヨクの人たちは一般の人から行動力のある人とプラスイメージで見られるというメリットがある。
まず小中学校で先生のお話を良く聞いているとまちがいなくサヨクになれる。
学校で先生の話なんてまじめに聞いてなかった人も大学の先輩、会社の先輩、生活協同組合あるいは街の中で声をかけられたのがきっかけでサヨクになる人もいる。あるいは環境運動あるいはカルチャーセンタにいってサヨクになるケースもある。あやしげな
市民運動の中核はかなりの割合でサヨクである。
だから右翼人口は少なく、サヨク人口はおびただしい。
右翼にもならず、サヨクにもならず、本当に日本を、憲法を、平和を、人権を考えるようになることは・・・今の日本では非常に困難な道である。
なにせ、義務教育ではサヨクになるよう先生方が一生懸命に努めているのだから・・・国家の教育機関が反国家教育をするという獅子身中の虫を飼っているようでは先が思いやられる。
寄生者というものは宿主と折り合いをつけるのが生物界の掟、その掟を守らずやりたい放題していると、やがて飼い主が寄生者のために倒れ、その結果寄生者も死んでしまう。それは寄生者の種の保存のためにならない。
一説にはエイズはまだ人に感染して間がなく、その妥協点を見出していないという。
ところで今の日本ではサヨクあるいは市民運動というのは批判勢力であることは間違いない。
ここで批判勢力とはひとつ方向を持った活動ではなく、他の人が唱える方針や制度に対して反対することをいう。
環境運動、平和運動、靖国問題、イラク派遣、なにを取り上げても、サヨクが
「○○しよう!」ということはない。彼らは常に
「○○反対」なのである。
サヨクを代表する
朝日新聞の社説は意思のない批判に終始している。
サヨクとはラッダイトなのか?という思いが湧き出てくる。
ラッダイトとはイギリス産業革命期(19世紀初め)に新しい機械などの導入に反対した「機械打ちこわし運動」をいう。運動の指導者ネッド・ラッド(Ned Ludd)にちなむ。
目の前にあるものが気にくわない、じゃあ壊してしまえ! とはあまりにも短絡的である。
その後は今より良くなるのか? その先を読まなくては幼児的発想である。
本来保守とは『現状を改善していくこと』であり、革新とは『現状を否定して改革すること』である。現状を後生大事に維持するのは、無為無策といって保守とは異なる。
ハット気づいたのだが、ISO9000とかISO14000とは保守主義の基本である。かの規格では維持(maintenance)が至上である。しかし同時に常に内部外部の変化に対応して見直して(review)いくことも至上命令なのだ。
サヨクは決して結果責任をとろうとはせず、だから永遠に主流になれず、政権をとれるはずがない。
人を批判するほうが、自らの意思で人を動かすよりやさしいことは誰でもわかることだ。
もし日本人全員がサヨクになったとき、いったいサヨクは何を批判するのだろう? いや批判する前に自己免疫となって国家そのものが崩壊することに間違いない。
もちろんサヨク、右翼といってもこれは日本国内限定の話である。
アメリカでリベラルとかコンサバティブというのは比較の問題であって、リベラルと呼ばれたものが非武装と唱え、共産主義に寛容だったわけではない。
「ネオコン」とは「ネオ・コンサバティブ」のことで、「新保守主義」のこと。その定義ははっきりしませんが、ブッシュ大統領の支持層というのが定番です。
ところでブッシュさんは日本でいう「保守」なんでしょうか? そうとは言えませんね。
朝日新聞が大好きなアメリカの民主党は中国の天安門を重大視して制裁を加えたし、その昔偉大なJFKはソ連に戦争を辞さずと語った。
今、朝日が賞賛している『華氏911』だって、911のテロの解決は話し合いをすればよかったと語っているのではなく、単にブッシュ氏が大統領として適任かどうかに疑義を呈しているのである。
日本の社民党が『テロリストと話し合って解決しよう。やられてもやり返してはいけない』と語ったのとは大幅というより全然方向が違うのである。
朝日もサヨクも勘違いしちゃいけない、朝日やサヨクのものさしでは、アメリカの民主党も共和党も『軍国主義』なのである。
本当の意味の軍国主義ではないよ、
そして大統領選挙の前哨戦において、ケリー候補がいま盛んに主張しているのは『自分がいかに勇敢にベトナムで戦ったか』であって、自分が良心的兵役拒否者や平和主義者あるいは非戦論者であったことを主張しているのではない。
ブッシュ氏も以前、予備役にいたとかいなかったとの疑惑問題があった。そのときご本人が主張したのは「私は戦場には行かなかったけれど国家に尽くしていた」ということである。
過去よりアメリカ大統領となるには勇敢なる兵士でなければならなかった。
ワシントンに始まり、歴代大統領・・・アイク、ケネディ、ニクソン・・・・ブッシュ(父)はいわずとしれた戦闘機乗りであった。
過去の大統領はみな軍隊の階級をつけて紹介されるのが普通だ。平和主義者として知られるカーターもアナポリス(海軍兵学校)の優等生であり退役時は海軍中佐であった。
クリントンはこの点、かなり分が悪い。
アメリカの民主党と共和党の軍事に関する相違は自民党の右派左派よりも差が少ない。
日本の民主党や社民党の軍事に関する知識、方針は海外では通用しない笑いものに過ぎないだろう。
もちろん国内でだって笑いものにされている。
社民党党首のみずほちゃんは「アメリカ軍のB52はインド洋の空母から飛び立ってアフガンを爆撃している」と語って失笑を買った。
家庭の主婦ならB52の大きさを知らなくても恥ではないかもしれない・・・しかし政治家まして党首なら恥だろう・・・そんな知識で日本を動かされては困る。
ちなみに彼女の頭では中国のミサイルが日本を狙っていることとか、北朝鮮の核兵器の危険性は理解できないようだ。
B52のサイズは長さ47.5m・幅56.5m、アメリカの最新空母で長さ340m・幅80mくらいですから甲板に置くことさえむりとちゃいますか
しかし、ドリトル爆撃隊ではあるまいし、B52は長い航続距離があるのだからわざわざ空母から飛び立つ必要性もなさそうな???
エッツ、ドリトルを知らない! もう遊んであげません。
話が大幅にそれてしまった。・・・・毎度のことであるが
私が右翼か否かはみなさんが決めることであって、私が決めることではない。
言い換えれば、すべてのサヨク、右翼、保守、革新の人々は皆が皆自分は中庸であると確信しているはずだ。
自分が中庸でないと認識しているということは、既に自分を偽っているということだろう。
イガラシ様からお便りを頂きました(06.04.15)
落ち着いてください
「私は右翼であるのか?」を読みました。「〜右翼とはなんぞや?という言葉の意味から考えなくてはならない。」と書いてありましたが、「街宣車に乗り〜迷惑な人々」と片付けてしまい、結局、右翼について掘り下げませんでしたね。そこで、「〜右翼になれる条件をみたしていない。」と結論付けるのは幼稚でしょう。左翼と「サヨク」の違いなんかより、主題を優先してください。
私は今日初めてこの「独り言」のページを見ましたが、あなたが「まちがい」を叩いている勢力(平和主義者、中国、朝日、9条の会、ほか)の真に核心たる部分が初見の者には読み取りづらいです。彼らの「滑稽な」お話より、実体をきかせてください。
返事をいただければ幸いです。
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イガラシ様こそ落ち着いてください!
まず私の感動をお伝えしたい
この拙文にコメントをされたのはイガラシ様が最初、いいですか!これを書いてから2年間もだれひとりコメントされなかったというかわいそうな文章なのです。
やっとこれで浮かばれます。きっと成仏してくれるでしょう。
ということは置いておいて、主題を優先ですか?
この独り言というのは出たとこ勝負、行き当たりばったりという非常にいいかげん、成り行きまかせですからね、
それに、タイトルが私の言いたいことということでもないのです。いつも私はどんでん返しとかオチとかあっと言わせようと腐心しているのです。(常連から更なるツッコミが来そうで怖い)
でも、私は自分がいいかげんだとか、浮ついているという気もしないのです。
私の信念とか願いというものは2000字とか3000字で言い表せるわけはないでしょう。私の夢、日本への期待はこのへぼなウェブサイト全体で表そうとしております。
学校と違い、社会では正解はまずない。ほとんどの場合、最適解を求めて行動するのですが、次善の策、次次善の策で妥協する、あるいはそれさえかなわず失敗に終わることも多いのです。
利益を出す企業があるということは、そのかげで倒産する企業もあり、解雇される人も多い。
日本という国家は何事もなく永遠に継続するなんてことは夢のまた夢
私は日本を失いたくないので、こんなチッポケなウェブサイトで呼びかけております。
着工から5年、いまだ未完成でガウディの聖家族教会のような感じです。
私の願いである日本人が誇りを取り戻し、自分の頭で常識を使って考えるようになるまであと何年かかるのか?
ということで回答になったでしょうか?
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