家計簿というものがある。
今はどうか知らないが 昔は主婦を相手にする雑誌の新年号の付録は家計簿と決まっていた。
家計簿っていうものは、収入と支出を書き出して、「今月は物入りが多かった」とか「どうしたらお金が節約できるか」とか考えるもととなるらしい。らしいというのは我が家では家計簿というものを記帳したことがない。
私は家計簿なんて要りません
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結婚したとき私は家内に家計簿をつけろと言ったのだが、
「そんなのいりません」と即座に却下された。
「あなたの月給も飲み代も交際費もぜーんぶ私の頭に入ってます」とのたまわったのである。
本当かよ?と疑うのは人の常
だが家内の言葉に偽りなく我が家の会計をぜーんぶ家内の頭のコンピューターにインプットして、単に記帳するだけでなく、いかにして我が家を経営していくかということを処理していたのである。そして結婚してから今までの30数年間、我が家の会計部門の力量は存分に発揮されてきた。
私たちは田舎に住んでいたが持ち家がなく結婚してから借家やアパートなどを何度も移り住んでいたのだが、下の子供が小学校に入るとき県営住宅では狭いし我が家が欲しいと中古の一戸建を買った。そのときも支払い期間を検討し、下の子供が大学に入る前にローンを払い終えるように計画し、実際に完了した。今までのところ家内の頭の中の家計処理能力はミスなく紙やパソコン内の家計簿は不要であることは間違いない。
もっとも家内はミニマックス理論なので、株を買おうとか、ドルを買って円を売ろうかというような投機性のあることには手を出さない。まあ、それは家計簿というより家計運用のポリシーというかプログラムの設定なのだろう。
いえ、正確に言えば着たきりすずめなので投資する金がないというのが本当なのだ
毎度のことであるが前振りが長くなった。
この家計簿にヒントを得た環境家計簿というのが最近流行である。
環境家計簿とは
私たちの地球を取り巻く環境に生じている問題にはいろいろな種類があります。この環境家計簿では、その中でも地球温暖化問題を取り上げ、この問題を解決するためにみなさんの協力を求めています。後ほど詳しく述べますが、地球温暖化の主要な原因は二酸化炭素(CO2)排出量の増加です。このCO2は私たちの生活のありとあらゆる場面から排出されており、私たち一人ひとりの努力で少しでもCO2の排出量を減らすことが求められています。

ところで、このCO2の排出量を減らす努力というのは、ほかの様々な環境問題にも良い結果をもたらします。例えば、みなさんの生活には水道の利用は欠かせませんが、上水・下水の浄化のために膨大な電力が消費されます。この電力を供給するために、火力発電所では大量の石炭や石油が燃やされ、その結果、膨大なCO2が発生します。そこで、なるべく水を使わない、汚い水を流さないことが重要になるのですが、そのことによって、結果として、水資源の保護や下水が流れ込む河川や湖の水質悪化の防止にもなるのです。
また、CO2の排出量を減らす努力は、家計の節約にもつながります。家庭で消費される電力を発電するために膨大なCO2が発生します。そこで、少しでも電力の消費を少なくすることが重要ですが、そのことにより、電気代が安くなるのです。
つまり、この環境家計簿は、CO2の排出量を減らす行動を実践することにより、地球温暖化を防止するとともに、ほかの環境問題の解決にも貢献し、なおかつ家計の節約にも結びつけることを目的としています。
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だそうである。
では環境家計簿の例を見てみよう。
計算項目 |
項 目 |
単位 |
CO2排出係数
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消費量(購入金額) |
CO2排出量(kg)
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電気 |
kWh |
0.12 |
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都市ガス(LPガス) |
m3 |
0.64(1.8) |
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灯油 |
l |
0.69 |
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水道 |
m3 |
0.16 |
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ガソリン(軽油) |
l |
0.64(0.72) |
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ゴミ |
kg |
0.24 |
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菓子 |
1,000円 |
0.46 |
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清涼飲料水 |
1,000円 |
0.61 |
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酒類 |
1,000円 |
0.40 |
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|
たばこ |
1,000円 |
0.20 |
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本・雑誌 |
1,000円 |
0.43 |
|
|
化粧品 |
1,000円 |
0.40 |
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|
衣類 |
1,000円 |
0.41 |
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家具 |
1,000円 |
0.52 |
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家電製品 |
1,000円 |
0.49 |
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合 計 |
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※各項目の消費量(購入金額)を、単位にあわせて記入してください。
消費量(購入金額)とCO2排出係数をかけた値がCO2排出量です。
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能のない私は環境家計簿からヒントを得て・・・・
ああ!誰だ? 例の
エコラベルの伝だなと先読みしたのは?
実はそうなんです。

環境家計簿のようにいくつかの項目を調査することによってあなたの日本人らしさ、国民としての認識度合いをはかろうってのです。
もっとも手本とする環境家計簿そのものが、財務諸表のように法律で決まっていたり標準化されているわけはありません。今のところ、いろいろな団体や学者が思い思いに作っている。
当然であるが、私がここで提案する
国民家計簿(仮称)も確固たる根拠があるわけでもなく、早い話がでたらめである。
私が思うに、このホームページにアクセスしていただいている方々はみな日本人として模範的、理想的な方であろうから、せいぜい思い思いのデータを入れて笑ってもらおうという以上の意味はない。
なんか国民家計簿というより国民としての意識の指標のようです。
というわけで最後に来て心変わりしてしまいましたので、改名します。
昔IQならぬEQなんてのがありました。
IQとはintelligence quotient知能指数、EQとはeducational quotient教育指数でありました。
ここに、RQ(republic quotient)すなわち民主主義指数を提案する。
本日のまとめ
ダジャレなら負けないぞ!
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